加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



黒部渓谷トロッコ列車とパノラマ展望ツアーの旅 2023.10.22 Vol 03


祖母谷地獄、川沿いを掘るとそこには熱いお湯が湧き出している、川の流れを引き込みお湯の温度を調整すれば天然、自然の露天風呂、足湯

二人ずれのハイカーがたくさんの温泉卵を作りリュックに詰めている。そんな利用の仕方も。

暖かくのどかなひと時、遅い昼食をとり、帰り支度をしてここまでで折り返す。

ここから見る山々は、旭岳・白馬岳だろうか?

 

 

橋の上にはこんな説明板が。黒部川花崗岩通称パンダ石、思わず河床を覗き込んでしまう。

祖父谷から見る山々は唐松岳だろうか?それとも天狗の頭?

流れる水はとても綺麗なエメラルドブルー

奥鐘橋から見る第三発電所、ホーム、送水管、竪坑エレベーター展望台が見える。欅平駅には第三便ツアー客がホームに到着していた

帰りの列車の時刻、帰りの列車もほぼ満席状態

朝の列車で撮ることが出来なかった出平ダム席から立ちあがって何とか撮影。このダムには排砂設備が設けられておりダムに堆積する土砂を排出することが出来る。また同じように下流にある宇奈月ダムにも排砂設備が設けられており両ダムで自然に近い形で連携排砂を行っているようです。

下写真;宇奈月ダム

到着したときにはしっかり日も暮れてしまった。

今回は天候にも恵まれ素敵なツアーになりました。来春からの新たにスタートする、黒部宇奈月キャニオンルートが楽しみだ。出来ることなら一度は参加してみたいものだ。



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黒部渓谷トロッコ列車とパノラマ展望ツアーの旅 2023.10.22 Vol 02

天候もよく、いつまで眺めていても飽きることのない山々。しかし、今回はのんびりする訳にはいかず、下山の時刻となってしまった。今来た道を引き返す。

トンネル出入り口広場にて山岳ガイドと別れ坑道案内人とトンネル内に入る。

現在の場所、欅平上部、仙人谷黒部川第四発電所、インクライン、黒部トンネルを通り黒部ダムまで17km。ちなみに、地上の下ノ廊下で黒部ダムまで30数km。命がけで地上を行くか、お金をかけて地下を行くか、その両方を通て往復するのもありですね。

2002年 大みそかの夜紅白歌合戦、にここから中島みゆきさんの「地上の星」がライブ放送された。その場所が「みゆき広場」と語り継がれているようです。


あるサイトから拝借してきました。厳冬期の黒部渓谷上部トンネルよくこのような処でライブ中継をしようと思ったものですね。本当に頭が下がる思いです。おかげで日の当たらない過去の遺産に日が差し来年からは黒部宇奈月キャニオンロードとして一般に開放されるようです。でも決してオーバーツーリズムに、団体客で騒がしい観光地にならない願ってやみません。

再び竪坑エレベーターに乗り下部に降り専用列車に乗り欅平に、ここでガイドの方に御礼を言ってヘルメット返却、今回のツアーは終了です。12:35分

#

この後は帰りの列車の時刻13:53までフリータイム、時間にして一時間程度しかありません。そこで切符販売窓口の方で乗車時間変更を16:01に、これで三時間は確保、祖母谷温泉・地獄まで往復の時間は十分にある。

12:50 駅ホームから奥鐘橋へと降りるが、橋の上では記念撮影の人であふれていて橋の写真は諦め先を急ぐ。

 
奥鐘橋上から上流、下流を見る。上流にかすかに新黒部川第三発電所が見える。

観光案内によく出てくる人喰岩。

ここはモルタルが吹き付けてあるが、これから先に行くと今にも落ちてきそうな岩が剥き出しになっているところがある。

それで奥鐘橋を渡た所に貸し出し用のヘルメットが置いてあったことを思い出すが全く着用している人は居なかった。


名剣橋

 
左:名剣温泉横の渓谷、この川沿いに温泉があり渓谷を眺めることができそう?

右:谷間に建つ名剣温泉その右の山は名剣山。


雪を頂いた山々は毛勝三山(2414)、釜谷山(2415)あたりだろうか?

道はトンネルにつながる、かすかに出口が見えるが暗く、足元もはっきり見えない。数か所に電灯が付ているがライトがあれば良かった。(後で気が付いたが荷物の中にペン型ライトを入れてあったことを忘れていた。)

長いトンネルを抜けると正面に祖母谷温泉が見える。

時間に余裕があれば河原の散策、手造りの温泉に入ったりゆっくりまったりできそうだが。

祖母谷川から分かれた祖父谷川方向の望む、こちら側の登山道は唐松岳へと続く。

13:31 祖母谷橋を渡ったところ左、祖母谷温泉。右、祖母谷地獄・白馬岳。前回来た時にソロの登山者にどこまでと訪ねた時に「白馬岳まで」と話されていた。あとでマップを見たところ、ここから裕に10時間はかかりそうだ。その時は「気を付けて!」と返しておいたが本当にたくましい女性だ。

列車時刻まで2時間半今回は温泉に入るのをあきらめ祖母谷地獄に向かう。

ここからは、次回に・・・・・。

記;2023.10.28



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黒部渓谷トロッコ列車とパノラマ展望ツアーの旅 2023.10.22


宇奈月駅、トロッコ列車の旅はここから始まる。列車に乗る前に宇奈月エリアを散策。

早朝の宇奈月ダムまで上がってみる宇奈月湖に架かる湖面峡、この橋を渡り進むととちの湯にと着く車はここまでで行き止まりとなる。途中に宇奈月温泉木管事件碑が立つ興味のある方はググってみてください。


湖面にには城を思わせる円筒形の建物、新柳河原発電所が立つ。奥の山々の頂には、昨日来からの雪が積もる。


温泉街には普通にサルも


宇奈月駅を出発するトロッコ列車、列車はすぐにトンネル、新山彦橋を渡る(山彦橋より見る)1時間20分のトロッコ列車の旅が始まる。

 

9:00 宇奈月駅出発

相変らず多くの人で賑わっている。私の乗った車両は満席、普通客車8編成だがどの客車も満席状態、思うように写真も撮れない。車窓からの風景は帰りにと少々我慢。


狭軌道の車両はギシギシと音を上げながら進むトンネル内は狭く壁面に手が届きそうな幅しかない。窓がない普通客車は外気を肌で感じることができる


黒薙駅を出ると直ぐに鉄橋を渡る。左手に架かる水路橋を見ることができる

跡曳水路橋

富山県黒部市の柳河原発電所 跡曳水路橋(やながわらはつでんじょ あとひきすいろきょう)は黒部川の支流の黒薙川に架かる水路橋である(写真1枚目)。2009年(平成21年度)に土木学会 選奨土木遺産に選奨された。
竣工年:昭和2年
選奨理由:RCアーチとして当時最大スパンの橋梁であり、水路を支える柱頂部の連続シャローアーチは当時の技術水準の高さを感じさせる。水路用の上路RCアーチ橋である。

「土木ウォッチング」HPより

 

笹平、出平、猫又、そして、鐘釣ここまで約14.3km時間で60分、小さなトロッコ列車の普通客車満席状態で少々疲れが、あと20分の辛抱木屋平に停車ここでは乗客の乗り降りは無いからすぐに出発

 

10:18 欅平 標高 599m

程なくして欅平に到着小さな客車から大勢の乗客が降りてくる、本当にこんなにも乗っていたのかと思うくらいに。

 

ツアー組は改札を出ることなくホームを先にと進む、そこが集合場所、ちょうど黒部川第三発電所の上付近。ここでガイドと合流ヘルメットをお借りして着用。第一班は青色ヘルメット、ちなみに二班はオレンジ色、三班は黄緑色。行程の説明・注意事項を聞き待つ。

 

ここから先に進むための専用車両がバックにて入ってくる機関車と客車3両の四両編成。参加者は機関車前で思い思いに記念撮影をしている。

 



昭和10年頃から現在まで活躍しているこの凸型(トツガタ)の機関車。運転席が真ん中にあり、運転士は横向きで運転

10:33 一号車・二号車に分かれて乗り込みいよいよツアーの出発、距離にして4・500m前進にて進みポイントを切り替えてバックにて100M程度、時間にして数分の乗車。

現在の標高が600mここは欅平下部トンネルここから竪坑エレベーターに乗って200m上の上部トンネルへと上がる。このエレベーターは貨車も載せることができる大型エレベーター中にも軌道が敷かれている。ダム建設用の資材の運搬用に建設されたもの。

竪坑エレベーターを降り上部トンネルに出て100m程度進んだところに右手に曲がったところにい竪坑展望台がある。トンネルから出て一度に視界が開ける。先ほどまでの欅平からの風景とは一変している、みんなの口からは歓声が漏れる。まして雲一つない青空、真白に雪化粧した峰々これを見たら誰もが感動するだろう。

参加者はこの景色を背景にして記念撮影をしている。200m上がるとがるとこんなにまで景色が変わることに驚かされる。

再び、先ほどのトンネルに戻り下流側にと軌道横を登っていく・出口付近に近づくと登りは少し急となり階段も不揃いとなり足元を注意しないと躓きそうになる。どうもこの坑道は送水管を坑道内に引き込むために掘られたものらしい。

 

トンネルを上り詰めるとゲートがありそこから先は一般の登山道となる。ここから先は自由参加足腰に自信がない方はこちらで待つことも可能だが、参加者全員が登山道を登る。またこの地点に戻るため荷物をここにデポすることができるので参加者は不要な荷物を置いて登山道にと。

ここからは、案内人が坑道ガイドと山岳ガイドに交代してパノラマ展望台まで案内してくれる。登山道は桟橋が架かり急なところは階段が架けられている。途中に水平歩道、阿曽原方面の登山道との分岐点がありそこを横目に見ながらパノラマ展望台へと進む。10数分で展望台に到着ここは一般の登山者もいて360度景観を楽しんでいる。

周りの山々を眺めながら山岳ガイドの説明を聞く。ガイドの説明もほどほどに思い思いに記念撮影をしている。

私としてはここより奥の水平歩道へと思いをはせている。出来ることならこの紅葉の時期に登ってみたいと思おうが、ガイドの話では昨日も一件の滑落事故があったようで、ヘリコプターが頻繁に飛んでいたことを話してくれる。

黒四ダムまで30km途中の阿曽原で一泊しての登山になる黒四ダムから大町まで行くにも、もう一泊、そう考えると簡単にはいきそうにもない。

 

 

パノラマ展望台にて 続く。

 

後編 祖母谷へ・・・・・。

 

 

 



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紅葉の弥陀ヶ原ハイク 2023.10.14 Vol .002

弥陀ヶ原バス停を後にして木道を下る。これから暫く緩やかな下り坂。黄葉・紅葉と景色を楽しみながら歩く。

足元に目をやるとリンドウ(?)が木道の際で日の光を受け花を開かせていた。

ベンチを見つけ軽く昼を食べる。気温も上がったようで長袖のアンダーシャツに半袖のポロシャツになる。自分のスタイルを自分で見ることはないから、少々不格好な気がするが気にせず上着をリュックの中に、リュックがまた膨れ上がる今回は少々詰めすぎたようだ。

雨具、着替え、お湯の入ったステンレスボトル(1リットル)おにぎり、500mlのペットボトルカメラ2台、ビデオカメラ、嗜好品、等々30リットルのリュックがパンパン実に重い。

気を取り戻し再び歩き出す、七曲手前で車道に出る。この辺りは今が紅葉のピークかもしれない。

 

登山道は真っすぐ付けられているので距離的には短いが、車道は大曲がりしながら進むため随分と遠回りにはなるが前回もこのコースを通った記憶がする。

いつもは頻繁にバスが登ってくるが今日は中々登ってこない。しばらく待ってやっと一台のバスが下ってきた。

七曲をバスが通過する風景を撮りたくてここを通るのだが、上手くいかないもっと高い位置から撮らなければ七曲りの道の様子が入らない。

GoogleMap を借りてきたが未知の全景を撮るには上空からしか無いのだろうか?

機会が在ればドローンにて撮影をと常々思う。今まで見ることのできなかった風景が見ることができるだろう。

七曲りを過ぎると間もなく弘法

燃ゆるナナカマドとはうまく表現したものだ、わたくしの語集の中からはそのような言葉は中々出てこない。本当にうまく言い当てている。

紅葉と大日岳

振り返ると彼方に雄山がもうこんなに下ってきたことを実感

この後は弘法から八郎坂へと・・・・続く。
弘法の看板 美女平天空ロード 弘法 Kobo 標高1630m
室堂(2432m)から800m下ってきた。ここから飛龍橋(標高1027m)まで600mを一気に駆け降りる。

 

弥陀ヶ原・大日平・大日岳をしっかり焼き付けいよいよ八郎坂へと

13:00 第二十三番石仏「西国三十三番札所観世音菩薩霊場」の第二十三番札所摂津応頂山勝尾寺(彌勒寺)の十一面千手観音菩薩の分霊像とのこと(説明版より)


八郎坂下山口

八郎坂

元は、とても急坂のために「胸突き八丁」から”八丁坂”と呼ばれていました。その後、登山者から、「立山の谷や尾根には、有名なガイドの名前が付いている、”八丁坂”にも、名前を付けたらどうか」との話があり、当時有名な山岳ガイドであった佐伯八郎さんの名前をとって、「八郎坂」となりました。(富山県HPより)

 

八郎坂周辺案内図(一部剥がれあり)

紅葉のトンネルをくぐるとその先には称名滝が見えてくる

下るにつれて称名滝の見える角度が変わってくる。

 

 

 

 

 

称名滝ばかりに目が行って肝心の八郎坂を撮影し忘れてしまった。とりあえず急な坂道でところどころにロープ(仮設用の虎ロープ)が張ってあるがどこ、となく頼りなく掴まるのには不安が。できればクサリの方が安心できる。

14:15 飛龍橋(標高1027m)

 

称名道路を歩きながら振り返る、無事降りることができたことに感謝。合掌

 

撮影:2023.10.14

更新2023.10.23 6:24

 



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黒部渓谷トロッコ列車とパノラマ展望ツアーの旅 2023.10.22

関西電力施設内の欅平竪坑展望台からの風景

一昨日の前線通過から一夜明けた欅平に上がってきた。期待以上の好天、真っ白に雪化粧した山々素敵な風景を堪能してきました。

ツアー終了後には祖母谷温泉まで足を延ばしてみました。

詳しくは後日に・・・・続く



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紅葉の弥陀ヶ原ハイク 2023.10.14

当初の計画では10月1日 日曜日の予定だったが天候がすぐれず予約していたWEB切符をキャンセルした。その時点で今年も室堂弥陀ヶ原ハイクは無理かと。そこに持って初雪のニュースまで飛び込んできて諦めていたが、好天が数日間続き土曜日まで天候が持ちそうなことを確信、金曜日の昼に再びWEB切符を予約。

5:56 立山駅 切符売り場前には10数人の人が、WEB切符予約のためもうすでには自動発券機にて発券済み。絶対におすすめ。

ケーブルカーの予約は6:50、少し時間も早いので駅前を散策

 

7:00 美女平駅 高原バスに乗り換え室堂へと、今回は窓側に席をとることができず車窓からの風景は諦め紅葉の状態を確認しながら帰りのコースを考える。

8:00  室堂バスターミナル到着

8:03 屋上にと上がり室堂平へと出る気温約3℃程度、風もなくそれほど寒さを感じない、天候は晴れの予定だが雲が一面を覆っている。でも、すぐにでも泣き出しそうな雲ではなさそうなので青空を期待できそう。

タイミングが良ければ室堂平がチングルマの紅葉が見れるのだけれど今回は時期が遅すぎ。


前回の2012年の室堂平のチングルマ

先日の雪がもう少し残っているかと思ったが室堂平には全く残っていなかった、少し残念。


静かなミクリガ池

11年ぶりの立山室堂、弥陀ヶ原。今回は室堂から、八郎坂称名滝へと下るコースを計画。

緑が池からの風景を撮影し室堂平を後にして天狗平方向へ、地獄谷には相変わらず立ち入り禁止

ところどころに霜柱、薄氷等が残る。

 

一度は剣にと思っては見るがもうこの年では無理かなと考えてしまう。

こちらも登ったことないから先に機会があれば・・・・。

天狗平まで来たところで道路を横断した地点に石仏。

8:56 立山参道の石塔並びに石仏群 第三十番石仏

立山参道の石塔並びに石仏群

立山参道約30㎞に、西国三十三か所観音をまねて石仏が安置された。1番は岩峅寺に、33番は室堂にあった。番号のない石仏も所々あった。いずれも、屋根付き石柱の正面に刻んだ観音像である。登山道の道しるべになり、室堂への近づき具合も分かった。山上の室堂や地獄谷周辺では、石塔と地蔵の石仏が増える。地蔵の制作時期は、南北朝、室町、江戸時代と多彩だで、一部の石仏について文化8年(1811)の記録がある。

富山の文化遺産サイトより

車窓からいくつかは見つけることができたが登山道を歩いていては見つけることができない石仏が多くすべてを見るには美女平から車道を訪ねるしかなさそうだ。ちなみに18番から30番がルート上に所在不明の石仏も

9:00 天狗平山荘前 冬支度が進んでいるようでちなみに営業は11月上旬となっていたが予約状況を見るとすべて満室状態。さすがに人気のアルペンルート。

ちなみに天狗平バス停には海外からの観光客で一杯。

天狗平山荘から立山高原ホテル前を通りしばらく車道を歩きカーブを二つほど曲がったあたりからソーメン滝を見ることができる。

 

再び登山道(木道)戻り景色を眺めながら緩やかに下る。

 
左:大日岳を見ながら進む。右:振り返ると地獄谷より立ち上る水蒸気が見える。


大日岳の方から富山市側を見る。


沢山のガキ田が見える今年の猛暑でも枯れることはなかったのだろうか。


高原バスが次々と観光客を乗せ登ってくる。


弥陀ヶ原を眺める高原ホテルと立山荘をを見るこの辺りから木々も増えてきて紅葉が綺麗だ.。

道は少し急になり紅葉のトンネルの中をくぐる


5日に降った雪が残る山々と紅葉

弥陀ヶ原まではまだもう少し距離がある。この先には一の谷へ下る難所がある。

10:06 標高1,938M ここから一気に下る


獅子ヶ鼻岩どことなくモアイ像に似てるような気がするのは私だけなのだろうか?

獅子ヶ鼻のクサリ場


10:25 標高1,836M 約100Mをっクサリをつたいながら降りてきた、一の谷の木道を渡り今降りてきた分だけ登る。


10:37 標高1,880M 弥陀ヶ原まで登ったところで獅子ヶ鼻岩を振り返る。

ほぼ平坦な木道が続く弥陀ヶ原湿原


この先しばらくWC(手洗い)がないため高原ホテルもしくはバス待合室の手洗いを利用する。

11:10 弥陀ヶ原バス待合室 中ではストーブがたかれていた。

全体の行程の中間地点、これからしばらく道路に沿った木道を進み八郎坂へと、この後は後編で。

今回は室堂まで上がり、八郎坂称名滝へと下るコースを弥陀ヶ原から弘法あたりの紅葉が最高に綺麗に。赤、黄、青コントラストが最高でした。

写真整理中徐々に更新の予定続く・・・。

 



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原風景が残る白川郷を訪ねて 2023.10.01


霊峰白山の東に面する白川郷、そこは遥か昔にタイムスリップしたかの様だ。そこには忘れかけていた原風景が残る。(わたくしが幼少のころは我が家もそして近所もこのようなところだった。)

合掌造り100棟余りを残す白川村荻町地区そこでは人々の生活が営まれている。

1995年には世界遺産に登録されたがそれは建物、景観だけではないそこに住む人々の生活、文化、暮らしそれら全てが世界遺産。

白川郷の歴史は古い

安元2年(1176)藤原兼実の「玉業」に『飛騨国白川郷』の名称が見られることから、それ以前から存在していたと思われます。寿永2年(1183)に行われた倶利伽羅峠の戦いで敗れた平家はその後の追撃戦でも敗退を続け僅かの手勢を率いて白川郷まで落ち延びたとの伝承が残っています。建長5年(1253)、嘉念坊善俊(伝:後鳥羽上皇の子又は孫)が白川郷鳩ヶ谷に正蓮寺(照蓮寺)を開山すると浄土真宗の一大拠点となり白川郷を含む飛騨国一帯に大きな影響力を及ぼします。

長い歳月の中でここに暮す人たちは、この山間の閉ざされた地域で綿々と歴史を紡いできた。

そんな中によそ者の私たちが車でやってきてわずかな時間で駆け巡ったところで何を見ることができるだろう。何を感じることができるだろう。

合掌造りの建物を見るだけなら写真でも見ることができる。都会の中に合掌造りの建物を建てることだってできる。インスタ映えするからと風景を背景にして自撮りする。そんな写真ならAIで世界中の写真を合成することができる。

でも、それでは千年をもの歴史を感じることができない。どこを見ても地域の人の姿が見えない。生活が見えない。感じれない。ここは白川郷というテーマパークの様だ。

そんなことを感じながら観光客であふれかえる、飛び交う言葉はここは日本なのかと疑うくらいに国際色豊かなテーマパークを見て回った。

 

 

綿々と紡いできた、静かな白川郷を見てみたい。

2023/10/01撮影



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別当谷・柳谷・甚之助谷 2023.09.23

甚大な被害を及ぼした昭和9年(1934年)の崩壊以来様々な砂防工事が行われ、現在もなお続いている。そして新たな問題として取り正された地すべり。大正象14年に設置された甚之助谷第5号砂防えん堤が昭和17年までの間に4.43mも移動、及び砂防えん堤本体に亀裂の発生していることが判明。調査と安定化のために新たな砂防えん堤甚之助谷5号砂防えん堤(新)を建設(昭和40年)、しかし移動は止まらず、昭和36年(1961年)より様々な地すべり対策工事が行われている。

参照:北陸地方整備局 地すべり対策事業の再評価説明資料甚之助谷地区直轄地すべり対策事業
   白山砂防>白山砂防の事業概要>甚之助谷地すべり対策 等々


甚之助谷第7号排水トンネル

甚之助谷第8号排水トンネル


甚之助谷第1号集水井


甚之助谷第2号集水井


甚之助谷第?号排水トンネル


甚之助谷第?号集水井

 

甚之助谷第6号排水トンネル(イメージ) 甚之助谷第6号排水トンネル(イメージ)

排水トンネル工 内径 2.1メートル
延長 900.3メートル
横ボーリング工 延長 4,089メートル
集水ボーリング工 延長 10,002メートル
排水ボーリング工 延長 243メートル
第1号集水井工 内径 3.5メートル
深さ 36メートル
集水ボーリング 2650メートル
第2号集水井工 内径 3.5メートル
深さ 45メートル
集水ボーリング 2250メートル
第3号集水井工 内径 3.5メートル
深さ 44メートル
集水ボーリング 1480メートル

北陸地方整備局白山砂防HPより


R3・4・5甚之助谷地下水排除工事


9:50 万才谷排水トンネル工事用索道(万才谷排水トンネル工事は完成)この後索道は撤去されるようだ。

万才谷排水トンネル
  トンネル延長 387m
  トンネル内径 半径1.0m
  万才谷取水堰 高さ6.9m、幅24.5m、長さ16.7m
  万才谷縦坑 高さ27m
  赤谷減勢工 長さ9.5m
  仮整備(索道 長さ約1.0km、支柱2本、停留所2ヶ所、モノレール 一式)

北陸地方整備局白山砂防HPより

甚之助谷地すべり対策(万才谷排水トンネル概要)(PDFファイル:11MB)
https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/hakusansabo/04outline/images/13manzaidanitonneru.pdf

これで地すべりが止まったわけではないだろう、ただ単に崩壊のスピードを遅らせただけのことだと思う。報道では10年に一回、100年に一回の大雨という言葉を耳にするそれがいつ起きるとも限らない。昭和9年のような災害が起こらないように願うしかないのだろうか。


9:51 万才谷・不動滝を眺めながら甚之助谷・柳谷を後にする。

再び林道に戻り前回行かなかった別当谷上流部へと向かう。


前回はまだ工事用重機があったが工事も完了し工事用道路も整備され、穏やかな初秋の様相を見せている。

2023/09/03 下流部林道より撮影

登山道にと戻り別当出合にと下る。


10:12 途中、登山道から不動谷を見る


10:19 登りとは違って明るいブナの自然林


10:40 この付近の紅葉はまだ先の様だ。

登山道は途中分岐し登りと下りの一方通行となる。下りの道は別当谷の方に出るのでつり橋を見るこことができる


10:46 下り道より見る別当出合吊橋


10:50 ここまでくればゆっくり言っても10分程度で別当出合に到着する。

 

11:00 別当出合到着

市ノ瀬にバスで帰るには時間も早いので以前から気になっていた柳谷中流域の砂防えん堤と向かう。


11:12 仮設橋より上流側吊橋、甚之助谷・万才谷を見る

別当出合マイカー駐車場時から工事用仮設橋を渡り今度は柳谷左岸の工事用道路を登る。


11:16明るき気持ちの良い工事用道路、一人では抱えきれない大きな木々が目に付く。


11:21 林道は砂防新道から見え隠れしていた堰堤の横を通る。

11:29 橋上より柳谷上流を見る上の方には万才谷が見える


11:42 地すべり・崩落があっても、被害を最小限に食い止めるため砂防工事は今もなを行われている。

工事現場を後にして今来た道を引き返す。

 

赤谷側砂防に出てみる石が赤く(赤さび色)に染まっている。だから赤谷と呼んだのだろうか。

河床の岩には何やら光るものが混じる。これが赤く染める原因なのだろうか。素人ではこの物質は何なのか見当もつかない。

今回はこのまま林道を下り市ノ瀬まで徒歩で降りることに。途中、アングラーと会うがほとんどこの道を利用する登山者はいないようだ。

 


13:20 明るい河原にて遅めの昼食をとり市ノ瀬と向かう。


13:32市ノ瀬砂防えん堤の到着

次回は、南龍ヶ馬場まで登り万才谷排水トンネル工事個所を見てみたいものだ。

今回の工程 

7:20 市ノ瀬ビジターセンター前発(シャトルバス)ー7:33別当出合到着-別当出合出発-13:37 市ノ瀬到着 

歩行距離 13km



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別当谷・柳谷・甚之助谷


 柳谷導流落差工、前回紹介した写真です、今回はこの上部左側の甚之助谷砂防堰堤群の撮影目的で再度登ってきました。

GoogleMapをキャプチャーした画像です。

柳谷導流落差工

2023.09.23 土曜日 天候:晴れ 

6:59 市ノ瀬吊橋

7:20 シャトルバスにて別当出合に登る


7:30 細谷川の砂防えん堤を車中より撮影

7:37 別当出合登山口 霧のため見通しがきかない

7:38 別当出合吊橋 先を急ぐ登山者目的地は何所だろうか?私は中飯場までなので、写真を撮りながらゆっくりと登る。今シーズンこの吊橋を渡るのは何度目だろうか。

8:15 中飯場 ここで小休止、相変らずガスの中 中飯場より数分のところにて工事用林道にと登山道から離れる。一路、甚之助谷砂防群に向かう。相変わらずの霧、霧が晴れるのを待ちながら撮影する。


8:44 甚之助砂防堰堤第13号から第14号、その上部は第16号(?)を見る

甚之助谷第一三号砂防堰堤
じんのすけたにだいじゅうさんごうさぼうえんてい

甚之助谷中流の階段状堰堤群のうち、直下流の第12号堰堤上方の堆砂の上に築造される。逆台形の水通しをもつ練積の堰堤で、水通し部の笠石をわずかに庇状に突出させる。堤長30.5メートル堤高5.5メートル、正面に道路橋が架かり視認性が高い。

国指定文化財 登録有形文化財(建造物)11号砂防堰堤から22号砂防堰堤が指定されている。

8:52 第18号えん堤より上部を見る。


甚之助谷第一八号砂防堰堤
じんのすけたにだいじゅうはちごうさぼうえんてい


甚之助谷第一九号砂防堰堤
じんのすけたにだいじゅうはちごうさぼうえんてい

 


工事用仮設橋より下部11号、12号えん堤を見る


下流柳谷川砂防えん堤を見る現在も工事は進行中だ。右手に見える構造物は甚之助谷地すべり排水トンネル工事資材運搬用索道の山麓停留所


9:19 下流部より第11号、12語砂防えん堤を見る


甚之助谷新5号えん堤

9:38 再び第13えん堤より上部を見る。霧も晴れてきて見渡せるようになってくる。

09/06の投稿の手取川渓谷を訪ねて 010 別当出合から別当谷・甚之助谷で紹介した柳谷導流落差工

上部から眺める。見事なまでに急斜面を階段状にデザインしている。設計者はこの景観を思い描いて設計したのだろうか。
また、撮影時は流れが少ないが水量が増した時の流れ落ちる状況をイメージできていたのだろうか。

機会があれば滝んように流れ落ちる様子を見てみたい(撮影してみたい)ものだ。と思いを巡らせてみた。(本当は国土交通省のライブカメラが設置されていたので、現地に行かなくても状況がリアルタイムで見ることができるのだが、一般に公開されているのだろうか?)

国土交通省 北陸地方整備局 ライブ情報

 

万才谷の方は岩肌が剥き出しになっている、大きな岩盤がまるで砂防堰堤のようになっている。

岩盤の間に流れ出る水

この角度、位置からでは奥の滝を見ることはできない。

つづく・・・甚之助谷にはまだまだ興味深いものが数多い。

撮影 2023/09/06



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白山・湯の谷砂防探索・千仞滝-2023-09-17 Vol.04

千仞滝の水量は少なかったが湯谷川の流れは雨が少なかったこの時期でも枯れることはなく豊かだ。白山山系の保水量は想像をぜっする量なのだろう。

流れ落ちる水は暑さを忘れさせてくれる。見ていても飽きない。聞こえてくるのは水音だけで、こころ癒やされるひとときだ。

 

まだまだ帰り道半ば、湯の谷砂防を背に帰り道を急ぐ

帰り道は森の木々、対岸の景色を眺めながら

大きな一枚岩、10M以上はあるだろう、なた、本流以外にもあちこちで岩の隙間をつたって水が流れ落ちる。

白山釈迦岳登山道左側に流れる、湯の谷の支流の丸岡谷(だん)

オゾンたっぷりの木漏れ日の林道日差しも心地よく、吹き抜ける風もどことなくひんやりとしている

こぶ病に侵されたブナの木この機もいずれは朽ちてゆくのだろう

道を塞ぐ倒木、下をくぐるには低すぎる超えるには高すぎ、仕方なく迂回して越える。

市ノ瀬が近づいてくると杉林と変わってくる、これらは人為的に植林されたものだろう。なぜ杉だったのだろうと考えてしまう。

2023.09.17 14:19 帰路22.7kmわき道を見つけ入ってみる。

2023.09.17 14:33 帰路23.4km地点 市ノ瀬砂防えん堤に到着日があたりかすかに虹が、ここまで来れば駐車場は目と鼻の先。

今回の工程

 時間 09:09
 距離 23.8km
 高低差 1,426m

天候に恵まれた湯の谷探索でした。



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