読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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笹本稜平著「流転 越境捜査」

2024-04-16 | さ行
21年11月死去された著者の最後の越境捜査シリーズ第9弾。神奈川県警の小悪党刑事宮野裕之は川崎競馬場で負け続けての帰り、国際指名手配されている木津芳樹を見つけた。
木津は12年前の都下の奥多摩で起きた富豪一家惨殺事件の教唆犯である。事件直後20億円が匿名口座に移行され略取された時の犯人が帰って来たのだ。さっそく警視庁捜査一課で迷宮入り事件の継続捜査を担当する鷺沼が捜査に乗り出す。鷺沼智哉・宮野・三好・井上・山中彩香・福富、いつものタスクフォースの面々が活躍する展開。宮野が仕入れてきた行方不明の20億円を過去の事件を暴きながら探し求める。仮想通貨の仕組み等がよく理解出来ないまま最後に経済的制裁でお金を得た人が意外でしたが、好きなシリーズだったのでこれが著者笹本さんの作品の最後でもう読めないと思うとやっぱり寂しい。・・・『合掌』
2022年4月双葉社刊



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