セレンディピティ ダイアリー

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スキレットを使って(2)

2017年04月30日 | 料理

再びスキレットの話題で恐縮です。^^; ブームはまだ続いていまして、その後もあれこれ作っています。

豚肉のバルサミコソテー。しょうが焼き用の豚肉に塩こしょうして小麦粉をまぶしてオリーブ油でソテー。こんがり焼けたらすみに移動させて、残りのスペースで野菜(プチトマト・カラーピーマン・きのこ)を焼きました。最後にバルサミコ酢&しょうゆ、砂糖少々をじゅわ~っとかけてできあがり。

せまいスペースでちょこまか焼くのがたいへんですが、鉄鍋で焼くとお肉もぐっとおいしくなります。

鶏肉のシチリア風。しんなり炒めたたまねぎを鍋に敷き、塩こしょうして皮側をこんがり焼いた鶏肉、ゆでたじゃがいも、プチトマト、ローズマリーをのせてオリーブ油をかけ、200℃のオーブンで25分くらい焼きました。いつもは耐熱皿で大きく作っていますが、ひとり分づつ鉄鍋で作ると気分もちょっぴり変わります♪

石焼きビビンパ。油をひいた鉄鍋にごはんをのせ、あらかじめ味付けして焼いたお肉、市販のナムルをのせて、軽くおこげがつくまで焼きました。最後にコジュジャンをトッピングしてできあがり。混ぜながらいただくと、おこげのパリパリ感が楽しめてまさしく鉄焼きビビンパ。うっかり忘れましたが、卵黄か温泉卵をのせてもいいですね。

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百花繚乱の季節。きれいな花を見つけると、思わずシャッターを切っています。

ハナミズキ。

これは2年前に名前をつきとめたベニハナトチノキ。マロニエの仲間なんですよ。

オオデマリ。この近くにはコデマリも咲いていました。

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先週、スマホの調子が悪くなって iPhone 6 --> iPhone 7 に機種変更したのですが、カメラのシャッターがなかなか下りないし、シャッター音もほんとんどしない...と思ったら、画像が数秒の動画になっていてびっくりしました。iPhone 6sから搭載されたLivePhotoという機能だそうです。(最後の2枚はiPhone7で撮ったもの)

iPhone上で画像を見ると、一瞬のゆらぎでくらっとめまいを感じることも。だから何なんだという機能ではありますが、なんだか楽しい。うまく使うとおもしろいマイクロ動画が作れますね。(設定でこの機能をOFFにすることもできます。)

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スキレットを使って(1)

2017年04月25日 | 料理

先日、天王洲のSOHOLMでの会話。

He:こういう鉄鍋って、いいね。
Me:これはスキレットといって、ここ数年大流行しているんだよ。ニトリでも500円で売ってる大ヒット商品だよ。
He:じゃあ、今から買いに行こうよ。

スキレットは以前から気になっていたものの、流行に乗ってモノを増やすことに抵抗があって、買うのを躊躇していたのです。それが思いがけない展開で、急に買いに行くことになりました。まあ、500円でしたら気軽に試せる金額ではありますね...。

最近都内に急激に店舗を増やしているニトリ。この日は車だったこともあって、昨年用賀にオープンした大型店舗に行ってみました。環8の東名入口近くにあって、イケアみたいに大きいです。品揃えも似ていますが、日本の家庭にマッチする、痒い所に手が届く工夫があるのがうれしいですね。

サイズは15cmと19cmがありましたが、一人用にちょうどいい15cmを3つ、木台もあわせて購入しました。

この日の夜は早速ハンバーグにしてみました。ハンバーグがお鍋と同化してほとんど見えませんが...^^; 焼いたハンバーグにデミグラスソースをかけて、とけるチーズをのせて。ゆでたメークインを添えて、オーブンで仕上げました。

洋食屋さん気分でおいしくいただきましたが、オーブンに入れるとソースがどんどん煮詰まってしまったので、煮込みハンバーグにした方がよかったかもしれません。改善の余地ありです。

翌日は、にんにくとアンチョビをオリーブ油でていねいに炒め、ゆでたじゃがいもをまぶしながら焼いてみました。アンチョビの風味が効いて、最高においしい。小さなスキレットでちょこまか作るお料理は、まるでおままごとのようです。おつまみにちょうどいいサイズで、このまま食卓に出せるのもうれしいですね。

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おまけです。SOHOLMで食べたサーモンとたたききゅうりのマリネを家でまねして作ってみました。こちらもおいしくいただきました。

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天王洲 SOHOLM

2017年04月24日 | グルメ

天王洲にある北欧風カフェ、SOHOLM(スーホルム)でお昼をいただきました。

SOHOLMとはデンマーク語で”湖のほとりの小さな町”という意味だそうです。天王洲の運河沿いにあるこちらのお店は、インテリアショップのACTUSが展開するカフェで、倉庫を改装したナチュラルシックな空間の中、ジビエやサーモン、ミートボールなどの北欧料理がいただけます。

ランチタイムは、前菜と主菜のお料理を1つずつ選び、それにコーヒーがつくセットでした。

2種類のシャルキュトリー。シャルキュトリー(charcuterie)とはフランス料理で加工肉のことで、この日は鴨肉の燻製と豚肉のリエットでした。キャロットラペ、マスタード、かりかりバゲットが添えられています。

肉厚のサーモンとたたききゅうりのマリネ。

カジキマグロのグリルと、カラーピーマンのトマト煮込み。上に目玉焼きがトッピング。

ヤンソンの誘惑(じゃがいもとアンチョビのグラタン)はスウェーデンの伝統家庭料理。

メニューを見ると北欧料理のほか、フレンチビストロ風あり、ギリシャ風サラダあり。どれも家庭のヒントになるおしゃれなお料理なのですが、全体的に塩味が強すぎたのがちょっと残念。白を基調にグリーンの植物を生かしたナチュラルな空間は心地よく、隣にインテリアショップが併設されています。

ウッドデッキにすてきなハーブガーデンが。お店はT.Y.HARBOR(ブリュワリー)の並びにありますが、この一角はウッドデッキを歩きながらの運河の風景が気持ちよく、新しいお店がいろいろできていました。すぐ近くには、寺田倉庫が運営する新しいミュージアムとアートギャラリーもあります。

運河に浮かぶこちらのお店は、ワインショップのようです。

運河を進む屋形船。ウォーターフロントのビル群とレトロな屋形船の組合せがおもしろい。

毎度のことで恐縮ですが^^; ここにも珍しい八重桜がありました。ピンクと白の咲き分けで、とってもキュートでした。

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浜離宮恩賜公園

2017年04月21日 | おでかけ

築地でお寿司を楽しんだ後、歩いてすぐのところにある浜離宮恩賜公園を散策しました。 

汐留のビル群やウォーターフロントを借景にして、四季折々の花々や樹齢300年の黒松、鴨場、御茶屋、潮入りの池などを見て回れる、江戸時代の回遊式庭園です。甲府藩の下屋敷、徳川将軍家の別邸を経て、明治維新後は皇室の離宮となり、戦後から東京都の公園として一般公開されています。

ここを訪れるのは20年ぶりですが、前回は浅草から水上バスに乗って、ここに渡ってきたのでした。東京とは思えないトリップ感に、わくわくしたことを思い出します。今も水上バス発着場のほか、その昔、15代将軍徳川慶喜が鳥羽・伏見の戦いの果てにお忍びで降り立ったという船着き場があり、歴史の一幕に思いを馳せました。

潮入りの池は、都内唯一の海水の池。東京湾から海水を引き入れ、潮の干満による眺めの変化を楽しめるようになっています。ソメイヨシノは終わってしまいましたが、池の周りに、さまざまな種類の桜が植えられていて、遅咲きの桜を愛でることができました。

一葉(イチヨウ)。淡いピンクが愛らしく、八重の花がバラのような華やかさでした。

淡いグリーンが目を引く鬱金(ウコン)桜。この隣に、よく似た御衣黄(ギョイコウ)という緑の桜もありました。

名まえわからず。調べてみると、笹部桜(ササベザクラ)かと思われますが...。すっきりとした白い花弁がさわやかでした。

そして、一番の注目を集めていたのがこちらの桜。名まえがわからないので、ポンポン桜と呼んでいました。かわいい、かわいいと大人気でした。^^

お花畑には菜の花が。そろそろ花が終わりかけでしたが、きれいでした。ビルの背景とのギャップがまた楽しい。こちらの隣にボタン園があり、これから花を咲かせるところでした。

枝をのびのびと伸ばす大きな木を見ると、おおらかな気持ちになってきます。

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つきじ神楽寿司

2017年04月19日 | グルメ

久しぶりに築地場外にお寿司を食べに行きました。

思えば昨年の夏、友人が一時帰国した際に、11月に豊洲に移転してしまう前に...と築地に遊びに行ったのでした。その時は、まさか移転が棚上げになるとは思わず、場内のいくつものお店から”今度こちらに移転します!”と晴れやかに豊洲の案内図をいただいたのですが...。

それはさておき、この日も築地場外は大勢の観光客で大賑わい。いくつものお寿司屋さんや卵焼き屋さんの前に列ができ、あちこちから威勢のいい声が飛び交っていました。

海産物や調理器具のお店を横目で見ながら、さてどこで食べましょうか。特にお目当てはなかったのですが、先の予定もあったので、行列ができていないお店の中で、ぱっと直観でメインストリート沿いにある「つきじ神楽寿司」(本店)に入ってみました。

細長いカウンターのほか、テーブルが2つのこじんまりとしたお店ですが、板前さんたちとお客さんとのぽんぽんとしたやりとりがあり、活気がありました。私たちは奥のカウンターに座って、2種類のセットの握りをいただきました。

大きなあなごは半分はたれ、半分は塩で。

写真に撮るのを忘れましたが、こちらのお店は”炙り”に定評があり、最後に何貫か炙り寿司を握ってくださいました。これが香ばしくて、最高においしかった! お魚によっては皮の際の脂ののった部分が、炙ることでさらにおいしくなるそうです。これまであまりいただくことのなかった、炙りの魅力を発見しました。

食事のあとは、場内のお店を少し見て回りました。お昼をまわって、すでに閉まっているお店も多かったですが、おなじみうおがし銘茶さんのお茶と、山本海苔店の海苔を買っていきました。今年は少し遅れているそうですが、来週には新茶が出るとのことで今からとっても楽しみです。

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MEAT & BAKERY BURMBO

2017年04月17日 | グルメ

*** 閉店しました ***

都立大学駅のすぐ近くにオープンした肉料理レストラン、MEAT & BAKERY BURMBO(バンボ)でお昼をいただきました。

お店のサイトからお借りしました)

レンガや薪を生かしたブルックリンスタイルのインテリア。壁にはずらりとワインが並び、バーカウンターもありますが、外にテラス席があって、散歩の途中でぶらりと立ち寄りたくなる明るい雰囲気のお店でした。こちらのお店では、薪火で焼き上げる極上のお肉が楽しめます。

この日は前菜盛合わせランチと、美明豚の薪火焼きランチをいただきました。

本日のスープは新じゃがいものポタージュ。こっくりした甘みにほっとします。

パンとサラダ、自家製ホイップバター。自家製のパンは、どれもおいしそうでした。この日はブリオッシュとバゲットをいただきました。

メインディッシュの前菜盛り合わせ。ラタトゥイユ、自家製ソーセージ、グラタン、ビーツ、キャロットラぺ、きのこマリネ、オムレツ、フリット、リヨネーズポテト、赤キャベツのマリネなど。野菜たっぷり、いろいろなお料理が少しずつ楽しめるのがうれしい。

美明豚の薪火焼き。マッシュポテトとマッシュルームが添えられています。塩を生かしたシンプルな味付け、シンプルに薪火で焼いた美明豚は、お肉そのものの旨味がストレートに伝わってきて最高においしかったです。食後は深煎りのコーヒーを楽しみました。

お店は呑川の緑道沿いにあって、満開の桜がきれいでした。

呑川の緑道は、駒沢公園から東工大のある緑が丘まで、住宅街を縫うように長い長い桜並木が続いています。ただし、さらにその先の川下を行くと、ガッジーラ(石原さとみさん風に)が出ますので気をつけてくださいね。^^

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イースターのキャロット・カップケーキ

2017年04月16日 | 料理

Happy Easter! 先週までの寒さがうそのように、春うららかな暖かいイースターを迎えました。毎年、イースターのお祝いにキャロットケーキを作っています。いつもは大きな型で焼くのですが、今年はカップケーキにしてみました。というのも、かわいいベイキング・カップを見つけたから...。

北欧雑貨のフライングタイガーで見てひと目惚れでした。厚手の紙皿のような素材ですが、ケーキを焼くだけでなく、フルーツを入れてもいいですね。

キャロットケーキのレシピは、以前コチラの記事の最後に紹介しています。同じ分量でカップケーキ9個分になりました。焼く時間は様子を見ながら、だいたい20分くらいになりました。こうして見ると、ヒマワリみたいですね。上に(ヒマワリの種を模して)松の実を散らして焼いても楽しそうです。

上に粉砂糖をふるい、エディブルフラワーを飾って仕上げました。

こちらはキャロットケーキの定番、クリームチーズ・フロスティング(クリームチーズ・生クリーム・粉砂糖)で仕上げました。クリームチーズの酸味が効いて、さわやかな味わいです。私はシンプルに粉砂糖の方が好みですが、こちらの方が好評でした。

***

イースターのリースが古びてきたので、少し手を加えました。

先日、播磨坂を訪れた時に、フランス手芸用品のお店で見つけたアートフラワーです。これだけでもすてきな花束になりますね。

色あせた花を取り除き、アートフラワーをバランスを見ながら極細のワイヤーで留め付けました。最後にリボンを飾って仕上げます。春らしいパステルカラーに気持ちがうきうきしてきます。

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目黒川の花筏

2017年04月14日 | おでかけ

しばらく目を楽しませてくれた桜もいよいよ満開を過ぎて、小さな葉っぱが芽吹いてきました。家の近くの桜並木は、風が吹くたびにものすごい花吹雪。春風に乗って舞う花びらの美しさに目を細めながら、一抹の寂しさも感じています。あと1、2週間もしたら、すっかり葉桜になっているのでしょうね。

そんな中、目黒川に名残の桜を見に行きました。満開まではものすごい人出に気おされて、通りがかりに横目でちらりと見るに留めていましたが、週末が開けてからいつもの静けさがもどってきました。何度かの雨でだいぶ散ったかと思いきや、まだまだ美しい姿に感激しました。桜はやはり、青空の下で見るのが一番ですね。

ふっくらとした花びらが愛らしい。

清掃工場の前は道の両側に桜の木があって、みごとな桜のトンネルになっています。自転車で駆け抜けるのが気持ちよさそう!

青空の下、元気よく咲く桜。

この時期は、花筏(はないかだ)を見るのも楽しみです。目黒通りと駒沢通りの間を歩きましたが、このあたりは川下に近く流れがほとんどないので、ひらひらと舞う桜の花びらが、そのまま川にとどまって、美しいマーブル模様を描いています。

その様子は星くずの夜空を思わせ、まるで天の川のようでした。

桜吹雪に花筏。まだしばらく桜の余韻を楽しみたいです。

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LION ライオン 25年目のただいま

2017年04月13日 | 映画

5歳で迷子になったインドの少年が、養子として育ったオーストラリアから25年の歳月を経て、Google Earthを使って生まれ故郷を探し出したという実話に基づくドラマ。デヴ・パテル、ニコール・キッドマン、ルーニー・マーラが共演。

LION ライオン 25年目のただいま(Lion)

1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サル―は、兄と仕事に出かけた先の駅でひとり眠りこけてしまい、その後乗り込んだ電車に運ばれて、コルカタまで行ってしまいます。言葉の通じない遠く離れた大都市で、数々の危険をくぐり抜けて孤児院に入ったサル―は、その後オーストラリアに住む夫婦に養子に出されます。

養父母のもとで愛情たっぷりに育てられたサル―は、成人した今、自分がインド人ということすら忘れていましたが、インド人の友人宅で懐かしいお菓子を目にして、インドにいる実の家族に思いを馳せます。遠い記憶を頼りにGoogle Earthで故郷を探し始めたサル―は、とうとう自分が5歳まで育った町を見つけます。

いくつもの奇跡が重なり合って起こった信じられないようなほんとうの話ですが、映画は予告で見た通りの展開で、やや凡庸に感じられたのが残念でした。もっと映画ならではのおもしろさを生かしたら、ラストに大きなカタルシスを得られたのではないかと個人的には思いました。

子どもから目を離したら誘拐されると信じていた私には、駅のホームに5歳の子どもを置き去りにするなんて考えられませんが、そこには家族総出で働かなくてはならない貧しいインドの家庭の事情がありました。年間8万人もの子どもが行方不明になるというインドの背景には、貧困、児童労働、人身売買など、さまざまな社会問題があることがうかがえました。

列車に乗って遠くコルカタまで運ばれてしまったサル―のその後は、まるで「スラムドッグ$ミリオネラ」の映画そのもの。サル―は行く先々で人さらいに狙われますが、その度に機転を働かせて逃げおおせます。やがて親切な若者の助けで孤児院に入ることになりますが、その孤児院さえ決して安全とはいえない場所でした。

サル―は故郷を遠く離れることにはなりましたが、オーストラリアの愛情豊かな夫婦に育てられたのは、類まれな幸運に恵まれたといえるかもしれません。

養父母は、サル―の他にマントッシュというもうひとりの養子を迎えます。利発で素直で育てやすいサル―と比べると、マントッシュは幼少期のトラウマからか、癇の強い難しい子どもでしたが、どちらの子どもにも等しく愛情を注ぎ、大切に育ててきた養父母の寛大さに心を打たれました。

地図オタクでテクノロジー好きの私は、Google Earthを使って故郷の町を見つけるまでの過程を楽しみにしていたので、意外にあっさりと描かれていたのが少々物足りなく感じましたが、監督はそれよりもサル―の苦悩にじっくり向き合いたかったのでしょう。

自分が何不自由なく暮らしていることを、実の母親に対して後ろめたく思う気持ち。一方では立派に育ててもらったのに、養母を傷つけてしまうのではないかと申し訳なく思う気持ち。しかしその心配は杞憂でした。2人の母親は、サル―が今、幸せに生きていることが何よりの喜びだったのだと思います。

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世田谷 砧公園の桜

2017年04月11日 | おでかけ

雨上がりの午後、世田谷区の砧公園に桜を見に行ってきました。

桜の季節にここを訪れるのは久しぶりです。満開の桜を迎えて、園内はたくさんのお花見の人でにぎわっていましたが、それ以上に公園が広大なので、あまり混雑を感じることなくゆったりと散策できました。

前回ここで桜を見たのは、かれこれ20年以上前。グリーンの芝生にピンクの桜が映えて、それはそれは美しかったと心に残っています。その頃に比べて、木がだいぶ大きくなったような気がします。さえぎるものなく、のびのびと枝を伸ばし、豊かに広がった木陰が人々に憩いの場所を提供しています。

ここはその昔、ゴルフ場だったということもあり、ゆるやかな起伏があって、歩き進むごとに変化に富んだ風景が広がるのが楽しい。あいにくの曇り空でしたが、美しい花の下、なごやかな笑い声が聞こえる平和なひと時でした。

園内には桜のほかに、こんなすてきな花も咲いていました。

紅白咲き分けのハナモモで、ゲンペイモモ(源平桃)という名まえがついていました。ひとつの幹から、赤い花、白い花、ピンクの花、紅白絞りの入った花とあって、とてもにぎやか。愛らしい姿に気持ちが華やぎました。

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