加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



道路の雪も溶けて木々が芽吹きだした手取川を訪ねてみました。前回訪ねたのは1月14日あれから2か月半過ぎた、3月31日に散策。

冬季通行止めのゲートは閉じたまま。開通が待ち遠しい。

河川は雪解けも水が流れ落ちて水量も多くなっている。


風嵐堰堤

雪解け水を集めて至るところで滝となって流れ出ている。これもの時期にしか見れない 光景だろう。

 


小鳥のさえずりが聞こえてくるが名前がわからない。鳴き声からすると鶯だろうか。


河内谷下砂防ダム堤高12.0m幅157.5m 昭和56年10月


百万貫の岩(ひゃくまんがんのいわ)

 寄り道パーキングについたら、まずは解説看板のあるビューポイントから全体を眺めてみましょう。手取川の河原の真ん中に、ひと際大きく目立つ岩を見ることができます。あれが百万貫の岩です。大きさは、高さ約16m、周囲約52mあり、重さ約4800トンと推定されています。百万貫の岩は、かなりの大きさですが、全体的に少し丸みがあることから、近くで崩れて落ちた岩ではなく、川を流されてきたことがわかります。砂防科学館で映像を見た通り、この岩は昭和9年(1934年)に発生した手取川大洪水の際に、上流の宮谷川より約3kmを、土石流によって流されてきたと考えられています。周辺を見ると、百万貫の岩ほどではないですが、大きな岩をいくつも見ることができます。これらの岩も、百万貫の岩といっしょに、土石流によって流されてきたと考えられます。
 それでは次に、坂を下って百万貫の岩の近くまで行ってみましょう。
 坂を下ったあとは、河原を渡って、少しずつ百万貫の岩に近づきます。近づくにつれてその大きさを感じることができるでしょう。水の流れによって、運ばれてきたとは考えにくいほどに大きな百万貫の岩は、県の天然記念物に指定されているほか、日本の地質百選にも選定されています。手取川は、このような巨大な岩を運ぶほどの大洪水を時々起こすため、昔から暴れ川と呼ばれています。手取川が暴れ川となる理由はいくつかあり、源流域の大地が崩れやい特徴を持っていることや、世界でも有数の豪雪地帯であること、急流河川の多い日本の中でも屈指の急流な川であることなどがあげられます。
 百万貫の岩をじっくりとみることできたら、最後に、市ノ瀬ビジターセンターへ行ってみましょう。
※冬季(12月~4月くらい)は、積雪のため行くことができません。

注意)川を渡る際には、増水に気を付けてください。また石の上を移動することなるので、滑ったり、転んだりしないように注意しましょう。また、周辺はすでに国立公園のエリア内に入っています。無断で石や植物などを持ち帰ることはできません。

★ワンポイントジオ
百万貫の岩は、恐竜時代の地層でできています。恐竜が生きていた時代、日本はユーラシア大陸とくっついており、大陸の奥から流れてきた川によって運ばれた土砂がたまることで、百万貫の岩の地層ができました。百万貫の岩の表面をよく見ると、数㎝の丸い透明感のある石が入っていることを確認できます。この石も恐竜の時代の川の流れによって大陸の奥から運ばれてきた石です。現在の河原にある百万貫の岩の中に、大昔河原を流れていた石を見ることができ、水の旅と石の旅が、現在だけでなく、過去から繰り返し起こってきた地球内での活動であることがわかります。(ぽけっとジオより引用)

「ぽけっとジオ」はこちら


三段堰堤と送水管


三段堰堤上流右岸側に見える宮谷川この川の上流より百万貫の岩が流れ出たそうな?


工事中の発電用水の取り入れ施設、地図で見るとここから取り入れられた水は下流の白峰発電所まで送られているようだ。


市ノ瀬発電所


赤岩下流砂防ダム、スリット可工事に貯水機能を失われた赤岩下流砂防堰堤


赤岩第2号砂防堰堤


赤岩砂防堰堤


白山眺望スポットだが本日は望むことが出来なかった。

出発してから約3時間、やっと市ノ瀬に到着。各施設は冬季閉鎖中道路の除雪はされていたが駐車場はこれからのようだ。例年に比べるととても少ないのだろう。


吊り橋も床板が外されたままになっている。
ある人に来たのだが、別当出合の吊り橋も床板が外されているが、そこを登山者は渡っていくらしい。雪が積もって、また凍てついている時もあろうに高さもあるだろうに命がけだ!



六萬橋渡った先には雪が少し残っていたこれから先はまだ除雪が完了していないのだろうか。


市ノ瀬砂防堰堤、別山は雲の中でした。

 

瀬嵐を出発したのは10時40分、帰り時間を考えるとここが限界のような気がする。車で10数分いざ歩いてみると約11キロはとても遠い、ここから別当出合までは、まだ2時間以上かかるだろう。

これから先は冬季通行止めが終了してからに。

随分と日が経ち、今では木々が芽吹きもっと春らしくなっていることだろう。

冬季通行止めは4月26日となっていたが、いつ開通しても良い状態にいなったことだろう。

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




手取川 白山頭首工

川の水は透明で氷つきそうなくらい冷たさを感じさせる。

霊峰白山に源を発して流れてくる水はこれより下流の扇状地を潤す。

浅いところでは薄氷が。かといって水は澱んではいない

山々が朝陽に染まり始めたが、流れに日が差すのはまだ先だが。日差しが差し込めば水はもっとエメラルド色が増すことだろう。

撮影:2024.01.14



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




前回訪ねたのは8月のとある日、汗を拭いながら訪ねた。

あれから半年が経つ。

先日は雪が舞う一日だったが、西からの高気圧に覆われ冷え込んだ朝、木々には樹氷が。

朝陽が差し込み木々がとても綺麗だが、それを忠実に再現できる技量も機材も無いことが悔やまれる。特に雪景色は素人には難易度が高すぎる。

この景色を目に焼き付けて墓場まで持っていくことにしよう。(?)

こんな寒い朝に私ぐらいかと思ったら、どうも先客があったみたいで足跡が。やはり同じことを考える人がいたみたいです。


下流側の景色

 
昨年8月の景色

 
同じように、昨年8月の景色

夏に訪ねたコースを思い出しながら次の場所へと車を進める

綿ヶ滝

荒々しく轟音とともに流れ落ちる綿ヶ滝、その向かいには糸を引いたように流れ落ちる滝も見ることが出来る。

綿ヶ滝を男滝、向かいに見る滝を女滝とも呼ぼうか、動と静そしてその先には静寂が


こちらが、夏、夕暮れの風景

新緑のころ、紅葉の頃も素敵だろうが自分的には雪景色が一番かも


滝見台からの景色

綿ヶ滝を後にして上流へと、途中真っ白な斜面にひきつけられて手取川ダムへと、この斜面は中々の滑りごたえが下部がもう少し広ければ、ここを滑り降りる輩がいてもおかしくないかも。私もその中の一人かも?

堤高153メートル、斜面の直線距離320メートル魅力的だ。

そう思って調べてみるとこんな事件が

スノーボード滑走事件2008年(平成20年)3月、一面に積雪した手取川ダムにスノーボードで滑走した跡が発見された[4]。スノーボーダーは当時関係者以外立入禁止だったはずのダム天端に侵入。そのままダムの直下まで、直線距離にして約320メートルを滑り降り、下流の集落へと続く道をたどって逃走したという。防犯上、カウンターテロリズムの観点からも、ダムへの不法侵入という点は問題であるが、それ以上に新雪上での滑走は雪崩による災害を誘発しかねない、極めて危険な行為である。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


堤正面に見える旧瀬女スキー場山頂駅山頂からは手取川ダムが一望できるだろう。

ちなみに堤本体がゲレンデなら、こちらはジャンプ台?


余水吐けゲートと堤頂部


ダム湖と取水塔。昨年は貯水率20%を切ったとの報道がされていたが、例年より雪も少なめのようだが今年も同じようになるのだろうか。

堤頂部に置かれた自然石とモニュメント。よく見ると自然石の中には化石のようなものも、ゆっくり観察しても面白いかも。

雪と青空のコントラストが綺麗だ、堤本体の石に積もった雪の模様が面白い(写真では実感が湧かない)

堤本体にはライブカメラが設置されているこれで私も犯罪者(不法侵入罪)かも。

早々に手取川ダムから退去、最終目的地の白峰市ノ瀬道路の通行止め箇所まで入る。

風嵐にてゲートアウトこれより先は徒歩のみ、今回はかんじきの用意しかなく。40年ぶりにかんじきを履く。先行者のトレースがありその跡を追随する。積雪は50~60センチメートル程度?でもかんじきにてトップを行くには体力が続かないだろう。

ゲートより2キロメートル程度進んでみる。これは中々の重労働だ。今回はカメラだけ持ってノ散策だが、この時期に山頂を目指しての登山はよっぽどの体力と精神力がないと自殺行為だ。

私にはそんな勇気も体力もないからあきらめることにする。

ここ風嵐から市ノ瀬まで約10キロメートル往復20キロメートル道路の開通を待つことに・・・・・。

撮影:2024.01.14

 

撮影から1週間が過ぎての投稿になってしまった。雨で積雪も随分と少なくなったことだろう。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




帰り道,、市ノ瀬・別当出合線にて撮影。

夕暮れ時差し込む西日にて手持で撮影のためブレがあり鮮明、繊細さにかける白山での最後の写真になってしまいました

 

これまではバスの中から撮影していたが、今回は路上に降りて撮影

紅葉時期に立山・黒部に出かけていたため赤く染まる山々を見逃してしまった。楽しみは翌年に取っておくことに。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




万才谷排水トンネルを訪ねて南竜ヶ馬場より万才谷へ 003

2023.11.05撮影
2023.11.08 初回更新
2023.11.11 再更新
2023.11.12 再々更新 南竜分岐点に到着ここで大正4年に竣工の谷止工を見る。
2023.11.13 4回更新

雪が降り今年は無理かと思っていましたが先日来の好天で雪もなさそうなので、先日来から気になっていた万才谷排水トンネルを訪ねてみました。

別当出合まで週末に車で登ることが出来るようになって、シャトルバスへの乗り換えの手間が省け随分と楽になった。

ウイークデイに動けないわたくしにとっては、とても煩わしく時間的なロスも大きかった。

今回のコース
クリックで拡大


甚之助避難小屋と甚之助谷

甚之助谷砂防群


甚之助谷左岸大規模ブロック

甚之助谷左岸大規模ブロック

この左岸ブロックが年間10~15センチメートル/年の移動が確認されているようです。この移動(地滑り)の急激な移動を抑えるために様々な対策が取られている。その一つが万才谷排水トンネルだ。

万才谷排水トンネル 取水施設・竪坑

排水トンネル吐口の赤谷


排水トンネル吐口の赤谷工事設備貨物索道山頂停留所

万才谷排水トンネル
  トンネル延長 387m
  トンネル内径 半径1.0m
  万才谷取水堰 高さ6.9m、幅24.5m、長さ16.7m
  万才谷縦坑 高さ27m
  赤谷減勢工 長さ9.5m
  仮整備(索道 長さ約1.0km、支柱2本、停留所2ヶ所、モノレール 一式)

万才谷取水口(吞口)の風景

現在は水の流れはまったっく見られない、しかし流れがあったであろう証にポットホール(甌穴)がいくつも見られる。


排水トンネル内部総延長385.8m

数年に及び工事が行われた。これで地滑りの危険が去ったわけではない。これからもまだまだ戦いは続くことだろう。


クリックで拡大


そして、素晴らしい自然、景観、先人たちが歩んできた文化遺産等々を後世に残してほしい。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




万才谷排水トンネルを訪ねて南竜ヶ馬場より万才谷へ002

2023.11.05撮影
2023.11.08 初回更新
2023.11.11 再更新
2023.11.12 再々更新 南竜分岐点に到着ここで大正4年に竣工の谷止工を見る。

雪が降り今年は無理かと思っていましたが先日来の好天で雪もなさそうなので、先日来から気になっていた万才谷排水トンネルを訪ねてみました。

別当出合まで週末に車で登ることが出来るようになって、シャトルバスへの乗り換えの手間が省け随分と楽になった。

ウィークディに動けない私にとっては、とても煩わしく時間的なロスも大きかった。

今回のコース


クリックで拡大

秋、紅葉の季節はすでに過ぎて、初冬の様相を呈している。

山頂では積雪が見られるくらいだから、ここにももうすぐ雪の時期が訪れるだろう。

 


木々は落葉して登山道にと積る。葉が生い茂っていたころには見ることの柳谷の様子が確認できる。右:柳谷砂防工事用の仮設橋の覆工板が取り外され冬、そして来春の雪解時期の増水に備えられている。


登山道より別当出合を振り返る。


柳谷川砂防を見る


中半場に到着


ここ中飯場のトイレは冬期間使用できないようになっているので注意が必要だ。

 
中飯場から見る不動滝。前回と同じ程度の水量だ。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

日本の滝を紹介するチャンネル、S.KOBAYASHIが撮影した動画です。

2016年5月の映像。二段の滝が見られる。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

これからも、雪解けの時期の水量の多い時には流れ落ちる滝が見れるのだろうか?

 

 
左:甚之助谷右岸に建つ山頂停留場
右:崖の上に建つ第1支柱

甚之助避難小屋、ここではトイレが使用可能、室堂まで途中には無いので注意が必要

避難小屋から登ること25分程度南竜分岐点につく、視界を遮るものは何もなく避難小屋、別当出合、遥か福井方面の山々が見渡せる。


南竜分岐点に設けられた登山道案内板と甚之助谷2号谷止工案内板

甚之助谷第2号谷止工

  • 白山砂防で最初に造られた谷止工の一つです。
  • 標高2,000mを超える高地の施設で、当時は我国で最高峰の砂防施設です。
  • 使用された石材は現地で採取し、セメントを使わない空石構造です。
  • 下流法面は流路の形状に合わせて両翼部より凹ませた形状になっています。

国土交通省北陸地方整備局金沢河川国道事務所 HP
白山砂防の登録有形文化財より

 

万才谷排水トンネル
  トンネル延長 387m
  トンネル内径 半径1.0m
  万才谷取水堰 高さ6.9m、幅24.5m、長さ16.7m
  万才谷縦坑 高さ27m
  赤谷減勢工 長さ9.5m
  仮整備(索道 長さ約1.0km、支柱2本、停留所2ヶ所、モノレール 一式)

万才谷取水口(吞口)の風景

現在は水の流れはまったっく見られない、しかし流れがあったであろう証にポットホール(甌穴)がいくつも見られる。

 

詳しくは徐々に記載の予定です。

2023.11.06 AM:05.10記

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




別当谷・柳谷・甚之助谷 2023.09.23

甚大な被害を及ぼした昭和9年(1934年)の崩壊以来様々な砂防工事が行われ、現在もなお続いている。そして新たな問題として取り正された地すべり。大正象14年に設置された甚之助谷第5号砂防えん堤が昭和17年までの間に4.43mも移動、及び砂防えん堤本体に亀裂の発生していることが判明。調査と安定化のために新たな砂防えん堤甚之助谷5号砂防えん堤(新)を建設(昭和40年)、しかし移動は止まらず、昭和36年(1961年)より様々な地すべり対策工事が行われている。

参照:北陸地方整備局 地すべり対策事業の再評価説明資料甚之助谷地区直轄地すべり対策事業
   白山砂防>白山砂防の事業概要>甚之助谷地すべり対策 等々


甚之助谷第7号排水トンネル

甚之助谷第8号排水トンネル


甚之助谷第1号集水井


甚之助谷第2号集水井


甚之助谷第?号排水トンネル


甚之助谷第?号集水井

 

甚之助谷第6号排水トンネル(イメージ) 甚之助谷第6号排水トンネル(イメージ)

排水トンネル工 内径 2.1メートル
延長 900.3メートル
横ボーリング工 延長 4,089メートル
集水ボーリング工 延長 10,002メートル
排水ボーリング工 延長 243メートル
第1号集水井工 内径 3.5メートル
深さ 36メートル
集水ボーリング 2650メートル
第2号集水井工 内径 3.5メートル
深さ 45メートル
集水ボーリング 2250メートル
第3号集水井工 内径 3.5メートル
深さ 44メートル
集水ボーリング 1480メートル

北陸地方整備局白山砂防HPより


R3・4・5甚之助谷地下水排除工事


9:50 万才谷排水トンネル工事用索道(万才谷排水トンネル工事は完成)この後索道は撤去されるようだ。

万才谷排水トンネル
  トンネル延長 387m
  トンネル内径 半径1.0m
  万才谷取水堰 高さ6.9m、幅24.5m、長さ16.7m
  万才谷縦坑 高さ27m
  赤谷減勢工 長さ9.5m
  仮整備(索道 長さ約1.0km、支柱2本、停留所2ヶ所、モノレール 一式)

北陸地方整備局白山砂防HPより

甚之助谷地すべり対策(万才谷排水トンネル概要)(PDFファイル:11MB)
https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/hakusansabo/04outline/images/13manzaidanitonneru.pdf

これで地すべりが止まったわけではないだろう、ただ単に崩壊のスピードを遅らせただけのことだと思う。報道では10年に一回、100年に一回の大雨という言葉を耳にするそれがいつ起きるとも限らない。昭和9年のような災害が起こらないように願うしかないのだろうか。


9:51 万才谷・不動滝を眺めながら甚之助谷・柳谷を後にする。

再び林道に戻り前回行かなかった別当谷上流部へと向かう。


前回はまだ工事用重機があったが工事も完了し工事用道路も整備され、穏やかな初秋の様相を見せている。

2023/09/03 下流部林道より撮影

登山道にと戻り別当出合にと下る。


10:12 途中、登山道から不動谷を見る


10:19 登りとは違って明るいブナの自然林


10:40 この付近の紅葉はまだ先の様だ。

登山道は途中分岐し登りと下りの一方通行となる。下りの道は別当谷の方に出るのでつり橋を見るこことができる


10:46 下り道より見る別当出合吊橋


10:50 ここまでくればゆっくり言っても10分程度で別当出合に到着する。

 

11:00 別当出合到着

市ノ瀬にバスで帰るには時間も早いので以前から気になっていた柳谷中流域の砂防えん堤と向かう。


11:12 仮設橋より上流側吊橋、甚之助谷・万才谷を見る

別当出合マイカー駐車場時から工事用仮設橋を渡り今度は柳谷左岸の工事用道路を登る。


11:16明るき気持ちの良い工事用道路、一人では抱えきれない大きな木々が目に付く。


11:21 林道は砂防新道から見え隠れしていた堰堤の横を通る。

11:29 橋上より柳谷上流を見る上の方には万才谷が見える


11:42 地すべり・崩落があっても、被害を最小限に食い止めるため砂防工事は今もなを行われている。

工事現場を後にして今来た道を引き返す。

 

赤谷側砂防に出てみる石が赤く(赤さび色)に染まっている。だから赤谷と呼んだのだろうか。

河床の岩には何やら光るものが混じる。これが赤く染める原因なのだろうか。素人ではこの物質は何なのか見当もつかない。

今回はこのまま林道を下り市ノ瀬まで徒歩で降りることに。途中、アングラーと会うがほとんどこの道を利用する登山者はいないようだ。

 


13:20 明るい河原にて遅めの昼食をとり市ノ瀬と向かう。


13:32市ノ瀬砂防えん堤の到着

次回は、南龍ヶ馬場まで登り万才谷排水トンネル工事個所を見てみたいものだ。

今回の工程 

7:20 市ノ瀬ビジターセンター前発(シャトルバス)ー7:33別当出合到着-別当出合出発-13:37 市ノ瀬到着 

歩行距離 13km



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




別当谷・柳谷・甚之助谷


 柳谷導流落差工、前回紹介した写真です、今回はこの上部左側の甚之助谷砂防堰堤群の撮影目的で再度登ってきました。

GoogleMapをキャプチャーした画像です。

柳谷導流落差工

2023.09.23 土曜日 天候:晴れ 

6:59 市ノ瀬吊橋

7:20 シャトルバスにて別当出合に登る


7:30 細谷川の砂防えん堤を車中より撮影

7:37 別当出合登山口 霧のため見通しがきかない

7:38 別当出合吊橋 先を急ぐ登山者目的地は何所だろうか?私は中飯場までなので、写真を撮りながらゆっくりと登る。今シーズンこの吊橋を渡るのは何度目だろうか。

8:15 中飯場 ここで小休止、相変らずガスの中 中飯場より数分のところにて工事用林道にと登山道から離れる。一路、甚之助谷砂防群に向かう。相変わらずの霧、霧が晴れるのを待ちながら撮影する。


8:44 甚之助砂防堰堤第13号から第14号、その上部は第16号(?)を見る

甚之助谷第一三号砂防堰堤
じんのすけたにだいじゅうさんごうさぼうえんてい

甚之助谷中流の階段状堰堤群のうち、直下流の第12号堰堤上方の堆砂の上に築造される。逆台形の水通しをもつ練積の堰堤で、水通し部の笠石をわずかに庇状に突出させる。堤長30.5メートル堤高5.5メートル、正面に道路橋が架かり視認性が高い。

国指定文化財 登録有形文化財(建造物)11号砂防堰堤から22号砂防堰堤が指定されている。

8:52 第18号えん堤より上部を見る。


甚之助谷第一八号砂防堰堤
じんのすけたにだいじゅうはちごうさぼうえんてい


甚之助谷第一九号砂防堰堤
じんのすけたにだいじゅうはちごうさぼうえんてい

 


工事用仮設橋より下部11号、12号えん堤を見る


下流柳谷川砂防えん堤を見る現在も工事は進行中だ。右手に見える構造物は甚之助谷地すべり排水トンネル工事資材運搬用索道の山麓停留所


9:19 下流部より第11号、12語砂防えん堤を見る


甚之助谷新5号えん堤

9:38 再び第13えん堤より上部を見る。霧も晴れてきて見渡せるようになってくる。

09/06の投稿の手取川渓谷を訪ねて 010 別当出合から別当谷・甚之助谷で紹介した柳谷導流落差工

上部から眺める。見事なまでに急斜面を階段状にデザインしている。設計者はこの景観を思い描いて設計したのだろうか。
また、撮影時は流れが少ないが水量が増した時の流れ落ちる状況をイメージできていたのだろうか。

機会があれば滝んように流れ落ちる様子を見てみたい(撮影してみたい)ものだ。と思いを巡らせてみた。(本当は国土交通省のライブカメラが設置されていたので、現地に行かなくても状況がリアルタイムで見ることができるのだが、一般に公開されているのだろうか?)

国土交通省 北陸地方整備局 ライブ情報

 

万才谷の方は岩肌が剥き出しになっている、大きな岩盤がまるで砂防堰堤のようになっている。

岩盤の間に流れ出る水

この角度、位置からでは奥の滝を見ることはできない。

つづく・・・甚之助谷にはまだまだ興味深いものが数多い。

撮影 2023/09/06



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




白山・湯の谷砂防探索・千仞滝-2023-09-17 Vol.04

千仞滝の水量は少なかったが湯谷川の流れは雨が少なかったこの時期でも枯れることはなく豊かだ。白山山系の保水量は想像をぜっする量なのだろう。

流れ落ちる水は暑さを忘れさせてくれる。見ていても飽きない。聞こえてくるのは水音だけで、こころ癒やされるひとときだ。

 

まだまだ帰り道半ば、湯の谷砂防を背に帰り道を急ぐ

帰り道は森の木々、対岸の景色を眺めながら

大きな一枚岩、10M以上はあるだろう、なた、本流以外にもあちこちで岩の隙間をつたって水が流れ落ちる。

白山釈迦岳登山道左側に流れる、湯の谷の支流の丸岡谷(だん)

オゾンたっぷりの木漏れ日の林道日差しも心地よく、吹き抜ける風もどことなくひんやりとしている

こぶ病に侵されたブナの木この機もいずれは朽ちてゆくのだろう

道を塞ぐ倒木、下をくぐるには低すぎる超えるには高すぎ、仕方なく迂回して越える。

市ノ瀬が近づいてくると杉林と変わってくる、これらは人為的に植林されたものだろう。なぜ杉だったのだろうと考えてしまう。

2023.09.17 14:19 帰路22.7kmわき道を見つけ入ってみる。

2023.09.17 14:33 帰路23.4km地点 市ノ瀬砂防えん堤に到着日があたりかすかに虹が、ここまで来れば駐車場は目と鼻の先。

今回の工程

 時間 09:09
 距離 23.8km
 高低差 1,426m

天候に恵まれた湯の谷探索でした。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




白山・湯の谷砂防探索・千仞滝-2023-09-17 Vol.03

湯の谷第21号えん堤まで紹介が進んだ

話がそれるが、堰堤の文字がひらがな、漢字どちらを使ってもいいのだろうか? 令和4年の名板には堰堤となっている。

平成22年11月30日付け内閣告示第2号をもって「常用漢字表」が告示され,同日付け内閣訓令第1号「公用文における漢字使用等について」が定められたことに伴い,法令における漢字使用等について,次のように定める。

平成22年11月30日

内閣法制局長官梶田信一郎

調べてみると上記のような通達が出ており“えん堤”表記になっている。なかなか難しいですね。


湯の谷第21号えん堤

連続するえん堤群

水飛沫が立ちこちらの方が迫力が

亀裂が入った湯の谷第25号えん堤


現場打ちコンクリートえん堤の前にブロックえん堤を積み上げて補強し一体化させ強度を上げているようだ。

国交省と林野庁のどこにあるのだろう工法の採択に利権が・・・ドラマ風に言うと金の臭いが。(良い匂い、不正の臭い。日本語は難しい)

ここまで来て道は途絶えてしまった。先に進むには今来た道を引き返すか。施工中のコンクリートブロックを上り上部えん堤に上がれば道は繋がっている。もう一つは左岸の草むらをよじ登るか。

戻るには時間がかかりすぎる。工事途中のコンクリートブロックを登るのは危険過ぎる。残るは左岸の斜面を草につながりよじ登る。幸いにも草はある程度刈り取ってあるので可能と判断。作業用手袋をはめ、斜面と格闘すること十数分、何とか登りきることに成功。これで1時間以上の短縮。

林道に戻ったのでひたすら目的地を目指す。

湯の谷左岸のA谷えん堤群

湯の谷えん堤群、第26号より上流部

9:50 スタート地点より8.9km 標高1596M振り返ると先ほど登ってきた林道との分岐点が見える。荷物を下ろし水分補給と小休憩10:00頃出発

工事用許可書で渓流釣りに登ってきた車が見える。これも工事関係者の特権かな?

つづら折りの道を登る、ひたすら登る、どうもこの辺が今日の最高地点かな1744M 低い!低山ハイク。


白山釈迦岳を望む

ほぼ平坦な道をしばらく進んだところで今日の目的地千才谷 ”千仞滝”

湯の谷B谷を見る

10:28 10.4km地点 第8号湯の谷(B谷)谷止(名板にはえん堤ではなく谷止と表示)

水の流れはなくがれ場の岩の下を流れているのだろう。

稜線Vのあたりが千仞滝、遥か彼方今日は二つのえん堤とがれ場を登る準備は無い。

B谷えん堤下流側、水の流れは少ない

下部に見える流れは湯の谷の本流

10:30 ここまで来たからにはもっと奥まで行ってみたい気持ちに駆られ林道の終点を目指す。

10:39 10.6km地点 少し先で林道は二手に分かれる。今回は左手の方を選択、下り道となり湯の谷まで下る。

 

写真、左:白山釈迦岳方向、右:湯の谷最奥部方向

湯の谷奥にはいくつもの滝が見えるが遠目にしか見ることができない。

湯の谷本流と左方向から流れる湯の谷B谷えん堤本流は左にカーブし一気に流れ落ちる

下流側から見た湯の谷、写真の撮影位置は下図

11:00 標高1614M 11.7km地点 林道終点、湯の谷河床。ここまでくると涼しく水も冷たい。

ここで小休止持参のおにぎりとみそ汁にて軽く腹ごしらえ。

11:25 帰路のことを考えるとゆっくりもしていられない。

林道横に流れ落ちる水、千才谷の水だろうか

 

石にはびっしりと緑鮮やかな苔が

 
ミヤマリンドウ?

道端の草木を見ながら来た道を引き返す。

11:45 標高1715M 13km地点 湯の谷B谷谷止付近まで戻る。再び千仞滝を見る。

アサギマダラ(違っていたらごめんなさい)数千キロも旅をする蝶を発見、10~20頭。これから寒くなるから南の方に旅をするのかな? 標高1718M地点にて

12:06 標高1589M 14.5km地点 湯の谷A谷第3号コンクリート谷止を伝う水

 

まだまだ帰り道は遠い(思えば遠くに来たもんだと歌詩を思い出す!)

今回はここまで 続く・・・。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ