セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

紫陽花のいなりずし

2019年06月27日 | 料理

昨年築地で購入した紫陽花の抜型を使って、紫陽花のいなりずしを作りました。

昨年ブログで教えていただいて、今年は是非作りたいと思っていました。上にのっているのは、大根のマリネです。

大根を薄切りにして型で抜き、常備菜にしている紫キャベツのマリネに入れて、色を染めました。いなりずしにのせた時にグラデーションになるように、一部は濃く染まらないうちに先に出しておきました。

少し残しておいて、翌日のお弁当にも入れました。マリネ液は洋風の味付けでグレープシードオイルを使っているので、お寿司にはどうかな?と思いましたが、まったく違和感がなかったです。最近は野菜寿司なるものもありますが、洋風寿司の感覚でおいしくいただきました♪

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漱石山房記念館

2019年06月25日 | おでかけ

少し間が空いてしまいましたが... 神楽坂散策の続きです。いつもはこの後、かもめブックスと la kagu に寄るのがお決まりのコースですが、この日は 新宿区立漱石山房記念館 まで足を延ばしてみました。

ここは、夏目漱石が1916年に亡くなるまで、9年間をすごした場所です。漱石生誕150年を記念して、2017年に開館しました。住宅街に佇む、モダンでおしゃれなミュージアムです。

漱石は、喜久井町(現在の早稲田駅の近く)で生まれ、ここ早稲田南町で生涯を閉じました。早稲田・神楽坂界隈には漱石ゆかりの地がたくさんあり、小説にも数多く登場しています。

ミュージアムの裏手は、漱石公園として整備されています。この石塔は ”猫の墓"といって、「吾輩は猫である」のモデルとなった福猫のほか、漱石が飼っていた文鳥と犬を供養しています。

ミュージアムでは、漱石が暮らした「漱石山房」の一部が再現されているほか、資料や初版本などが展示されています。写真は、漱石の書斎の再現展示です。写真をもとに部屋の広さを割り出し、県立神奈川近代文学館が所蔵する資料をもとに遺品を再現製作したそうです。

部屋は10畳の板の間で、花模様のペルシャ絨毯が敷かれ、紫檀の文机が置かれています。愛用の文房具や、所狭しと積み上げられた書籍など、漱石の息遣いが聞こえてきそうな、温かみのある空間でした。

2階の展示や、地下の図書室を見た後に、1階の CAFE SOSEKI (カフェ・ソウセキ) でひと休みしました。入口では福猫ちゃんがお出迎えです。

ほうじ茶といっしょに「吾輩は猫である」に登場する空也さんの最中をいただきました。空也さんの最中は予約しないといただけない幻のお菓子。思いがけずにいただけて感激しました。

早稲田駅から帰ったので、駅近くの ”夏目漱石誕生の地” に寄ってみました。碑が立っていますが、跡地はやよい軒となっています。^^

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神楽坂 九頭龍蕎麦 本店

2019年06月19日 | グルメ

GW明けに、夫が健康診断に引かかったことが発覚し... しばらく食餌療法でお肉と卵を避けることになりました。もう1ヶ月以上がたちますが、私もお魚中心の生活にだいぶ慣れてきたように思います。というわけで、しばらくヘルシーな食事の記事が続きますが、おつきあいください。

この日は、所用のあとに飯田橋で待ち合わせ、神楽坂の「九頭龍蕎麦 本店」にお蕎麦を食べに行きました。こちらは以前、日本で観光ガイドをしているアメリカ人の方に連れていっていただいたお店ですが、飾らない中にも日本らしい趣があってすっかり気に入り、家族と改めて訪れたいと思っていました。

入口のちょっとした空間も風情がありますね。お昼はお蕎麦が中心ですが、本来は福井料理のお店で、夜には福井の地酒や郷土料理が楽しめるようです。お昼時でしたが、運よく待たずに入れました。

こちらでは昇竜舞茸の天ぷら蕎麦が一押しのようですが、私はおなかがすいていたので、大海老と野菜の入ったボリュームたっぷりの天ぷら蕎麦をいただきました。蕎麦つゆと天つゆが別に用意されているのが細やかな配慮です。大根おろしの入ったおつゆでいただくお蕎麦は、さっぱりとしてとてもおいしかったです。

夫はめずらしくヘルシーに山かけ蕎麦にしましたが、とろろの上に大きな卵黄が...。夫が卵を食べられないので、卵黄は私のおつゆに移しました。弾力があって、箸にのせてもくずれない、しっかりとお味の濃い卵黄でした。

食事のあとは、神楽坂の表通りや裏通りをあてもなくぶらぶらと...。黒板塀に石畳と、何気ない小路が絵になります。中には猫の通り道のような細い細い小径もあります。

お気に入りの和布雑貨のお店 kukuli (くくり) さんで、今治タオルのハンカチを購入。カラーバリエーションが豊富で、どれもすてきでした。

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花ズッキーニのフリット &夏野菜のシンプル料理

2019年06月17日 | 料理

先月のことですが、めずらしい花ズッキーニを見つけたので買ってきました。

花ズッキーニとよばれていますが、つまりはズッキーニの花です。雄花と雌花があり、雄花は花だけ、雌花には小さな実がついています。小学校の理科で習ったヘチマの雌花・雄花と同じですね。^^ 今回買ったのは5本とも雌花でしたが、雄花も食べられるそうです。

花は水でそうっと洗い、中のめしべ(雄花の場合はおしべ)を取り除き、チーズを詰めてフリットにするのがポピュラーな食べ方です。チーズはフェタやリコッタが合うようですが、私は家にあったカッテージチーズを詰めました。

見た目がマイク?マッチ棒?みたいでかわいいです。軽く塩をふっていただきましたが、カリッとしたズッキーニの食感ととろりとしたチーズの風味が絶妙で、おつまみにも最高でした。

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このほか、最近よく食べている夏野菜のシンプル料理からいくつかご紹介しますね。どれもお料理とよべないくらいに簡単なものですが、アペタイザーにぴったりです。

そら豆の塩ソテー。こちらのサイトを参考にしました。スキレットにそら豆を入れ、少し多めの油でじっくり焼いて塩をふるだけですが、やみつきになるおいしさです。

ここ数年見かけるようになった生のベビーコーン。とうもろこしを栽培する過程で間引きされるコーンですが、味はとうもろこしに負けません。外皮をむいて、薄皮を数枚残し、グリルで様子を見ながら焼いていきます。ひげは途中から焦げないように、ホイルで覆います。

いい感じに焼けました。薄皮をむいて、中のベビーコーンに塩をつけていただきます。ひげもこのままおいしく食べられます。(以前、コチラでも記事にしています。)

真っ赤なフルーツトマトが、味が濃くておいしい。4つ割りにして、ポン酢しょうゆ・オリーブ油・酢を混ぜたドレッシングで和えます。それだけでもおいしいですが、この日は大葉を千切りにしてのせました。

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昨年オープンした八百屋さん。若いオーナーがベンチャーで始めた?八百屋さんのようですが、小さいながらも新鮮な野菜、珍しい野菜を置いていて、いつも活気があります。

そこで作っているサラダがとても人気があって、若いファミリーや一人暮らしの人が次々と買っていくので、私も試しに買ってきました。

お皿にのせると花が咲いたよう。家で作り置きしているひよこ豆のマリネものせましたがよく合いました。ドレッシングをかけて、おいしくいただきました。

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蒼龍唐玉堂 &毛利庭園の紫陽花

2019年06月15日 | グルメ

六本木ヒルズ・毛利庭園の紫陽花です。

映画を見る前に、中華麺が食べたいという夫の希望で「蒼龍唐玉堂 鳥居坂」でお昼をいただくことにしました。こちらは担々麺の専門店で、六本木だけで3店舗ありますが、私たちが入ったのは六本木ヒルズを降りてすぐのところにある鳥居坂店です。お店の外壁に大きく描かれた龍の絵が目を引いて、以前から気になっていました。

こじんまりとしたお店ですが、担々麺の専門店というだけあって、担々麺だけで10種類以上あります。その他、中華の定食メニューも充実していました。

こちらは白胡麻担々麺です。白胡麻のとろりとしたスープが優しい味わいながら、ほどよい辛さと痺れがありました。ナッツやスパイスがいろいろ入って、複雑な味わいです。薬味も青ねぎ、白ねぎのほか、香菜がのっているのがうれしい。

セットの半炒飯も、なかなかのボリュームです。

季節メニューに弱い私は「日本の冷やし中華」をいただきました。冷やし中華は、今年に入って家では何度か作りましたが、外で食べたのは初めてかな? 間違いのないおいしさでした。

お昼を食べてから、毛利庭園を散策しました。青葉がみずみずしく、気持ちのいい木陰を作っていました。小さいながらも季節の移ろいが楽しめるすてきな空間です。この日はちょうど青いガクアジサイが見頃を迎えていました。

池を囲むように点々と植えられたガクアジサイが、目に涼しく、美しかったです。

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スノー・ロワイヤル

2019年06月12日 | 映画

週末は、久しぶりに映画を見に行きました。リーアム・ニーソン主演のバイオレンス・アクションです♪

スノー・ロワイヤル (Cold Pursuit)

2014年のノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(原題:Kraftdioten・日本では劇場未公開)を、同じ監督さんがハリウッド・リメイクした作品。ちなみにオリジナル版では、ステラン・スカルスガルドが主演したそうです。

舞台はコロラド州デンバーと、その近くにある(架空の?)田舎町キーホー。地元で表彰されるほどの善良な市民で、除雪車の運転手をしているコックスマン(リーアム・ニーソン)は、薬物がらみのトラブルで、息子が殺されてしまいます。薬物の過剰摂取という死因に納得できないコックスマンは独自に調査を開始。

やがて地元の麻薬王バイキングの組織に誤って殺されたことを突き止めます。コックスマンは事件とつながる人物を次々と殺していきますが、バイキングが、それを敵対する先住民の麻薬組織によるものと勘違いしたために、やがてコックスマン、バイキング、先住民の3つ巴の戦いへと発展していきます。

温厚なおじさんが、突然スイッチが入って復讐の鬼となり、大暴れする...という、リーアム・ニーソンらしい作品。ワンパターンといってしまえばそれまでですが、安心して楽しめる作品でした。

本作はコメディ・テイストのバイオレンス・アクションで、おもしろいくらいに?人がバンバン殺されていきます。最初の方こそ、殺しの場面もちゃんと描かれていますが、そのうちにそれさえ見せずに名前とニックネームだけが表示されることも。^^;

雪の中西部が舞台ということもあって「ファーゴ」を思い出しました。エミー・ロッサム演じる凛々しい女性警察官も、どことなく「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンドみたい。「ウィンド・リバー」を彷彿とさせる雰囲気もありますが、シリアスな部分はかけらもございません。^^;

オリジナル作品は北欧らしく、東欧マフィアとの闘いになっていたようですが、本作では先住民マフィアが絡み、アメリカらしい設定となっています。Indian (先住民/インド人)、reservation (ホテルの予約/先住民居留地)といった人種ジョークに思わずにやり。クライマックスの銃撃戦は、西部劇のようでした。

エンドロールが in order of disappearance となっていて、40人くらいの人物が殺された順に名前が消えていくのがユニーク。コックスマンと、バイキングの息子とのやりとりも、ほのぼのポイントとなっていてよかったです☆

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浅草むぎとろ 本店

2019年06月10日 | グルメ

GW記事の最終回です。この日はとろろが好きな義母を交えて、浅草むぎとろ 本店にお昼を食べに行きました。場所は吾妻橋のひとつ川下、駒形橋のすぐ近くです。

駒形橋西詰の交差点からの眺め。左に見える白い6階建てほどのビルが、浅草むぎとろさんです。浅草寺周辺の狂騒も、1ブロック離れるとだいぶ落ち着いています。予約をせずに訪れましたが、ほとんど待たずに2階のお席に案内していただきました。窓が大きく広々としたお席です。

懐石のコースもありますが、この日はとにかくとろろが目当てだったので、お昼のむぎとろの定食をいただきました。

四角い蒸籠にたっぷり入った麦ごはんをお茶碗によそい、とろろと青のりをかけていただきました。とろろはおだしでのばしてありますが、しっかりとしたねばりがあって、おもちのようによくのびます。麦ごはんによくからみ、おいしくいただきました。

とろろは子どもの頃よく食べていましたが、当時は口の周りがかゆくなるので、それほど好きではなかったような...。今はこの滋味深さがしみじみとおいしく感じられます。麦ごはんにもよく合いました。

左奥にあるのは揚げ出しのおもち?と思いきや、これもとろろのおだんごのようなもので、弾力があっておいしかったです。お漬物にも梅酢で漬けたやまいもがついていました。

箸休めの小鉢です。右から鶏肉、さつまいも、たまご、小松菜、豚肉?のフライ。

毎度おなじみの風景ですが、吾妻橋から見るスカイツリーとアサヒビールビル。

水上バス乗り場には、漫画家・松本零士さんデザインのヒミコが泊まっていました。

車を駒形のコインパークに停めたのですが、すぐ近くにおもちゃのバンダイの本社がありました。社屋の前にアンパンマンなどのオブジェがずらりと並んでいて、写真を撮るファミリーでにぎわっていました。

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広尾 つばき食堂

2019年06月07日 | グルメ

東京はここのところ夏のような陽気でしたが、今日はそろそろ梅雨入りするかしら?という空模様です。

我が家の紫陽花もきれいに色づいています。写真は”ダンスパーティ”というガクアジサイです。9年前に箱根で買ったもので、記録を見ると当時はブルーでしたが、我が家に植え替えてからいつの間にかピンク色になりました。土の成分のせいでしょうか?

***

さて、GWのできごとを気長に書いています。この日は夫の希望で、広尾のつばき食堂という定食屋さんにお昼を食べに行きました。以前、私が用事で出かけていた時に、ひとりで食べに行って気に入ったお店だそうです。広尾プラザの裏手の商店街にあります。

古民家風の外観が趣があっていい感じ。ちょうどお昼時で賑わっていましたが、1組ほど待ってカウンターの席に案内していただきました。

壁にずらりと貼られたおつまみやお酒のメニューが圧巻。お昼は定食メニューが10種類くらいありましたが、夜は定食のほか、お酒やおつまみがいろいろいただけるようです。日頃、夜に飲みに行くということがほとんどないので、これだけで私にとっては非日常でわくわくしました。

カウンターは今風に言えばオープンキッチンで、割烹着を着たおかみさんが同時進行できびきびとお料理を作りつつ、お店の端々にも目を配り、割烹着を着たスタッフにてきぱきと指示を与えています。

「ノルウェーの森」の中で、主人公がガールフレンドがお料理を作る様子を、打楽器奏者のようだと描写していたのを思い出しますが、まさにそんな感じ。おかみさんの動きが鮮やかで、見ているだけで飽きません。後から銀座や自由が丘にも支店を出しているやり手の起業家と知って納得しました。

まずは小鉢のひじきの煮物とポテトサラダ、お漬物が運ばれてきました。

こちらは生姜焼き定食。お肉が柔らかく、よいお味でした。

私は鯖味噌煮定食をいただきました。味噌味が強すぎず、洗練された味付け。とてもおいしかったです。

食事のあとは、広尾プラザの明治屋の雑貨屋さんをのぞいて、小さな生姜おろしと、瓶に入れられる小さなスパチュラを買いました。おろし金もスパチュラもすでにたくさん持っていますが、小さいサイズのものが欲しかったのです。ガジェット好きにはいいお買いものができました。

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特別展「巨星・松本清張」

2019年06月04日 | アート

港の見える丘公園からさらに奥に進み、県立神奈川近代文学館で開催されている特別展「巨星・松本清張」(5月12日で終了)を見に行きました。場所は、大佛次郎記念館のわきから霧笛橋を渡った先となります。

円い展示室を2つ並べた形が個性的。緑の中のすてきなミュージアムです。

昭和を代表する作家、松本清張の作家人生を、約400点の資料とともにに紹介する企画展です。膨大で多岐にわたる作品の中には映像化されたものも多く、展示内容は変化に富んでいて、興味深く見れました。

松本清張といえば、戦後の経済成長の陰にひそむ心の闇を描いた社会派の推理小説を数多く残していて、私も一時期夢中になって読んでいました。「砂の器」「点と線」「ゼロの焦点」などは何度も映像化されている代表作ですが、最近では、男性社会の陰で暗躍する女性たちを描いた「けものみち」「黒革の手帳」なども話題になりました。

私が好きな作品をひとつあげるとしたら、短編小説の山岳ミステリー「遭難」です。緻密に計画された殺人と、登山日誌をもとに真相を暴く登山家。殺人者と登山家の緊張感あふれる心理的かけひきに、ぞくぞくするような興奮と、静かな感動を味わいました。

遺品の万年筆とインクボトル

松本清張といえば推理小説のイメージが強いですが、古代史や近・現代史、ノンフィクションや実在の人物を評した作品も、数多く残しています。

清張と同じ福岡出身の2人の洋画家、青木繁と坂本繁二郎の評伝を書いていると知り、興味を持ちました。またノンフィクションの「日本の黒い霧」や、事実から真相究明を試みる「小説帝銀事件」も、いつか読んでみたい作品です。

取材旅行先のパリで

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