おジャ魔女どれみと徒然

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ブルービートルについて、その守られし者

2024-04-30 00:49:00 | アメコミ

 DCEU17作目にして日本未公開。
 不遇、隠れた名作と噂のアメコミヒーロー映画。

 ストーリーは、

 ゴッサム法科大を卒業したハメイ。
 晴れて地元であるメキシコ・エッジキーズへ帰郷する。

 しかし、街は巨大企業コード社に牛耳られ、実家の店が倒産。
 ハメイは家族を養うため、何とかコード社へ入社しようと考えていた矢先、コード社CEOの姪であるジェニーと知り合う。

 何とか面接に漕ぎつけコード社へ赴くが、ジェニーはハメイに会うなり、ハンバーガーの箱を押し付け立ち去ってしまう。

 理由が分からず箱を持ち帰るハメイ。
 その箱の中身によって、己の運命が変わると知らずに──。

 元々はドラマ製作が発表されたが、ワーナーブラザーズの意向で映画へ切り替え。
 挙句の果てに宣伝費を削られ、各国の公開予定がストップ。興行収入爆死と理不尽を強いられた。

 ただ出来自体は良いらしく、それ故に不遇の名作。
 なんか気になるので見てみました。

 まぁ、見てみたら何と言うか不遇も致し方なしってとこw
 正直、悪い所はないし面白かったんだけどね〜

 シンプル&ストレート。捻った展開なしで逆に新鮮。
 スーツの造形が良い。アイアンマンみのあるスパイダーマンみたいな感じで既視感はあるっちゃあるが、途中から気にならなくなる。

 後はシャザムみたいな家族愛がテーマとしてしっかりしてる。
 俺はシャザム嫌いだけど、ブルービートルのレイエス家は好きっすね。

 ヴィランであるカラパックスも戦いぶり死に様が完璧。潔くてかっこいい。
 バトルが不殺なんも良いよね。おばあちゃんがめちゃめちゃ銃撃ちまくってた気もするけどw

 物珍しさ含め見て損なしの作品。
 ただ、隠れた名作ではあれど、不遇ではないよなあとは。

 そんなこと言ったらDCEUが失敗ユニバースじゃんw
 いつまでやってんのこいつら。良作がポッと出ても焼け石に水って感じ。

 宣伝打っても興行収入は大して変わんなかったんじゃないの?
 DCEUに根本的な問題・原因がありすぎる。

 もういい加減1からやり直してくれよ……。
 なんか行き止まりなんだよな。見てて閉塞感。

 ユニバースの広がりが全くない。 
 ブルービートル単体で面白ければ良いんだろうけど続編すら作らないんでしょどうせ。

 結局、バットマンもジョーカーも独立しちゃうし。
 こっちはジャスティスリーグが見たいっちゅーのよ……。

 満足感はあれど徒労も合わさった視聴2時間。
 では、また。
 


ブラックサンデーについて、そのスーパーサンデー

2024-04-29 11:14:00 | シリアス・サスペンス

 ベトナム戦争の帰還兵であるマイケル。
 しかし終戦後、帰還兵に対するアメリカ国民の反応は冷たかった。

 国のために戦った兵への冷遇に激怒したマイケルはパレスチナ過激派『黒い9月』の協力を得、テロを計画。
 1月に開催されるスーパーボウルの会場に爆弾を積んだ飛行船を突っ込ませる。

 その計画を察知したイスラエルの諜報機関モサドはアメリカ政府と連携し、テロの阻止へと動く。

 原作は『羊たちの沈黙』でお馴染み、トマスハリス氏の小説。
 劇中に登場する『黒い9月』は本当に存在した組織で、1972年にかの有名なミュンヘンオリンピック事件を引き起こしています。

 1977年公開、リアリティ満載の本格サスペンス映画です。
 最近、国際情勢を予見してるとかで話題になってたので見てみました。

 イスラエル・パレスチナの複雑な問題といい、正鵠を射るような内容。
 黒い9月のメンバー・ダリアもガザ出身という設定。

 40年前の映画だし創作ですが、時を経て現実現代と照らし合わせると何だか奇妙な感じ。
 似てる非なる話だけど切っても切れない。巡り巡って現代に帰ってきたかのような作品やと思った。

 日本人船長が酷い扱いw まぁ、この当時はテルアビブ空港やバーグ事件など日本人のテロリストが暴れ回ってて。
 映画が公開された1977年にはダッカ事件も起きています。正に騒乱の渦中に生まれた作品なんやな。

 国際感情が反映されてるような描写。
 仕方ないし、何より日本人として忘れちゃならないこと。

 最後は何だか後味が悪い。別にテロが成功したらいいのにとまでは思わないが。
 「アメリカイスラエルざまぁw」とか、そんなことは思わないが、胸に苦みが残る。

 病床でカバコフが言ったセリフ。「真の平和」か。
 世界も戦争も敵も味方も同じ、犠牲者も。

 どんなに殺人を倦んでも戦いは終わらない。
 小説や映画とは違う。でも、そこだけは現実と変わらない。

 では、また。



呪術廻戦について、その懐玉玉折

2024-04-28 06:00:00 | アニメ

 呪術廻戦の第2期になります。
 五条先生の学生時代から渋谷事変まで。

 けっこう面白かったな。あんま期待してなかったが。
 見始めたら止まらん。スピード感、テンポ良い。バトルアニメとしては傑作やと思う。

 伏黒パパかっこいい。4話で死んじゃうけど凄いインパクト。瞬間風速エグい。
 五条先生が伏黒パパ一撃で倒すのスッキリした。めちゃめちゃかっこいい。もう五条先生主人公でいいよw

 気になってた夏油の離反理由は大したことなかったが。
 要は五条先生が強くなりすぎで不貞腐れただけやからな。過去編はかっこよかったけど、五条先生はこの件含め後々戦犯になっていくのが悲しい。

 現代に戻っての渋谷事変はあんましだった。
 バトルの連続だから、そこは楽しめるけど。飽きるね。

 脹相のおかげで最後まで持ってるとこあるw
 やっぱ虎杖好きになれんわ。それがよく分かった。

 渋谷が文字通りめちゃくちゃになって、壊しっぷりドキドキする。
 でも、飽きるね〜。味方も敵もバタバタ死んで、そのテンポ感だけだな。

 イライラはせんけど、見ててちょっと嫌な気分にもなるし。
 東京めちゃくちゃになってさ。呪術師の皆さんしっかりしてよ〜。

 とにかく敵が本当に強い。化け物と戦ってんだから人間が不利なんは当たり前だろって。
 作品の底に流れる雰囲気、分かるんだけど……俺はあんま好きになれないかな。

 その癖、五条先生もやらかすし。界王神のやらかしは笑えるけど、現実的な視点がある分笑えないんよね。
 五条先生を責めてる呪術本部も夏油の死体流出させてるし「こいつら…」っていうね。

 首都移転やら被害が現実的な分、笑えない。
 どう考えても虎杖は殺しとくべきだったぞw 冥冥とかやる気のない奴もいるし、なんかな〜。

 でも、本当に熱冷めたわ。面白かった分、冷めた。
 ようやっと呪術から開放されたぜ俺も。第3期はさすがに全話は見ないかな。

 高羽vs羂索と五条vs宿儺だけ抑えときゃいいかな。
 かなり絶望的な戦いで、好きな人は好きなんやろなとは思うが。

 俺は敵や悪をボコす話の方が好きやねw
 では、また。



キボウノチカラについて、そのオトナプリキュア23

2024-04-27 06:35:00 | アニメ

 去年放送された話題作。
 プリキュア5の後日談。のぞみ達が大人になり、再びプリキュアへ変身するというお話。

 正直、見てて思うとこある感じw
 最近はここら辺の世代の、GTOも復活する世の中やし、狙い撃ちのこの感じ。

 見てて本当にモヤモヤするw
 仮面ライダーや戦隊も続編が出てるから、日朝の規定路線なのは分かる。

 微妙ちゃ微妙だよな〜。思ったよりは面白かったが。
 基本はそれぞれ大人になり仕事して、それぞれの大人ならではの悩みがありーの。

 まぁ、おジャ魔女でよう見たテンプレ。みるくが会社員やってのは面白かった。
 テンポが良いし、めちゃくちゃエゲつない世知辛い内容でもないしで、サラッと見れるのは良いんだが。

 日朝女児アニメでこういう生々しいのはあんま見たくないね〜ってのが正直な感想。
 大人向けと言っても、当時見てた女児がこの作品を見ることないでしょっていう。

 おジャ魔女も大人向け出したけど、結局、女児の親世代の人達が昔を懐かしむで見るのが大半だったらしいし。
 仮面ライダーとかは男子がそのまま大人になっても見るから、見てて違和感ない。ブレがないんよ。

 ただ、女児アニメの大人向けやと若干視聴層のターゲットがブレる。
 個人的にはこういう大人向け路線は作品の良し悪しに関わらず、やっぱ反対ですね。

 じゃあ、なんでレビューしてんのかって? 悪口言うくらいなら無視すりゃいいじゃんって。まぁ、それはそうなんですが。
 俺も最初は目だけ通しておいてスルーすりゃいいかと考えてたんですが……。



 ただ、この作品。最終回が最高なんですね〜w
 
 それだけが言いたくてこのレビュー書いてますw
 最終回、一気にモヤモヤが吹き飛んだ。ブラックホワイトが出ても別に大したことねー思ってましたが。

 最後にド級のサプライズ来ました。のぞみとココの結婚!
 これが見たかったんだよ〜!w 絶対ここら辺ヌルッと終わらせると思ってた。

 今まではモヤモヤ、「大人向けってこうでしょ?」の露骨な部分が出てたけど。
 ピンポイントに原作遵守w 劇場版のあのキスシーンから20年。時を越えたプロポーズ。

 マジで感動した。痺れた。これを見たかった。これを見たかったんだよ!w
 単純に大人向け、キャラを大人にするんじゃなく、視聴者の期待に応える展開。それが重要じゃん。

 後は咲舞が同性婚とかしてくれたら完璧だったが。さすがにそれは無理かw
 いや〜、見て本当に良かった。大人向けプリキュアに思うとこある人も、マジで最終回だけは見た方が良い。

 これから大人向けは『魔法使いプリキュア』の続編が10月に放送するらしい。
 またこれモヤモヤはするんだろうけど、見ちゃうな多分w

 では、また。



少女終末旅行について、その絶望と仲良くなる

2024-04-24 08:49:00 | アニメ

 つくみず氏の人気漫画原作。
 原作は2018年に全6巻で完結しています。

 ストーリーは、戦争で崩壊した世界をチトとユーリ2人の少女が旅をするというお話。
 ずっと見たかったアニメで、やっぱり面白かったです。

 まず特徴的なのは絶望感ですね。これが作品全体を貫いてます。
 戦争で崩壊と聞くと、再生とか、生き残った人間達が自給自足の生活して〜みたいなんを想像するかもですが、そういうのはないです。

 崩壊は崩壊。後は終わりと滅亡だけ。
 作中、カメラに3231とか書いてあったけど、いつの未来か分からないにしろ、人類が発展しすぎからの戦争で全滅、再生の余地がない、そんな世界です。

 残った保存食を旅をしながら漁り、食ったらそれまで。
 畑を耕すとか、そもそも畑を耕すための土も種もない。生き物もいない。

 再生は一切ない。終わるだけ。
 その時間がゆったりと流れていく。でも、胸糞とかじゃないんすよね。ただ胸が締め付けられる。

 特に今はイランイスラエルの緊張が高まってる中、怖くも感じた。
 残念ながら、現実の世界は創作ほど長持ちはせんかったみたいやな。

 まだ土があるだけ、今の世界はマシかもだが。
 早めに破滅が来るのは、むしろ人間にとって幸運かもしれない。
 
 何が起こるか先は分からないけど、その時が来たら。
 この2人のように、俺も絶望と仲良くできるだろうか。

 では、また。