釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】手強い冬タチに悶絶する (2024/02/10 タチウオ 三喜丸)

2024-02-26 05:36:00 | 釣り
湾フグ釣りの谷間を埋める釣行に選んだのはタチウオ。

相模湾で好調に揚がっているようだから釣り教室でお世話になってる庄治郎丸さんに行こうと思ったら早々に予約で一杯。

ならば、といつもお世話になる三喜丸さんにした。


(お世話になります。)

開店直後の5:35着で左舷舳1番目をゲット。

三喜丸さんは宿前停泊の船に道具を置いて席取りするシステム。
席を確保したら、駐車券を受け取って柴漁港の駐車場に車を停めた後に受付けする。

受付けしたら粉から落としたコーヒーをいただいて温まる。
ありがたいサービスね。


(一番手前がタチウオ船。)

乗船して準備に掛かる。

竿はライトレーダーメタルタチウオにリールはFM400。
仕掛けは5号→10号の自作逆テーパー1本バリ。
オモリは80号とのこと。

40〜80号のオモリを持って来たけれど、80号が1つしかないから大事にしないと。


(出船。)

左舷5名、右舷6名だったかで出船。
舵を摂るのは正道船長だ。

タチウオは朝がチャンスタイムで、日中になるほど渋くなってくるだろう。
スタートダッシュが肝心かな。


(潮はこんな感じ。)

渋くなると何をやっても反応してくれない気難しさがあるし、特に冬場のタチウオは難しいと聞く。
実際はどうでしょうか。


(船が集って来た。)

第二海堡近くで釣り開始。

日差しがあって、風はそよそよ、うねりはなく釣り日和のコンディション。
ただ潮は早い。

水深50mほどで、タナは43〜41mなど2mくらいの範囲でピンポイント。

まずは小さめのシャクリ幅のノーテーションフリーフォール(NFF)で誘う。
リールの巻きは1/4回転でも2mの範囲を探るなんて直ぐだぞ。

開始10分。
アタリが出る。

その場で誘い続けると素直に食い込み竿先が引き込まれる。
アワセをくれるとズンと来る手応え。
掛けた!

電動オンで突っ込む竿先。
左手で竿の胴を支えてグングン来る重みを楽しむ。
タチウオは平たいからかなり引くんだよね。


(7:36に1匹目。)

指3.5本サイズのタチウオをゲット。

船中2番目かな。
正道船長からタナを聞かれて「42m!」と答える。


(尻尾を食われてました。)

エラを切って桶に放り込み血抜き。

打ち返してNFFでねちっこくタナを誘うとアタリはあるし、案外素直に食い込みまでいき、そう時間を置かずに追釣する。

周りを見ても船中ポツポツとタチウオが揚がり始める。
当たりタナは42mだ。


(タチウオ船団形成。)

活発な食いじゃないけれど、NFFだと反応してくれるようだ。

集中してモタレや居食いを捉えれば食い込みまで持って行けるぞ。

冬タチは厳しいと思っていたのにイケんじゃね?


(8:54に5匹目。)

開始1時間半で5匹目を揚げて船中トップのペース。

タチウオは年1回乗るかだけど、意外と良い線いってるんじゃない?
これはツ抜けちゃうんじゃない?
今回も頭をいただいちゃうんじゃない?

などと調子に乗っていると、段々とタチウオの食いが収まってペースが落ちて来る。


(広い範囲に船団。)

これまでと同じ誘いでも口を使わなくなる。

魚の反応は大いに出ているそうだから、これまでが朝のサービスタイムで、これからが通常営業の冬タチなんだろう。

噂通りに手強くなって来たよ。


(必然的に風景写真が増えるよ。)

NFFのシャクリ幅を変えたり、早巻き、遅巻き、ただ巻き、ステイ、ユラユラ、シェイクと様々なアプローチを試みるもなかなか食い込みまで行かない。

ハリの手前までエサを食われるから反応させることは出来ているし、たまに食ってくれるヤツに当たる。

NFFに口を使うようだから、ねちっこく飲ませるくらい時間を掛けるれば良いのか?


(船団も散らばり気味。)

「盛り盛り反応出てるよー」

と船長アナウンスがあるけれど船中は沈黙。
たまにポツと出る程度に失速。
アタリが出てもワン切りや掛けても巻きバレがあって足踏みが続く。

ネチネチやり続けて1時間振りに掛けても、一体何にタチウオが反応してくれたのか正解が分からない。

こうなるとパターンじゃなくて、個体差でたまたまその場にいたその気があるヤツを掛けるしかないのかもしれんな。

ネチネチとそんなヤツに当たるのを待つしかないのかもしれん。

そんな状況でも集中力を切らさないのは湾フグで鍛えた賜物ね。


(手強いよ。)

流し変えのタイミングの回収時に2つ隣の方のテンビンとPEがオマツリ。

オマツリを外し終えたタイミングで船が動き出し、慌てて釣り座に戻って回収しようと電動をオンにしたところ、ガガッ、ブッン!とPEが破断してしまった。

PEラインがガイドの足に絡んでいたようで擦れて切れてしまった。
穂先を折らなかったのは良かったけど、残り7mのライン以下テンビンとオモリを消失。
確認を怠ったミスですね。

80号オモリは1つしか持ってなかったから30分早く自主あがりとし、お片付け。

片付け終わればあとはボーッと眺めるのみ。


(自主あがり。)

結果は8匹。

途中までツ抜けるかと思っていたけれど届かなかった。

もうちょっとタチウオをその気にさせる誘いの引き出しがあれば良かったのだけど、初の冬タチなら及第点かな。


(本日のタチウオ。指4本サイズが多かった。)

最後まで集中力は切れなかったけれど、1日中80号オモリでの誘いに広背筋が限界。
背中が悲鳴をあげましたよ。

手強かったけれどタチウオ釣りは楽しかった。
冬タチ、また乗ろうかな。


・タチウオ : 8
船中2〜11
大潮


🐟

【釣】釣行前記 (2024/02/10 三喜丸)

2024-02-23 06:33:00 | 釣り
暫しフグ釣りは休憩することを決めて、前回はアジ釣り。
さて、今回は何を釣ろうかなと考えて思い立ったのがタチウオ。

誘いからチョンチョンと小さなアタリが出て、食い込むとグイングインと引く釣り応え。
誘いのハマりパターンを探す面白さもあるし、ハマらないと見向きもされない難しさもある。
冬場で脂が乗った食味も大いに楽しみ。

しかし、冬場のタチウオは一段と手強く難しいと聞く。

これまでタチウオは素直に食ってくる夏タチしかやったことがなく、冬タチは初めて。
冬タチでは数は多く獲れないだろうけれど、数匹釣れれば食には十分だろう。

脂ノリノリのタチウオの塩焼きと蒲焼きを食べたいな。


🐟

【感】還元ついでに遅ればせながらの初詣に行く

2024-02-19 06:05:00 | 日記
2月3連休中日の建国記念の日。

天気が良くて暖かい予報だからどこか行こうかとかみさんに尋ねると、多摩市でauペイ決済20%還元キャンペーンをやっているから行きたいという。

20%はデカイから行くぞ、と話しは纏まり、買い物だけじゃつまらんから初詣に行こうとなった。

折角なら東京五大神社の御朱印をコンプリートしたいそうで、まだ行っていない大国魂神社に行くことに。

東京五大神社とは、日枝神社、明治神宮、靖国神社、大国魂神社、東京大神宮とのこと。

この内行っていないのは日枝神社と大国魂神社。
ただ、明治神宮は何度か行っているのに御朱印を貰っていないのでまた行かねばね。


(やって来ました。)

大国魂神社は大学時代に何度も前を車で通ったのにお詣りしたことがなかった。

何十年振りかに府中駅近辺を訪れたら、その変わり様に驚いたね。


(参道。)

神社の駐車場はあるものの当然満車。
敷地併設のコインパーキングも満車。

あてが外れたけれど神社前の商業施設、ミッテン府中地下の市営駐車場に停めた。
近いからいいか。

(随神門。)

ポカポカ陽気で参拝客も多い。

神社で結婚式を挙げられるそうで、この日は2組をお見掛けした。

晴れた穏やかな日で良かったですね。


(撮影スポットあり。)

本殿前には参拝のための二人一組の行列ができている。
賽銭箱が3つ並んでるから3列かと思いきや真ん中の賽銭箱のみの行列だ。

ご利益に差はないだろうに、真ん中で拝みたい気持ちは分かりますよ。


(本殿。)

真ん中の行列に並んでお参り。
家内安全・無病息災をお願いしたけれど、爆釣祈願を忘れた。

毎年神頼みしていたのに後ろの行列に気を使って参拝を急いでしまった。


(梅が咲いてました。)

かみさんお目当ての御朱印を貰いに拝殿横の社務所へ。

番号札を貰って待つのだけど、仕上がると受付前の電光掲示板に番号が表示される。
神社も進化してるね。


(今年はイケるか。)

おみくじを引くと大吉。

「よく人につくすとさらによい運に恵まれます」

とある。

今年の釣り教室で参加者の皆さんに尽くさしていただきましょう。


🐡

【食】アジの刺身・なめろう・アジフライ・南蛮漬

2024-02-16 06:09:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへの午前アジ釣行はコンディションに恵まれて57匹の釣果。

野毛屋さんに20匹ほど引き取っていただいたんで助かりましたわ。

まず当日は新鮮なアジの旨さを堪能しますよ。


(脂乗ってます。)

アジの刺身。

爽やかな旨味と脂が乗ったコク。
どうして新鮮なアジはこうも旨いかね。


(定番ね。)

アジのなめろう。

刺身で旨いのに、更に薬味と味噌を加えたらもう堪らんですよ。

白飯にも日本酒にもバッチリ合う。
オン・ザ・ライスでかっ込むのが良いのよ。


(集合写真。)

新鮮なアジはコリコリの身に爽やかな旨味。
裏切らない安定の旨さね。

そして翌日。
お待ちかねのフライを仕立てる。


(これですよ。)

アジフライ。

衣はサクッと身はふっくらフワッと。
青魚の風味がほのかに鼻に抜ける。
フワフワの身には一切の臭みなし。

これを食べたくてアジ釣りに行くと言っても過言ではない。


(たっぷり用意。)

アジフライにはタルタルソースを添える。
たっぷり乗せてフライを頬張ると絶品よ。

「旨っ!」

皆で唸る。


(集合写真。)

この味を覚えて外でアジフライを食べれなくなってしまっては、自分で釣って仕立てるしかない。

舌の記憶に刻まれたこの味はもう忘れられない。
何とも罪なアジね。

そして、楽しみなもう一品を仕込んで翌日にいただく。


(これも絶品。)

アジの南蛮漬。

仕込んでから冷蔵庫で1日寝かせると、南蛮酢の角が取れて円やかになり具材の一体感が進む。

アジと酢の相性が抜群なところに野菜の歯応えがアクセントを加える。
レンコンが良い仕事をするのよ。

トータルバランスで味わう南蛮漬でキラリと光るアジの存在感。
見事としか言いようがない。

南蛮漬を考えた人はグッジョブよ。
3日に渡って味わいました。


(仕込み中。)

型の良いアジは干物に仕込む。

今回は10%の食塩水に1時間漬けてみた。
寒風に晒して1日干す。
味わうのは暫く先ね。

それでも残ったアジはフィレにして真空冷凍保存。
火を使った料理でいただこう。

満足の食卓で東京湾のアジに感謝ね。


🐟

【釣】好調に釣れ続いて今年初の頭をいただく (2024/02/03 午前アジ 野毛屋)

2024-02-12 06:49:00 | 釣り
野毛屋さんへの午前アジ釣行は7ヶ月振り。
随分空いちゃったな。

最高気温が一桁の予報なんでアジ船のお客は少ないだろうと読んで、いつもよりちょい遅く家を出た。


(毎度。)

5:25着で15番目。
開店間際だから荷物を下ろして駐車前に先に席札を取る段取り。

列に並ぼうとしたところ声を掛けられる。
声の主は戦友Aさんではないですか。
Aさんはフグ船とのこと。
度々午前アジに乗っているAさんと今日は逆だね。
お互い健闘を讃え合う。

開店すると、読み通りアジ船は空いていて最後の四隅左舷大艫をゲット。
伸び伸びと釣らせていただきましょう。


(本日は第三忠丸。)

船に乗り込んでセッティング。

竿はLIGHTGAME 7:3にリールはFM400。
上げ下げが多いから電動が楽よ。
仕掛けは東京湾仕様の1.8mの2本バリ。


(平潟湾の夜明けぜよ。)

左舷は5名。
右舷も同じくらいかな。
寒空の下、この季節は釣り好きじゃないと乗れないね。

とはいえ、対面停泊の健船長のフグ船は満席だ。
皆さん好きですねー。


(出船。)

出船すると案外風があって飛沫が掛かるからキャビン陰に退避。

前回のアカメフグ釣りほどではないもののちょいうねりがある。
アジならさして問題にならんよ。


(釣り開始。)

八景沖で釣り開始。

暫くはせっせとコマセ撒きに集中。
タナは2mから3mまで探ってとのこと。

暫しすると「反応出て来たよー」といつもの俊船長のアナウンス。
続けて、型見たよアナウンスが入る。

寄ってきたね。

2mのタナを狙うと、ググンとアタッてブルブル来る手応え。


(7:47に1匹目。)

中型の良いアジだ。

エラを切ってバケツに放り込み、コマセを詰めて打ち返す。
久し振りだけど手返しは悪くないぞ。

タナ2mで空振りなく食って来るのはコンディションが良いんじゃない?
型も中型以上だからフライが楽しめるぞ。


(8:27に10匹目。血抜き中ね。)

この日の当りタナは2.5m。

底から1.5mでコマセを2回、1m上げてコマセを軽く1回撒く。
コマセ振りは小さく、仕掛けを弛ませないように竿先は下げない。

ちょっと待つとググンと素直に食って来る。
仕掛けを張るのを心掛けるとほぼ上顎に掛かるからバラしは少ない。


(釣れ続くよ。)

空振りなく順調に釣れ続く。
久しくこんな釣りはなかったな。
魚の引きは楽しいなー。

数を獲り過ぎても大変だから、追い食いは狙わずアタったら揚げる。


(8:49に20匹目。)

電動で揚げて来るまでに血抜きしたアジをクーラーへ仕舞う。

アジを抜き揚げてエラを切ってバケツへ放り込み、コマセを詰めて打ち返すと。

これだけ繰り返すと慣れて流れるような手返しよ。


(9:21に30匹目。)

9時過ぎに30匹目を揚げる。

食と捌きを考えていつもならば30匹を目安にするのだけど、あがりまで1時間半もあるから止めるのは惜しい。

朝に女将さんと若女将とアジ談義をしたし、これ以降釣った分を宿にお裾分けのしよう、と思い立って釣りを続行。


(10:00に40匹目。)

タナは変わらず2.5mが良い。

食いのペースが落ちてきて食うのに時間が掛かるのも好都合だし、モタレを捉えて掛けるのも楽しい。

食いが落ち着いて来たから巻きバレも増えて足踏みもあるけれど、空振りはなしで追加する。


(場所はそのまま。)

朝から同じ場所でずっと釣れ続くなんて良い日に当たったな。

小さい型のも混じり始めて、数を重ねて50匹を越える。

野毛屋さんで50越えは初、と言うよりもアジ釣りで初ではなかろうか。


(10:28に50匹目。)

「あと10分であがります」アナウンスがあってからも追加。

時間的にこれでラストかと掛けたのを巻きバレし、これが最後じゃ締まらんと直ぐさま打ち返す。

いつあがりのアナウンスが掛かるかドキドキしながら最後のコマセワーク。
タナは2.5mを狙い、優しくコマセを振って仕掛けを張った状態で待つ。

見つめる竿先がククンと揺れて聞きアワセるとグググンと手応え。
掛けた。

電動オンで巻いて水面からアジを抜き揚げたところで「これであがっていきまーす」の俊船長アナウンス。

ブザービーターをモノにしましたよ。


(沖あがり。)

結果は57匹。

朝からずっと釣れ続いたし、後半は食わせるのにそれなりに工夫が必要になって楽しかった。

アジ釣りも経験を積んでそこそこの釣りが出来るようになってるな。
成長してるよ。


(本日のアジ。)

船宿に戻って女将さんと若女将に20匹ばかりを引き取っていただいた。

1匹、1匹丁寧に血抜きのうえ、すぐにクーラーへ入れましたからね。
鮮度抜群よ。
食が楽しみだ。


・アジ : 57
船中23〜57
小潮


🐟