釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】早潮に苦戦するも何とか仕入れを完了す (2022/03/19 午前アジ 野毛屋)

2022-03-28 06:36:00 | 釣り
我が家に集まる母親らにアジフライを振る舞うための食材調達釣行。

野毛屋さんでは暫く午後船をお休みしてるから、今回は午前のみ。
沢山釣れても捌く時間がありますよ。


(毎度。)

野毛屋さん5:00着で並びは19番目。
午前アジは予約が少なく、左舷艫2番をチョイスしたものの、左舷は2名だから胴の間に陣取った。
右舷3名で総勢5名のみ。

本日はお子さま連れはおらず、釣りオヤジのみね。


(久し振りの第三忠丸。)

受付けして早々に船で準備する。

スカスカのアジ船に対し、対面のトラフグ船は大盛況で満員ではなかろうか。
そのうち機を見て乗りますぜ。

タックルはライトゲーム8:2にフォースマスター400。
上げ下げが多い釣りだから、電動だと楽だね。
小型電動リールを買って良かった。


(出船。)

朝のうちは曇天で船が走ると肌寒い。
日中は20℃まで気温が上がる予報だから、暫しの辛抱だ。

探索を経て八景沖で釣り開始。


(探索中。)

アジは朝イチからバリ食いは滅多にないから、まずはコマセを撒いてヤル気にさせねば。

タナは底から2m。
なかなか潮があってビシが流され、落ち着くまで時間を要する。


(潮はこんな感じ。)

「反応出てきたよー。」

俊船長のアナウンスがあってもアタリなし。
暫くコマセを打ち返す。

タナを探り、誘いを入れても音沙汰なし。
場所によって潮の早さも変わって、仕掛けを落ち着かせるまで時間が掛かる。


(食ってちょうだい。)

船中沈黙が続く。

そのうち食うだろうと思っていたところが、過去2匹の釣果で終わった激渋時を思い出し、ヤバイかも、とソワソワし始める。

それでも出来ることは、打ち返してアジが食うタナを探ることしかない。


(空が明るくなってきた。)

食卓は総勢7人で囲むから、最低でも1人2匹で14匹は欲しい。
型が小さいとフライは厳しいから中型以上じゃないと。
更に生食のタタキかなめろう用に数匹を上乗せしたいぞ。

頭の中で皮算用しながら打ち返してると、本日初のアタリが出るも、グンと一発の引きで終わる。
口切れで外れたね。

でも、やっと口を使ったぞ。

ネチネチとそのタナを攻めると、食いましたよ。


(やっとだよ。)

開始から1時間を経過してやっと型を見ましたよ。

ここからバリ食いか?
と期待するも、ポツリとしか揚がらない。

食いは活発じゃないし、早潮で仕掛けが落ち着くのに時間が掛かるしで獲る効率が悪い。


(血抜き中。)

美味しくいただくために、釣り揚げたらエラを切って血抜きする。
放血したら海水氷のクーラーへイン。
手返しが悪くなろうが、食のためには欠かしませんよ。

血抜きして氷絞めした新鮮アジなんて、釣らねば味わえないからね。


(潮早いです。)

ポツリポツリと揚げるものの、時折かっ飛び潮でビシが流されてタナ取りに苦戦する。

どうも早潮は苦手なんだよね。


(私も石持ちですが。)

嬉しいゲストのイシモチをゲットし、
刺身でいただくために丁寧に血抜きする。
足が早いイシモチこそ、釣らないと刺身で食べられないよ。


(気温は上昇。)

時々食いが止まりつつも、ポツリポツリと何とか14匹はゲットしたものの、おチビも混ざってるから上乗せが欲しい。

残り1時間を切って焦る。
あがりまで獲れるだけ獲りたいぞ。


(お願いしますよ。)

場所を変えてラストスパート。

食いのペースが上がって来た手応えを感じつつ追釣し、盛り上がりを見せつつあったところでタイムアップ。
最後はダブルで締めたものの沖あがり。


(ラストのダブル。)

結果は20匹。

何とか7人分の食は確保出来たかな。

後から考えると、変わる早潮にタナ取りが狂ってたのだろう。
食いが渋かったのは事実だけど、状況にアジャスト出来ればもっと数を獲れたはずだ。

アジ釣りも奥が深いから修行が必要かな。


・アジ   : 20
・イシモチ : 1
船中:12~47
大潮


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【釣】釣行前記 (2022/03/19 野毛屋)

2022-03-25 06:40:00 | 釣り
3月20日が親父の命日なんで、例年母親と妹夫婦と墓参りに行き、その後我が家で食卓を囲むのが恒例だった。

緊急事態宣言中には集まれなかったから、今回は2年振りになる。

集まる時には毎度釣魚料理を振る舞ってあげるのだけど、さて今回はどうしよう?

アカメフグはシーズンが終わっちゃった。

トラフグは博打のようでボウズを喰らう可能性が大いにある。

オニカサゴは前回お持ち帰りを1匹確保できたものの、トラフグ同様にリスキーだ。

アマダイは確保出来るだろうけど、おチビばかりで食的に寂しくなる可能性がある。

確実に確保出来て、食でも人数分を満たせる釣りものでないといけない。

と、なると、アジですよ、アジ。

庶民の味方であり、群れで釣り人を癒してくれる大衆魚だけど、新鮮なアジの食味は決して高級魚に劣らない。
特に東京湾居着きのアジは抜群ですよ。

たまに引き当てる渋でない限り、まず釣果は約束される。
釣りたて新鮮なアジフライを皆に食べさせてあげよう。

いざ、野毛屋さんへ仕入れに行って来ます。


🐡

【食】オニカサゴのしゃぶしゃぶ・キモイ湯引き・ヒレ酒

2022-03-22 06:21:00 | 釣魚料理
一俊丸さんへのオニカサゴ釣行は何とか中型の1匹を持ち帰り。

この1匹を家族4人でどう味わおうか色々と悩んだ末、しゃぶしゃぶに決めた。
少しでも薄く切りつければ人数分を稼げるし、アラも無駄にせず、出汁まで味わい尽くそうという魂胆だ。

何せ貴重な1匹ですからね。


(こちらね。)

オニカサゴは捨てるところがない魚。

身は皮付きで削ぎ切りにし、頭は2つに割って鍋へ。
肝と胃は湯引きにしていただく。
中骨は出汁取りに回し、ヒレは乾燥させてヒレ酒に。

余すとこなくいただきますよ。


(ちょい少ないか。)

身は総量が少ないものの、カマ周りの下身がプルンとして良い感じ。
頬肉が詰まった頭もあるし、やはりオニは鍋で味わうのが正解だろうな。


(煮込み中。)

オニカサゴの中骨だけじゃ足らないから、ストックしてあるフグの中骨も加えて出汁取りして、まずは野菜を煮込む。


(しゃぶ中。)

頭とカマも入れてひと煮立ち、具材に火が通って準備が整ったら、皮付きの身をしゃぶしゃぶ。
うっすら白くなったくらいでポン酢でいただく。


(存在感ある頭。)

自分と長男は頭をいく。
真っ先に頬肉に手を着けると、大きな頭に比例してごそっと塊で取れる。

口にすると、締まった肉から甘味と旨味が湧いてくる。
こりゃ旨い!

更に、頭から骨を外しながら肉やプルプルのゼラチン質を啜って味わう。
いやー、旨い!


(沁みるね。)

そこにヒレ酒。

干したオニカサゴのヒレを炙って熱燗にジュッと入れて風味を抽出したもの。
うっすら琥珀色に色づいてますよ。


(干してるところ。綺麗だね。)

皆にお猪口1杯ずつ振る舞って味わって貰いつつ、

「オニカサゴは魚屋でも売ってないから、釣らねば味わえないからな。」

と申し伝えておく。


(アテに最高。)

オニカサゴの肝と胃を湯引いてポン酢で。
キモイ湯引きと命名しよう。

濃厚な肝のねっとり感と胃のコリコリ食感が良い。
ヒレ酒が進むよ。


(感謝。感謝。)

本当にオニカサゴは捨てるところがないね。

複数匹を獲ってあれやこれやでいただきたいけど、それはまた今度。
次こそは大鬼を仕留めたいぞ。


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【釣】かろうじて鬼滅して中オニを持ち帰る (2022/03/12 オニカサゴ 一俊丸)

2022-03-18 06:19:00 | 釣り
昨年の夏に野毛屋さんで行けなかった鬼退治に、一俊丸さんで挑みます。

オニカサゴは底取りしてエサを漂わせれば向こうアワセで掛かってくれるから、そう難易度は高くない。

ただ、絶対数が少ないから数は期待出ないし、釣れたとしても成長か遅い魚だから持ち帰れるかも運次第。
キープサイズの目安は25cm以上だ。


(土曜日は久し振り。)

釣り座くじ引きの5:30前に到着し、4人の抽選でスソとなる引きの弱さ。
釣り座は両舷の舳しか空いておらず、右舷舳をチョイス。

土曜日の一俊丸さんは盛況で、受付に行列が出来てる間にサービスのコーヒーとカップ麺をいただいて一息つく。


(相模湾の夜明けぜよ。)

朝は一桁の気温でも日中は20度にもなる予報で、風もないしポカポカの釣り日和だ。

もう春だね。


(茅ヶ崎港の左岸から乗船。)

一俊丸さんのLTオニカサゴはスポット出船で、今シーズンは本日が最終日とのこと。

右舷8人、左舷7人でそこそこ乗る。
右舷はお隣から6名続きの団体さんのようだ。


(本日のタックル。)

オモリが100号指定なんで、竿はミッドゲーム、電動リールはフォースマスター800を使用。
仕掛けは昨年夏に自作した2本バリにサバエサとタコベイトを着ける。

舳の釣り座は段が上がってて座ったままの釣りになっちゃう。
頻繁な底取りが必要なのにちょっと釣りづらいな。
くじ運がない自分のせいですがね。


(出船。)

出船して15分程走り、釣り開始。

水深は90m前後だったか。
潮は緩く、ほぼ垂直にラインが出ていく。


(潮はこんな感じ。)

着底したら底を切り、エサのサバ短冊がヒラヒラと底を漂うように演出する。

底は泥土のような感触。
アマダイもいそうだね。


(釣り開始。)

水深がどんどん変化するから小まめに操作が必要。
座った釣りだと竿を動かす幅が取れないからやりづらいな。

誘い上げたり、上から落としたり、試してみるものの反応なし。
ゲストでも良いから誰かしらエサにチョッカイを出してくれんかね。


(ポカポカね。)

船中も沈黙したまま。

船長アナウンスによると、底に春特有の潮の汚れが溜まってるそうだ。
魚探に映るほど凄いのかな。

暫くして左舷で本命が揚がったものの、汚れを避けるために西へ移動する。


(相変わらず風景写真。右端にぼんやりと富士山が見える。)

移動後は水深120~130m。

ポツポツとユメカサゴなどのゲストに混ざって本命のオニカサゴも顔を出し始める。
右舷で揚がるのはどれも小さいリリースサイズのようだ。

こちらは違う魚だろう食い込まない小さなアタリが数度。
バクッといく明確なアタリが欲しいぞ、とユラユラと誘い続ける。

すると、ググンと一発で食い込んだアタリが出る。

来たぞ!来たぞ!

電動の巻き上げが時々スローになる、なかなかの強い引きは良型を思わせる。
しなる竿先、活性がある魚の引きは良いね。

残り5m。

ロッドホルダーに置いて手巻きに入ると、赤じゃなくて茶色い魚影。
魚が違うぞ。
揚がったのは、


(キミかね。)

サメ。

ハリを外して直ぐさまリリースですよ。

手応えが良かっただけに残念だけど、魚の引きを味わえたから良しとするか。


(再び風景写真。)

船中ポツポツとオニが揚がり出し、船長がアナウンスをくれる。

タナボケしないように頻繁に底取りをして集中。

すると、湾フグばりに凝視している竿先がククンと揺れた。
来たか!?来たか!?と次のアタリを待つものの、動きがない。

送りぎみにしてドキドキしながら暫し様子見。
食ったか?

竿を動かして聞いてみても反応は微妙。
着いててもおチビだろうね。

期待もせずに巻き揚げてみると、


(9:07に小オニ。カメラ目線が凛々しいな。)

本命オニカサゴ!

20cm程で完全にリリースサイズのおチビですがね。

これで型を見れたからオデコは回避出来た。
あとはお持ち帰り出来るサイズが獲れるかだね。


(この後、元気にリリース出来ました。)

サイズは時の運だから改めて頑張るぞ。

本命を揚げて気が楽になったものの、続くアタリが来ない。

怪しいモタレでエサを取られたり、ブルンと1回エサを突っつくような反応はあっても、食い込みまで行かない。

そもそも魚が違うのかもね。


(ポカポカ陽気で気持ちは良い。)

アナウンスでは左舷側で良型のオニが多く揚がってるようで、見るところ右舷側はおチビやユメカサゴが多い。

この際、ユメでもノーマルでも、キープサイズのカサゴであればオニに拘りませんよ。
何とかお願いしますよ。

祈るように続けているものの、反応なし。


(桶は空のまま。)

しかも、上潮だけで底潮が動かず、船中度々オマツリが増える。
オマツリほどきや仕掛けの交換で集中が途切れて、まったりモードになって来る。

午後を回っても、釣ったのはリリースサイズのユメカサゴだけ。


(一面が青い景色。)

今日はダメかも。
持ち帰りゼロは寂しいぞ、何か買って帰るか?
などと弱気になったところで、微妙な手応えが出る。

暫く様子見して聞きアワセを入れると、右2つ隣の方が連動して巻き始める。
オマツリだね。

こちらも速度を合わせて巻き揚げて、「来た、来たー!」と仲間と盛り上がってる2つ隣さんに、オマツリですよ、と伝える。

隣の方に先に仕掛けを揚げて貰い、3人でオマツリが揚がるのを見ていると、赤い魚影が浮いてくる。
オニじゃね?

「オニが掛かってる!どっちだー!?」
「そっちかー!」

オマツリした仕掛けごと取り込むと、確かにオニの口にあるのは自分のハリだ。

残念な思いをしたのに仕掛けを切ってくれた2つ隣さんに感謝だ。
スミマセンね。


(13:55に2匹目の本命。)

毒の背鰭とトゲをハサミで切り落とし、血抜きまで済ませる。

サイズは30cmくらいで、お持ち帰り出来るものの家族4人の食にはちょいと足らない。


(掛かってくれてありがとう。)

更なる大型を目指して打ち返すと、後ろの左舷舳の方が、この日最大の40cmを揚げる。
記念撮影を横目で見つつ、デップリとした大オニの腹回りに、あれだけあれば食には十分だろうな、とちょっとジェラシー。

まだ可能性はあるぞ!
食え!食ってくれー!
と念じつつ粘ったもののタイムアップ、沖あがりとなった。


(沖あがり。)

結果は2匹でお持ち帰りは1匹。

オニカサゴは数えるほどしか経験してないけど、戦績は良くない。
贅沢は言わずに何とかキープサイズを獲れたことを喜ぶべきだろうか。

夏に野毛屋さんで期間限定があれば、その時に複数匹の持ち帰りを目指そう。

一俊丸さんでは船中の釣果が良かったんで、船宿に戻ったら、

「オニカサゴを止めるのを止めました!また来てくださいねー!」

と、女将さんが延長を宣言してましたよ。


・オニカサゴ : 2 (リリース1)
・ユメカサゴ : 1 (リリース)
・サメ    : 1 (リリース)
船中:0~5
長潮


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【釣】釣行前記 (2022/03/12 一俊丸)

2022-03-14 06:13:00 | 釣り
野毛屋さんのアカメフグがシーズンを終え一時はショウサイフグ、今はトラフグに切り替わったけれど、まだ初期のためか釣果が奮わない。

様子を見る間に別の釣りものにしようかと考えていたところ、一俊丸さんでスポットのLTオニカサゴが3月12日(土)で最終日らしい。
延長になりましたが。

オニカサゴと言えば昨年の8月、野毛屋さんの期間限定を予約していたのに、尿管結石の発症でキャンセルした釣りもの。

(当時のネタがこちら。)

この時に仕掛けは準備したし、指定号数のオモリ(80~120号)もある。

これは行かねばなるまい。

キャンセルした昨年のリベンジ釣行として、また、久しく味わっていないオニカサゴを堪能するために、いざオニ退治へ。

鬼滅の竿を振るって参ります。


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