撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

近鉄 五十鈴川(2021.2.12) 2626F+9003F 普通 宇治山田行き

2021年02月16日 22時20分06秒 | 近鉄
2/12に、近鉄鳥羽線 五十鈴川駅で9000系と2610系が連結された普通を撮りました。
1枚目は、五十鈴川駅を出発するク9103の普通 宇治山田行きです。



2枚目は後追いで、宇治山田駅へ向かうモ2626です。



この日は定期運転最終日の12200系を記録するために五十鈴川駅に居ましたが、合間に普通運用も撮りました。
6両編成の普通運用は大阪方面では見掛けると思いますが、末端に近いローカル輸送での運用は少ないと思います。
詳しい運用は分かりませんが、この列車は近鉄名古屋駅発の急行 鳥羽行きが、鳥羽駅で折り返した普通運用と思われます。
宇治山田駅に到着後は、明星車庫に回送されて入庫する運用と思われます。
平日の鳥羽駅始発の宇治山田行きの普通列車は、この列車だけと思われます。

近鉄初のクロスシート4扉車の2600系、一般車で初の冷房搭載の2680系などの試作的要素を持った形式の実績を受け、2610系は1972~76年に大阪線、名古屋線の急行用量産型として登場しました。
4人掛け対面固定式クロスシートが乗降扉間に2ボックスが設置されていましたが、シートピッチ、幅ともに狭く、正直なところ居住性が良いとは言えませんでした。
2610系のクロスシートは、1991~97年の車体更新時にロングシート化されましたが、2621F、2626F、2627FはL/Cカーに改造されています。
L/Cカーは、閑散時にクロスシート、ラッシュ時にロングシートに転換可能なタイプの座席であるデュアルシートが設置された車両です。

1981~84年に登場した4両編成の界磁チョッパ車に8810系に続いて、9000系はは1983年に2両編成の界磁チョッパ車として登場しました。
登場時には奈良線、生駒線で運用されたようですが、2003~06年に全編成が方向転換、改造を行って、名古屋線に転属しています。