セレンディピティ ダイアリー

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ブッフ・ブルギニョン/柿とセロリのサラダ

2017年11月30日 | 料理

11月29日は「いい肉の日」だそうです。だからというわけではないですが、冷凍庫にシチュー用の牛肉が入っていたので、ブッフ・ブルギニョンを作ることにしました。ブッフ・ブルギニョンは牛肉の赤ワイン煮込み。ワインの産地、ブルゴーニュ地方の郷土料理です。

牛肉に塩こしょう、小麦粉をまぶして油で表面をしっかり焼き、お鍋へ。同じフライパンで、にんにくのみじん切りとたまねぎの薄切りをしんなり炒めて、こちらもお鍋に。赤ワインをざば~っと500mlくらい入れてアルコールが抜けるまで軽く煮込みます。

さらにホールトマト1缶、オリーブ、ブイヨンの素、ベイリーフを入れて、2時間くらいコトコト煮込んでいきます。途中で軽く炒めた野菜(今回はしいたけとマッシュルーム)を加えて煮込み、最後の方ではちみつをぐるりとまわし入れて味を調えました。かなり適当に作っても、時間がおいしくしてくれます。

付け合わせは、マッシュポテトと芽キャベツのローストを用意しました。マッシュポテトは、最近はバターも生クリームも使わず、塩と豆乳だけで作っていますが、さっぱりとして十分おいしいです。

芽キャベツはスライスして耐熱皿に入れ、塩こしょう、オリーブ油をたら~りとし、200℃のオーブンで時々上下を返しながら柔らかくなるまでローストしました。葉っぱの端のちりっと焦げたところが大好きです。

これにあわせて、柿とセロリのサラダを用意しました。甘くない少しかための柿が手に入った時によく作ります。

柿は皮をむいて太目のせん切り。セロリは筋をとって薄切りにし塩もみし、水気をしぼります。酢とオリーブ油を同量、塩で調味したドレッシングであえたらできあがり。

びっくりするような組合せですが、さっぱりとおいしいお気に入りのひと品です。

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人生はシネマティック!

2017年11月29日 | 映画

第2次世界大戦時のロンドンで、映画作りに情熱をかける人々を描いたヒューマンドラマ。ジェマ・アーターソン、サム・クラフリン、ビル・ナイが共演。「17歳の肖像」のロネ・シェルフィグが監督を務めています。

人生はシネマティック! (Their Finest)

1940年、第2次世界大戦下のロンドン。コピーライターの秘書として働くカトリン(ジェマ・アーターソン)が、徴兵された同僚の代わりに書いたコピーが、情報映画局の特別顧問バックリー(サム・クラフリン)の目に留まり、新作映画の脚本チームにスカウトされます。

その映画は国民の士気を高めるためのプロパガンダ映画で、ダンケルクでドイツ軍に包囲された兵士を救出した双子姉妹を描いた作品でした。女性ならではの視点を買われ、生活を支えるためにも奮闘するカトリンでしたが、政府からの要望やベテラン俳優のわがままに翻弄され、映画作りは波乱の展開となります...。

ひっそりと公開していたこの作品、実はノーマークでしたが、なかなか評判がいいので見てみたくなりました。劇中劇でダンケルクの映画作りが描かれるというのも興味津々でした。戦争映画であり、映画作りのバックステージものであり、恋愛映画でもありますが、女性の自立を描いた物語として心に響く作品でした。

戦時中のプロパガンダ映画といっても、あまりにあからさまでは国民もしらけてしまう。さりげなくメッセージを織り込みながらも、見る人たちの心を動かす作品を作りたい。そこに作る人たちのセンスが問われるわけですが、本作を見ながら、戦時中とは思えないイギリス人たちの心の余裕、映画文化の深さも感じ、ちょっぴりうらやましくなりました。

女性の能力が男性ほど認められていなかった時代ですが、もともと文章を書くことにずば抜けたセンスをもっていたカトリン。働き盛りの男性たちが次々と徴兵されるという状況の中で、彼女の才能が生かされ、活躍するチャンスが回ってきたのでした。

先日「ダンケルク」を見たばかりなので、劇中劇の背景や撮影について手に取るようにわかっておもしろかったです。「ダンケルク」の中で、イギリスから救助に向かった民間船がダンケルクの海岸に集合する場面は最も感動するシーンのひとつだったので、本作でプロパガンダの題材として選ばれたのも大いに納得でした。

双子姉妹は実際には船のトラブルで現地に着けず、途中で他の船から兵士を拾っただけだったのですが、映画では小さなエピソードを積み重ねることでリアリティのある感動的な作品に仕上げます。船のトラブルをどうやって解決したことにするか... カトリンが考えた脚本が、彼女自身の成長と重なってていて心打たれました。

人々の心に訴える作品を作ろうと奮闘するカトリンたちですが、日々爆撃の恐怖にさらされ、別れや喪失、破壊とともにある彼らの日常の方がよほどドラマティックであるという皮肉。しかし、そうした状況の中で、もの作りの喜びが明日の希望へとつながっていくことが伝わってきて、さわやかな感動を覚えました。

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小石川後楽園の紅葉

2017年11月27日 | おでかけ

庭のホテルでお昼をいただいた後は、東京ドームシティの横を通って小石川後楽園へと向かいました。紅葉の最盛期とあって多くの人でにぎわっていましたが、園内が広いのでゆったり散策が楽しめました。青空の下、燃えるように輝く紅葉・黄葉はとても美しかったです。

小石川後楽園は、江戸時代初期、水戸徳川家の祖である頼房が江戸上屋敷内に造った庭園で、二代藩主・光圀の代に完成。明の儒学者・朱舜水(しゅしゅんすい)の選名により「後楽園」と名づけました。

庭園は、池を中心とした回遊式築山泉水庭園です。儒学思想の影響を受け、随所に中国の名所の景観が取り入れられていますが、京都・東福寺の通天橋や嵐山の渡月橋、木曽川など、日本国内の名勝の名前もありました。今でいえば東武ワールドスクエアといったところでしょうか。(いや違う^^)

広大な園内は山、川、池...と変化に富み、歩き進むにつれて移りゆく風景のおもしろさを堪能しました。菖蒲池や梅林、藤棚などあり、四季折々の日本の風景が楽しめます。松の木に雪吊りのポールが立てられているところでしたが、冬の雪景色もまたすばらしいでしょうね。

都心にある庭園なので、周囲の高層ビルが見えるのはある程度やむをえませんが、隣接する東京ドームは少々興ざめでした。でも巨大な未確認飛行物体が着陸したみたいで、これはこれでおもしろい風景でしょうか。

琵琶湖を表現したという大泉水。アイガモなどの水鳥たちが泳いでいましたが、オリンピックの撮影に使うような巨大な望遠レンズをつけたカメラを三脚にセットした人たちがずらりと並んでいてびっくりしました。カワセミが来るのを狙っているそうです。都区内では絶滅危惧種なのですね。

浅瀬で足を踏み踏みしてエサを探していた白い水鳥。あとで調べたところ、たぶんコサギだと思います。

朱舜水が設計したといわれる円月橋。水に写った姿とあわせると満月のように見えます。英語でFull Moon Bridgeという名まえがついていましたが、ロマンティックですね。

秋の一日を満喫しました。

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グリル&バー 流

2017年11月26日 | グルメ

秋晴れの週末、小石川後楽園に紅葉を見に行きました。まずはその前に、水道橋の「庭のホテル」に入っているレストラン「グリル&バー 流」(りゅう)でお昼をいただくことに。家を出る前に予約の電話を入れておきました。

庭のホテルは、こじんまりとした和をイメージしたホテル。夏にホテル主催の落語と街歩きのイベントに参加した時に、プライベートな雰囲気が気に入って、何かの機会にまた訪れたいと思っていました。メインのお料理に、サラダブッフェ・プティスープ・パン・デザート・コーヒーがつくランチセットをいただきました。

【関連記事】落語「百川」の舞台を歩く (2017-08-04)

サラダブッフェから。ポピュラーな野菜から、紫にんじん、紅芯大根、ヤーコンなどめずらしい野菜まで。紅芯大根は、watermelon radishっていうんですね。納得! ヤーコンはサツマイモの仲間かと思っていましたが、味や食感は大根に似ていました。生でも食べられるんですね。今度家でも試してみよう。

プティスープはコーンスープ。なめらかな仕上がりでした。

鶏もも肉のバスケーズ。バスケーズはバスク風という意味です。家でもよく作るお料理ですが、骨付き肉だとボリュームたっぷりに見えますね。

私は、目鯛のポワレ マリニエール風をいただきました。いわゆるワイン蒸しですが、目鯛とムール貝のおだしが効いておいしかった。ダイスの野菜がきらきらして彩りも楽しめました。

デザートはいちごのシャルロットとチョコレートのアイスクリームでした。クッキークラムと砕いたラズベリーで飾り付けしています。コーヒーとともにおいしくいただきました。

庭のホテルという名まえの通り、2つのレストランの間に小さな中庭があります。窓から緑が見えるとほっと落ち着きますね。一見雑然と見えますが、雑木林をイメージしているのだそうです。^^

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gifted ギフテッド

2017年11月25日 | 映画

クリス・エヴァンスが、並外れた数学の才能をもつ姪の子育てに奮闘する叔父を演じるハートウォーミングなドラマ。「(500)日のサマー」のマーク・ウェブが監督を務め、新星マッケンナ・グレイスが天才少女を演じています。

gifted ギフテッド (Gifted)

幼くして母親を亡くしたメアリー(マッケンナ・グレイス)は、叔父のフランク(クリス・エヴァンス)に引き取られ、フロリダの小さな町でささやかながら幸せに暮らしていました。メアリーにはずば抜けた数学の才能がありましたが、亡き姉の遺志を継いで、フランクはメアリーを特別扱いせず、まわりの子どもたちと同じ環境で育てようとしていました。

しかし突然、メアリーの祖母イブリン(リンゼイ・ダンカン)がマサチューセッツからやってきて、メアリーに英才教育を受けさせるべきだと主張します。そしてフランクから親権を奪おうと、訴えを起こします...。

楽しみにしていた作品、初日の朝一番に見に行ってきました。予告を見た時は、フランクはどうしてメアリーの才能を伸ばそうとせず、ふつうの子どもと同じように育てようとしているのか、歯がゆく思っていましたが、映画を見て、そこには深い事情があったのだと知りました。

メアリーの母も数学の天才であり、そのために母親の期待を一心に背負い、人生の喜びを知らないまま、若くしてこの世を去ったのでした。そのことを誰よりもよく知るフランクは、姉の意志を尊重しようと心に決めていたのです。

天才の子どもをもつ親が、子どもらしく育てることと才能を伸ばすことの狭間で苦悩する姿は、これまでにも実話をもとにした「僕と世界の方程式」(A Brilliant Young Mind)や「ボビー・フィッシャーを探して」(Searching for Bobby Fischer)などで見てきましたが、フランクもメアリーのためにどうすることが一番いいか悩みに悩みます。

法廷で、フランクが”あなたはそれが正しいと確信が持てますか?”と問いかけられる場面が何度かありましたが、それに対するフランクの”わからない”という答えは、彼の誠実さを表していると思いました。子育てに正解などないし、ましてや天才児を育てる機会なんてそうそうないのですから...。

フランクは常に、自分がやっていることは間違っているんじゃないか、メアリーの人生を滅茶苦茶にしてしまうんじゃないかと自問し、恐れていました。でもそれは、どの親にとっても共感できる普遍的な恐れでもありますよね。

脚本がすばらしく、心に残るシーンややりとりもたくさんありました。実の父親が自分を探そうともしなかったと知って傷ついたメアリーを、フランクがある場所に連れて行く場面には泣けました...。どんなに才能があっても、愛がなければ枯れてしまう。自己を肯定して初めて花開くのだと気づかされました。

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りんごとルイボスティのカップケーキ/ザボンのケーキ

2017年11月22日 | 料理

最近作ったお菓子2種類。どちらもおみやげをひとひねりして作りました。

まずは、りんごとルイボスティのカップケーキです。これはいつもは葉が細かいティーバッグの紅茶を使って大きな型で作っているものですが、今回はシナモンアップルのルイボスティのティーバッグを使い、紙製のマフィン型に流して焼き、カップケーキにしてみました。

上に粉砂糖をふるって仕上げました。甘酸っぱいりんごに、ルイボスティのさわやかな風味がよく合います。しっとりおいしくいただきました。

コーヒーも好きですが、紅茶も大好きなので、家族がニューヨークでいろいろ買ってきてくれました。左のKUSMI TEAはルシアンブレンドのセット。ZABAR'Sは普段使いに。左下のは大分のおみやげですが、ルピシアのご当地紅茶。今回は右のTAZO TEAのティーバッグを使いました。

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これは先日、長崎・雲仙のおみやげにいただいたザボン漬け。いわゆるザボンの皮の砂糖漬けですが、大きいしこのままではちょっと食べにくいので、細かく刻んでケーキに入れることを思いつきました。ザボンは別名ブンタン(文旦)ともよばれる柑橘類です。

いつもは刻んだオレンジピールを入れて作っているケーキです。

アーモンパウダーと砂糖、卵をしっかりと泡立て、しっとりふんわり仕上げました。

翌日は生地が落ち着いて、さらにしっとりといただけました。ザボン漬けはまだだいぶ残っているので、刻んでラム酒につけておき、フルーツケーキに入れようと思います。

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スキレットがあまりに便利なので、先日さらに2つ買い足しました♪

 

 

...というのはウソで、実はこれ計量スプーンなんです。

大さじ1/2 と、小さじ1/2の2個セット。100円雑貨の NATURAL KITCHEN で偶然見つけ、あまりのかわいさに衝動買いしてしまいました。計量スプーンはすでに何組か持っていますが、いくつあっても便利なので大切に使いたいと思います。

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世界一キライなあなたに

2017年11月21日 | 映画

DVDで鑑賞。エミリア・クラーク&サム・クラフリン共演のラブストーリーです。昨年公開された時はロマンティック・コメディだと思って完全にスルーしていましたが、あとから安楽死の是非をテーマにした作品と知りました。ジョジョ・モイーズのベストセラー「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」を映画化。

世界一キライなあなたに (Me Before You)

イギリスの田舎町で家族と暮らすルー(エミリア・クラーク)は、働いていたカフェが閉店の憂き目にあい、事故で車椅子生活を余儀なくされた富豪の御曹司ウィル(サム・クラフリン)を介護する仕事を紹介されます。

最初は事故のショックから生きる希望を失い、心を閉ざしていたウィルですが、ルーの天真爛漫の明るさに接していくうちに、徐々に元気を取り戻していきます。しかしウィルには、心に秘めたある決断がありました...。

エミリア・クラーク演じるルーがとってもキュート♪ くるくるとよく動く表情と、明るく素直で前向きな性格、個性的なファッションもチャーミングで、ウィルならずとも私もすっかり彼女の虜になりました。名家の御曹司であるウィルは容姿に恵まれビジネスでも成功し、婚約者もいて、まさに順風満帆の人生を歩いていました。

その幸せが交通事故によって一瞬のうちに奪われてしまったのです。最初にルーがウィルに出会った時は、無精ひげをはやし、ルーが何を話しかけても不愛想で取りつく島がありませんでした。そんな2人がはじめて意気投合したのが、フランス映画の「神々と男たち」というのがおもしろい。

字幕のついた映画を見たことがないというルーに、ウィルが誘っていっしょに見たのでした。ちなみに次に見たのはスペインのアルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」。これまでまったく違う環境で生きてきた2人が化学反応を起こした瞬間でもありました。

こうしてルーのおかげですっかり明るさを取り戻しかに見えたウィルですが、彼は6ヶ月後に安楽死することを心に決めていたのでした。ルーはウィルが生きる喜びを見出して、考え直してくれることを願い、競馬やコンサート、南の島のヴァカンスと次から次へといろいろな計画を立てますが、ウィルの決心は変わりません。

ウィルが絶対に行きたくない場所、それはパリだと言います。なぜなら彼が一番輝いていた時に訪れた場所だから、その思い出を別の記憶で上書きしたくないというのです。

私自身、たとえば将来家族の手を煩わせるようなことになるくらいなら、その前に安らかに見守られながら眠りたい...という気持ちが心のどこかにあるので、ウィルの気持ちが理解できなくはないのです。その一方で、彼はあまりに若く美しく、人生はこれからで、今までとは違う形であっても、きっと幸せな未来があるはず...

と思ってしまい、彼の決断を尊重できない気持ちにもなりました。彼の人生は彼ひとりのものではないのですから...。医学の発達で、延命治療についても本人や家族の意思にゆだねられるケースが増えるであろうこれから、命の重み、命の意味について考えさせられる作品でした。

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スキレットを使って(4)秋鮭のホイル焼き/りんごのケーキ

2017年11月19日 | 料理

スキレットを使って最近作った、秋のお料理から2品。まずは秋鮭のホイル焼きです。

スキレットを火にかけて油を熱し、塩こしょうした秋鮭を両面ソテーします。白ワインを注いで、すきまにきのこと小松菜をのせ、上にタイムの枝をのせてアルミホイルで覆い、蒸し焼きにしました。

ホイルのままテーブルに運び、自分で破いていただきます。鮭は一年中手に入るので、春はキャベツとグリーンピース、夏はトマトとパプリカ、冬は白菜とねぎなど、季節の野菜で作るといいですね。一見オーブン料理に見えますが、IHコンロで簡単にできるのがうれしいです。

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Gateau aux Pommes(ガトー・オー・ポム)、りんごのケーキです。いつもは耐熱皿に大きく作り、取り分けていただきますが、今回はスキレットに最初から分けて作ってみました。

ケーキといっても材料はほとんどりんごで、生地をからませるようにして作ります。レーズンも少し加えました。薄く油をぬったスキレットに流し、オーブンで焼きます。

焼き上がりはこんな感じ。きれいな焼き色がつきました。いつもの耐熱皿より、おいしそうに見えます♪

冷めてから粉砂糖をふるっていただきましたが、熱々のところにアイスクリームをのせても。おいしくいただきました。

【関連記事】
スキレットを使って(1)ハンバーグ/ポテトのアンチョビ焼き (2017-04-25)
スキレットを使って(2)豚肉のバルサミコソテー/鶏肉のシチリア風/石焼ビビンパ (2017-04-30)
スキレットを使って(3)ダッチベイビー・パンケーキ (2017-07-15)
スキレットを使って(5)アヒージョ3種/ファーブルトン/焼きりんご (2018-02-02)

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自由が丘で人気のチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」(ベイク チーズタルト)。3年前に開店してからしばらく長い行列ができていましたが、最近はさすがに落ち着いてきたので家族がおみやげに買ってきてくれました。

札幌の人気洋菓子店「きのとや」さんが展開している焼きたてチーズタルト専門店の新業態で、材料のクリームチーズに2種類の北海道産と1種類のフランス産をブレンドして使っているそうです。(FASHION PRESS)

何も知らないまま冷蔵庫に入れて翌日冷たいままいただいたら、さくっとしたタルトに入った小さなチーズケーキといった感じで、これはこれでおいしかったですが、トースターで焼くとクリームチーズがとろりと溶けて、また違ったおいしさが楽しめるそうです。次の機会に試してみようと思います。

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犯罪小説集/劇場/風に舞いあがるビニールシート

2017年11月18日 | 

最近読んだ本の中から、感想を書き残しておきます。

吉田修一「犯罪小説集」

吉田修一さんの作品は、”悪人”、”パレード”、”怒り” と読んだことがあります。どれも読み始めると止まらなくなるおもしろさがありましたが、現代社会の闇や生きづらさが描かれていて、読んでいて辛くなることも。そんなわけで、映画化されている作品も多いですが、見るのを躊躇してしまいます。

本作は5編からなる短編集で、どれもここ10年くらいの間に世間を騒がせた、実際に起こった事件をモチーフにしています。とはいえイマジネーションを膨らませ、実際とは違う設定や、別の切り口で描かれているので、元の事件を思いう浮かべながらも、あくまでフィクションとして新鮮に読み進めることができました。

女性の複雑な心理をかつての同級生の視点で描いた”曼珠姫午睡”や、犯罪者の生い立ちに着目した”百家楽餓鬼”、”白球白蛇伝”。また、差別と偏見によって引き起こされた犯罪(青田Y字路)や、村社会が生み出した悲劇(万屋善次郎)など、日本の閉鎖性について考えさせられる作品もありました。

タイトルが漢字5文字で統一されていることからも、最初から連作を想定して書かれたのだと思いますが、粒ぞろいでどの作品もおもしろかったです。

又吉直樹「劇場」

”火花” で芥川賞を受賞した又吉さんの第2作。自ら小劇団を運営し脚本を書いている永田と、彼を尊敬し陰で支える恋人 沙希とのラブストーリーです。恋愛小説ということもあって、私は "火花" より楽しく読めました。

売れない劇作家と彼を支える恋人...ということで、私が思い出したのは常盤新平さんの ”遠いアメリカ”。若い頃に読んで、今は何者でもなく、ただ夢を追い求める2人に共感し、号泣したことを覚えていますが、今回はなぜか泣けなかった...。どちらかというと、沙希ちゃんの親の立場で読んでしまって、ただただ永田の身勝手さに腹が立ちました。^^;

私が若かった頃のきらきらした気持ちや一途な思いを忘れてしまったのかもしれませんが...。周囲がとやかく言うことではなく、これは永田と沙希ちゃんにしかわからない愛なのでしょうね。どこかフェリーニ監督の ”道” に通じるものも感じます。いろいろ文句を書きましたが^^; 小説としてはおもしろかったです。

森絵都「風に舞いあがるビニールシート」

森絵都さんの "みかづき" が気に入ったので、他の作品も読んでみたくなりました。2009年上期に直木賞を受賞した、6編からなる短編集です。作品は軟・硬 交互に続き、それぞれ個性があって楽しめました。

犬の里親探しのボランティアをしている主婦の目を通して、昨今のペット問題に切り込んでいる”犬の散歩”。テーマはシリアスですが、物語はやわらかい筆致で描かれていて、最後に家族の絆へとつながっているところがちょっと ”みかづき” のテイストに似ています。

仏像に魅せられて修復の道に入った若者の、師との確執と挫折を描いた”鐘の音”は、純文学の香りがあって私は一番気に入りました。ある仏像へと傾倒していく様子には狂気さえ感じられ、それゆえに残酷な結末に胸をつかれました。神に導かれたとしか思えない後日譚も不思議な余韻を与えてくれました。

世代間のギャップを描いた "ジェネレーションX" はコミカルでスピード感あふれる作品。仕事で謝罪に向かう中堅社員と取引先の若い社員。長い道中、延々私用電話をかけ続ける若者に最初は内心腹が立ちますが、その後思わぬ展開が待ち受けます。すてきなラストに胸のすくようなさわやかな感動を覚えました。

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JASMINE 憶江南

2017年11月16日 | グルメ

中目黒にある中国料理レストラン「JASMINE 憶江南」(ジャスミン イージャンナン)でお昼をいただきました。駅から歩いて10分ほどの静かな住宅街にあり、中国江南地方の郷土料理が楽しめます。店名の憶江南は、中唐の詩人 白居易が江南のすばらしさを詠んだ漢詩の題名からきています。

お店の名物から、点心、お食事、デザートなどが楽しめるランチのコースをいただきました。まずはスパークリングワインで乾杯。

前菜は、お店の名物”よだれ鶏”と、花咲きクラゲの冷菜です。よだれ鶏はアラカルトでは大皿で運ばれてきますが、コースでも一口サイズで楽しめるのがうれしい。蒸し鶏と揚げ茄子を複雑な味わいのたれに漬け込んだお料理ですが、あまりにもおいしいのでよだれ鶏という名まえがついたとか。クラゲはこんにゃくのように大きく、コリコリした食感が楽しめました。

自家製点心3点の盛合せ。焼売と蒸し餃子は、よだれ鶏のたれにつけていただきます。餃子の皮がもっちもち。揚げワンタンはケチャップ風のソースにディップしていただきました。

大きな肉団子 伝統的な上海醤油煮込み。ふわふわと柔らかくてびっくりしました。野菜のすりおろしがたっぷり入っているのでしょうか。コクのあるソースがデミグラスのようで、中華風ハンバーグといった感じのお料理でした。

お食事は2種類から選びます。私は青葱たっぷりコラーゲン鶏白湯麺をいただきました。あっさりとしたスープがしみじみとおいしかったです。青葱たっぷりが葱好きにはうれしい。途中でカリカリにんにくの入った辣油をちょんと入れ、味の変化を楽しみました。

もうひとつは四川麻婆豆腐ご飯。家でも時々こんな風にカレーライスみたいにして盛りつけます。^^ 麻婆豆腐好きの家族が喜びそう。

この日のデザートは、トンカ豆の杏仁豆腐でした。トンカ豆は見た目はカカオ、香りはバニラや杏仁に似た中南米原産のスパイスで、お菓子の材料として注目されているそうです。つるんと冷たい舌ざわりが心地よく、さっぱりとおいしくいただきました。

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帰りにこの近くにあるナッツ専門店「Groovy Nuts」(グルーヴィナッツ)でお買い物しました。何種類ものナッツを取り混ぜて好きなだけ量り売りで買えるほか、オリジナル・フレーヴァーのついたナッツが用意されています。この日はハニーローステッドとマダガスカルペッパーを少しずつ購入しました。

家族がみんな大好きなので、ナッツは家に常備しています。ふだんはカルディの素焼きナッツや、輸入のハニーローステッドピーナッツなど、お手頃なものが多いですが^^ これは少しずつ大切にいただいています。

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