イマココLIFE

キャリア18年の研修講師。少し心が軽くなるセルフケアやマインドフルネスの事、研修講師のお仕事を綴ります♪

視線、視点、視座

2023年03月16日 | イマココ

こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)
ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。



「あれ?こんなところに花?」

それは昨日のキッチンでの事でした。
シンク脇に一時的に置いてあるゴミ袋の中に、緑色の花を見つけたのです。

お花なんて棄てたかな?と取り出したら、
朝使った小松菜の根の部分でした。

可愛い〜!


同じものを見ても
同じ言葉を聞いても
同じ体験をしても

その事実・実体は変わらないのに、見え方や受け止め方や感じ方は違ってくる。
違っているのは”自分”の方なんだな…と思った体験でした。


「ゴミ」
として廃棄した小松菜のお花。
取り出して、よく洗って(もともと一時的に野菜くずを取り分けておいただけですが)取っておきました。

後でスープストックを作るのに使おう!


今日もお読みいただいてありがとうございます。



まわりに感謝すると、幸福感が高まります

2023年03月13日 | マインドフルネス

こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)
ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。

ブログトップの画像は先日のリトリートの後、ひとりで宿泊した長崎のホテルで頂いた朝食からの「鯛の鯛」です。

地元の美味しいものがたくさん並んだ食卓。
五感で五味をマインドフルに味わったら、1時間半もかかってしまいました🤣

尾頭つきの鯛を平らげたら(ダジャレでありません💦)、「鯛の鯛」が出てきました💕

宿泊客のために丁寧に作られた朝食。
魚や肉、食材。本当にありがたいなぁと感じます。


さて、今日は小さなワークをご紹介します。
それは「感謝のワーク」。

毎日忙しい私たちは、「ありがとう」という言葉に気持ちがこもらず、つい、流れの中で深く意識せずに発してしまう事も少なくありませんね。

私たちが日常を”普通に”送ることが出来るれのは、決して当たり前ではなく、周りの少しづつのサポートや配慮の積み重ねの賜物なのかもしれません。

それらをちゃんと認識して感謝すると、「みんなから応援してもらっている」「助けてもらえている」「優しくしてもらっている」と自覚できます。
幸福感、充足感が高まるだけでなく、自己肯定感がとても高まり、自分自身が誰にとっても大切な存在なんだと感じられるようになってくるのです。

自分に向けられた優しさを認識できると、他の方への思いやりの気持ちも高まり、優しくできるようになるかもしれません。

【やってみよう】
オススメは、夜寝る前のタイミングです。
ノートやメモ帳とペンを用意します。

1、「今日のありがとう」と書きます。

2、身体の余計な力を抜いて、目を閉じて、少しゆっくりとした呼吸を繰り返します。

3、今日、1日過ごした中の「ありがとう」のエピソードを思い出してみましょう。
特別なことである必要はありません。
ささやかなこと、何気なく過ぎたことの中にも「ありがとう」と言えることはあるかもしれません。
例)食卓に好きなおかずが並んでいた。電車を降りるときに、道を譲ってくれた人がいた。マンションの花壇にきれいな花が咲いていた。などなども感謝のタネです

4、エピソードが浮かんだら、書き出しましょう。
・いつのことか
・誰が何をしてくれたのか
・その時の気持ち

✱詳細に書く必要はありません。シンプルに

5、エピソードを3つ書きましょう。
3つのエピソードを書き終わったら、静かに読み返します。必要に応じて付け加えることがあれば付け加えても構いません。

6、再び目を閉じて、一つ一つのエピソードの対象を思い浮かべながら、心の中で「ありがとう」と伝えましょう。もちろん、声に出して伝えても構いません。

【ポイント】
3つのエピソードを書き出すのが難しいと感じたら、2つのエピソードでも大丈夫。
毎日続けると、小さな感謝がたくさん見つけられるようになってきます。

日常の中で、小さな「ありがとう」を見つけられたら、その対象に心を込めた「ありがとう」が言えるといいですね。

このワークは、お子様にも向いています。
お子様とご一緒にやってみても❤

5月からスタートするマインドフルネスストレス低減法コース

今日もお読みいただきありがとうございます。



一期一会 ✱「自分に優しさを向ける呼吸瞑想」動画あります

2023年03月10日 | マインドフルネス

こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)
ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


私にとってこの春は、多くの出会いに恵まれています。
ずっとオンラインしかお会い出来なかった方々と、直接会って話してハグをして!

あぁ、時間と空間を共有出来るって素晴らしいなぁ!
こんなにいいことなんだなぁ!とつくづく実感する日々です。

さて。
「一期一会」

この言葉は、人との関わりについての文脈で使われることが多いですが、
最近、私は自分との向き合い方も「一期一会」だなぁと感じています。

身体や心は常に変化していて、固定化されているものは一つもありません。
刻一刻と、歳を重ねて「老化」していきますし、周囲の環境が少しずつ変化するに伴って、物の見方や考え方も変わってきます。

他の人との関わりも大切ですが、自分自身が
今、この瞬間、どういう状態であるか
にもっと関心を向けてあげたいですね。

この瞬間の自分とは、もう二度と会えないから、大切に向き合って労って、そして励ましてあげましょう。

今日は動画を貼り付けておきます。

以前添付したのは、すこしガイドが「硬い?」ような気がしましたが、今回はご受講者を前にガイドしている環境のものです。

自分に優しさを向ける呼吸瞑想です。
よろしかったら静かな環境でお試しくださいね。
(15〜18分程度)



5月からMBSR(マインドフルネスストレス低減法)のコース

マインドフルネス内田尚 | Wellness Lab-Magnolia

科学的にストレス低減効果が実証されているMBSRマインドフルネスプログラムの国際基準認定講師が、マインドフルネスとコミュニケーションであなたのウエルネスをサポートし...

WellnessLab-Magnolia


今日もお読みいただきありがとうございました。



パニックになりそうな時

2023年03月08日 | マインドフルネス

こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)
ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。


3月に入り、防災に関する情報を見聞きする機会が増えました。
東日本大震災の日、阪神淡路大震災の日、関東大震災の日、それ以外にも熊本、新潟、北海道などなど、日本は各地で甚大な地震災害を経験してきました。

思い出すだけでも辛い出来事を経験してきた方の中には、「辛い」という言葉では済ますことができないほどの状態になってしまう人もいます。

トラウマ
PTSD

などを抱えている方も少なくないでしょう。


ハラスメント研修やハードクレーム研修などの受講者の中には、扱う事例などで自分の体験がフラッシュバックされてしまう方が時折いらっしゃいます。
ご本人や企業側から事前に情報をいただける場合は、事例の扱い方をアレンジしたり、ディスカッションテーマを少し変更したりと、柔軟に対応しています。

しかし、自分の中で無意識にトラウマや苦しさを封印している場合は、自分も周囲も心の準備・環境の準備が出来ていません。
研修だけでなく、日常のふとしたきっかけでパンドラの箱を開けてしまうような時もあるかもしれません。

実は、私自身がつい先日、その体験をしました。
ハラスメント研修中、事例の1つとして「呼び方・あだ名」についての実体験を話したときのことです。

私は小学一年生の時、同級生の一人にあるあだ名をつけられました。
それはある小さな生き物の名前でした。飼いたいほど好きな人もいると思いますが、多くの人が目を細めるような、”愛らしい”見た目ではない(”醜い”とされる)生き物です。

私は本当にイヤでした。
ただ、その同級生が怖くて我慢し、呼ばれても笑って誤魔化すしかありませんでした。

そのうち、クラスの全員がそのあだ名で呼び、先生までもが呼ぶようになったのです。
辛い日々は名付け親?とクラスが離れるまで5年間続きます。

研修中にこの話をふと思い出し、事例として話しました。
すっかり忘れていた過去の思い出話として話し始めたのですが、強烈に身体が反応しとても驚きました。

胸はドキドキするし、手足は震えてきます。
喉が詰まるような感覚で、声も出にくくなりました。
40年以上前に経験した、恥ずかしさや怒り、情けなさが感情として湧き上がってくるのを感じました。
正直、涙を我慢するのも大変でした💦

苦しさは消えていなかったんだ!とビックリしながら、マインドフルネスの練習を重ねていて良かったなぁ…と、つくづく自分に感謝しました。

感情の渦に巻き込まれて、言葉が出なくなってしまっては、研修講師としてご受講者にご迷惑をおかけしてしまいます。講師の仕事を全うさせてくれてありがたかったです😢

また、40年経てもこんなに苦しさが生々しいのだと言うことを、冷静にお伝えする事も出来ました。
(『ウケると思って』や『イヤだと言わなかった』等、行為者の「勝手な意図や思い」の果てにある、影響を再確認出来ましたね)


MBSR(マインドフルネスストレス低減法)は、ストレスのきっかけ自体をなくすことでは無く、ストレスに対してどの様に接し、対応するかを学び、練習によって力を養うものです。

かつて、タイで少年たちが洞窟に閉じ込められてしまった遭難事故がありました。
食べるものが殆どない中で10日間、命を永らえ救出されました。
サッカーコーチが一緒で、僧侶だったそのコーチは、少年たちと一緒に静かに瞑想をして過ごしたそうです。

静かに「今起きていること」を客観的に観察することで、仲間がいることや、水はちゃんとあることや、心配している皆が助けようとしていることを思い出せたのでしょう。

私の場合はごく小さな経験ですが、マインドフルネスや瞑想の大きな効果の一つです。

✱PTSDやトラウマのように、命や心身の危険に晒された方の場合は、専門の経験豊かな医師、心理師や有資格のカウンセラーへのご相談をおすすめします。
MBSR講師には精神科医、心理師も多数います。ご紹介出来ますので、ご相談くださいね。

5月からMBSRのコースが始まります。

「評価を手放す」ストレスを軽くする方法

2023年03月04日 | マインドフルネス

こんにちは。

MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)
ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。

3月に入り、お花屋さんにも春の花が多く並んでいるのを見ます。
街中にも梅の木が花をほころばせているのに気づくと、寒さは変わらなくても気持ちが温かくなるように感じます。


私たちの「気持ち」は、本当に目まぐるしく変化しますね。
”さっき泣いていたのに、もう笑った!”
と、子どもをからかったりするほどにコロコロと変化します。

365日お天気は変化していて、同じ状態がずっと続くことが無いように、
私たちの心の中もずっと喜びが続くことはありません。

何かいい事があったとき「この幸せがずっと続きますように!」と願う。
でも一方で「全ては移りゆくものだ」という真実を受け入れていられれば、幸せが薄れたとしても少しラクかもしれません。

晴れ
曇り

様々な天気の移り変わりがありますが
その一つ一つに「いい」「悪い」はなく、ただ、今はその状態にあるという事実があるだけです。いい、悪いは概念に過ぎません。

MBSRマインドフルネスストレス低減法を開発したジョンカバットジン博士は、マインドフルネスを学ぶ上で大切な「7つの態度」を示しています。

1. 自分で評価をくださないこと
2. 忍耐づよいこと
3. 初心を忘れないこと
4. 自分を信じること
5. むやみに努力しないこと
6. 受け容れること
7. とらわれないこと

評価しない、ジャッジしない。
これはなかなか難しいことで、自分自身のことも他人のことも、お天気のことさえも「いい」「悪い」と評価してしまうものです。

ストレスを低減させるためには、機械的に評価してしまっていることに「気づく」事が大切です。
成りゆきを静かに見守ってみることです。

瞑想をすると、自分が知らず知らずに多くのことを評価していることに気づきます。

気づけることは、手放せる第一歩と言えるかもしれません。


今日もお読みいただきありがとうございます。