釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アカメフグのしゃぶしゃぶ・スミイカの刺身

2017-11-27 06:01:00 | 釣魚料理
11月18日の野毛屋さんでの釣果は、母親たちが来る翌日に全て平らげちゃう予定。

アカメフグは熟成が必要だから翌日じゃ旨味が乏しいのでは。と不安だったところ、刺身にせずに加熱するなら支障がないと、野毛屋の旦那さんに教わったから安心して振る舞ってあげますよ。

なので、釣行当日は釣果のうち下ろしたスミイカの身を整えた切れ端とエンペラ、シロギスの糸造りの2種盛りで予告程度に味わう。


(左シロギス、右スミイカ。皿は自作のカレイで。)

良型シロギスは、はんなりとした爽やかな旨味が良い。
新鮮そのもののスミイカは、サクッと噛みきれて甘~い。コリコリのエンペラも旨~い。これは釣らねば味わえないね。
今季、エギスミイカに乗れなかった後悔が少し和らいだよ。


(綺麗な刺身だね。)

母親と妹夫婦を迎えた翌日は、透き通る身が美しい刺身に仕立てる。
チョットだけねっとり感が出たものの、変わらず歯切れが良くて旨味が増してる。
妹夫婦は釣りもののスミイカの味に驚いてた。
そりゃそうだろう。普段食べられる代物ものじゃないよ。


(アカメ4匹分をドーン。)

メインのアカメは4匹全てをチョイ厚の刺身に下ろして大皿に盛り付ける。量があるから最後の方は雑な盛りになってますがね。

しゃぶしゃぶは我が家の冬の定番。
アカメでは一番お勧めの食べ方だ。熟成させてなくても、しゃぶしゃぶするとプリッとした身は旨味十分。

軽くしゃぶして白くなった身をポン酢でいただくと、旨い!旨すぎる~。
(≧∇≦)

やはりアカメフグは最高ですよ。


(集合写真。)

しゃぶしゃぶの〆は雑炊で、これまた絶品なのは言うまでもない。皆でペロッと平らげたよ。

この他にも数点釣魚料理を揃えた釣果三昧の食卓だったのだけど、撮り忘れて写真はなし。

冬の楽しみのアカメのしゃぶしゃぶ、今季は何回味わえるかな。

・アカメフグのしゃぶしゃぶ
・アカメフグの薄皮の湯引き
・スミイカの刺身
・スミイカのゲソ茹で
・茹でイイダコ
・シロギスの糸造り


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【感】「運慶展」を観る

2017-11-24 06:01:00 | 雑感
2017年9月26日~11月26日まで東京国立博物館で「運慶展」が開催されている。
教科書にも載っている東大寺金剛力士像で有名な運慶は、平安~鎌倉時代に活躍した日本一高名な仏師。


(目力凄い。)

そんな運慶の有名どころの作品が、史上最大と言われる規模で一同に会すとなると、観なければなるまい。と、かみさんと連れ立って行ってきました。


(ズラッと行列。)

開館直後に着いたものの、東京国立博物館(平成館)は入館1時間待ちの大盛況。さすがの人気だ。


(国立博物館とスカイツリーのコラボ。)

各仏像はほぼ全てが360度ぐるりと鑑賞できるように展示されている。

過去に運慶の仏像を見たことがあるはずだけど、こんなにも間近でじっくりと観るのは初めて。

解説されているとおり、運慶が手掛けた仏像は、それまでの仏像とは一線を画し、写実的で力強く、生身の人間を匂わせるほどの生命力を感じる。
当時の仏師からすると、とても革新的だったのだろう。


(平成館の2階が展示会場。)

一体一体をつぶさに観ていくと、ポーズと共にたなびく衣の動きなど、繊細な表現なのに造形は大胆。しかも計算し尽くされたようにあくまでも自然だ。
立像は腰と、特に肩の表現が躍動感を演出してる。素晴らしいな。

今にも動き出すかのような生命力を湛えた姿、一瞬を切り出したようなその姿を、カメラなど存在しない900年も前によくぞここまで表現したものだ、とその力量に圧倒される。

ルーブルで「ミロのビーナス」や「サモトラケのニケ」を見たことがあるけど、この感動はその時を上回ったな。
展示されている数々の仏像は日本が世界に誇れる芸術ですよ。

まだ観ていない方はぜひ、とお勧めしたい。



(久しぶりの豆腐脳。)

1時間半掛けて鑑賞した後はアメ横まで足を伸ばして、いつの間にか増えていた中国食の露店でお昼をする。
及び腰のかみさんを説得して、周りは中国人の観光客ばかりの中で、大連で食べた時以来の豆腐脳と油条をいただいた。
ちょっと胡麻油が多かったけど、満足でした。

帰りがてら銀座にも寄りますか。


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【釣】目的は達成するも年間目標は絶望的 (アカメフグ 11/18 野毛屋)

2017-11-22 06:07:00 | 釣り
雨予報だろうが臆せず挑む今季2度目のアカメフグ釣行。
翌日我が家に来る母親と妹夫婦にアカメのしゃぶしゃぶを振る舞うためにも良型が欲しいところ。

5:00着で駐車カードは10番目。
目の前が花王迷人劇場さんの車で、本日はDAIWAのタイラバ大会があるので、それに参加なんですね。


(ほとんどがタイラバ大会の方々。)

このあと花王迷人さんとお話しし、同じリアランサー使いとして、竿の使い方と使い分けについて教わった。ためになりました。
現在手持ちはリアランサー1本なんで、次は硬めの竿が欲しいな。


(朝のうちは曇りでしたよ。)

大会のマダイ船の一方でフグ船はスカスカで、朝の受付時点で6名ほど。左舷艫2番目をチョイスした。
結局、出船までにポツポツと人が増えて片舷6名ほどになったけど、前回の満員と比べたら余裕の釣り座ですよ。


(潮はこんな感じ。)

八景沖で釣り開始。
大潮だけどそんなに潮は行かない、と言うよりちょっと緩いか。
暫く誘ってもアタリなく、数度の流しでようやく船中型を見た。
朝のサービスタイムでポツというペースだよ。

チョンチョンというアタリで掛けたファーストヒットは良型のトラギスで、今回もゲストスタート。


(雲が厚いけど雨はなし。)

アカメが来たのは40分後。
誘い下げをゆっくりしてゼロテンを長めに取ったところに出た、微妙なアタリでサクッと掛けた。


(いいとこに掛かってるよ。)

小型のアカメが獲れてオデコ回避にほっとする。あとは7人でしゃぶしゃぶが出来るくらいの数か型が欲しいぞ。

付けエサのエビはほぼ原型のままで喰われてない。やっぱり今日のアカメは積極的に喰わないみたいだ。
誘い下げとゼロテンを長く取って喰わせる時間を設けるものの、アタリが遠い。

2匹目が獲れたのは1時間後で、やはり小型。これもアタリで口に掛けたけどエサはほぼ喰われてない。
活性が低いのか手が合っていないのか、いずれにせよ朝のサービスタイムで時速1匹ペースじゃ厳しい展開になる予感だよ。


(沖堤に移動。)

船中もポツと揚がる拾い釣りの状態で、船長は数流しすると場所を変えてくれる。
途中、リリースサイズのチビショウサイを揚げて時速1匹をキープしつつ、良型シロギス、イイダコを挟み、久々のガツン!が来たのは11:00過ぎ。

チョンと竿先が沈んだアタリでアワセると、ガツ!と竿が止まり、穂先が突っ込みを見せる。ゴリ巻きするとゴンゴンという良型アカメの引き。これだよ、これ!こうでなくちゃ。


(やっと会えましたね。)

しつかりと口元に掛かってるのを確認して抜き揚げたのは、35cm級の良型。
久しぶりに健船長に記念撮影してもらえたよ。
この型があれば食については一安心。しゃぶしゃぶを確定できる。


(寂しい桶ですよ。)

その後は上げ潮に期待してたものの叶わず、更にペースが落ちて時速1匹を下回る状態。
やる気がないアカメを如何にその気にさせるかが問題なのに、答えが出ないまま時間が過ぎる。

雨は降ったり止んだり。

13:00を回った頃、竿先に出たモタレでアワセると、再びのガツン!
良型来たよー。とほくそ笑んで巻くものの、ゴンゴンはなく重量感のみ。

揚がってきたのはスミイカ。
今季、行こうと日を決めた途端に終了しちゃって行けず終いだっただけに、嬉しいゲスト。刺身が楽しみだ。

スミ爆弾を恐れつつ取り込んで、袋に仕舞う際にチョッとだけ吐かれて床に着いちゃった。直ぐさま海水で流して綺麗にお掃除しましたが、面目なかったっス。


(健船長のブログから拝借。ビビって逃げ腰ですな。)

そして沖あがり。
結果はアカメ4匹で釣果はイマイチ。
だけど、良型が揚がったんで、しゃぶしゃぶには十分だろう。スミイカも獲れたし、目的は果たせたぞ。


(あがります。)

今年もあと1ヶ月半。その間の釣行は行けてあと2回。
今年の目標は竿頭シール3枚だったけど、現在1枚で、あと2回とも頭はまず無理だし、アカメは竿納めにして次回は別の釣りものにするつもりだし、未達確定だ。

せめて竿納めは野毛屋さんでツ抜けて締めたいな。

・アカメフグ : 4
・ショウサイフグ : 1 (リリース)
・スミイカ : 1
・シロギス : 1
・イイダコ : 2
・トラギス : 1 (リリース)
船中1~10
大潮


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【釣】釣行前記 11/18(野毛屋)

2017-11-18 06:37:00 | 釣り
前回のショウサイフグとアカメフグ両狙いの贅沢コースはアカメ2とショウサイ4の不完全燃焼だった。

今度こそ良型アカメを獲るぞ。と気合いを入れて準備をしてたものの、土曜日の予報は雨、しかも冬将軍の到来で今年一番の冷え込みだという。


(これですよ。)

しかし、そんなもんじゃ止まりませんよ。
前回が満船だったから、反って空いてて良いでしょう、ってなもの。

明日我が家にくる母親たちにフグの鍋を振る舞うために頑張るぜ。と、気合い十分。


(タイで盛況。)

と言うことで野毛屋さんナウ。


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【釣】アカメフグの刺身

2017-11-16 06:01:00 | 釣魚料理
11月3日に今季初の贅沢コースで揚げたアカメは、8日の熟成で開封。
小振りな2匹しかないから料理するのは見送って、初物だし、全て刺身にしますか。


(集合写真。)

手にしたアカメは身がしっかりしていて、まだまだ熟成できそうだ。
なるべく薄く、薄~く下ろそうとするけど、腕が足らない。
綺麗なフグ刺しが引けるようになりたいよ。


(こんなもんで。)

いただいてみると、さすがはアカメ、噛めば旨味の泉湧く、という感じ。やっぱり旨いなー。
ショウサイと比べても旨味の後味というか、余韻が長く残る気がする。

下ろし身でチョイ厚くなった箇所がコリコリの歯応えで、噛み疲れるほどの弾力。もう2日、3日寝かせれば丁度良かっただろうか。


(これも定番。)

薄皮の湯引きは、ショウサイのと比べても、香りと甘味がより強い気がする。

これから冬を迎えるにあたって、フグの鍋物、とりわけアカメのしゃぶしゃぶはシーズン中に何度もいただいちゃう待ち焦がれる一品。

次こそは良型を揚げてありつきますよ。


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