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チョウ目録

オオムラサキ

2023-07-31 07:26:44 |  コムラサキ亜科

幼虫 埼玉県毛呂山町 5.JUN.'10

エノキ樹上のアサマイチモンジにネットを被せたと同時に カラスシジミ5exs. 及び 当幼虫が入るという奇跡的な出会いをした。

 

三日月オオムラサキ? 埼玉県日高市 25.JUN.'09羽化

越冬幼虫からの飼育による。

他に北海道栗山町(kuriyamaensis)は言うに及ばないが 稲城市 多摩市 相模原市緑区 福岡県東峰村にてこれを得ている。

近隣ではこの産地のみ複数個体を確認しており 周囲に比べ出現率がやや高いものと思われる。

栗山町産はやや三日月紋の形状に差異があり 二連の紋を有する個体も得ており 出現率も高い事から 傾向として顕著である事は明白であるが 多くのノーマルを産する中で あえて固有とするのには抵抗がある。

 

sugitanii + 明けの三日月オオムラサキ? 埼玉県入間市 13.JUN.'13羽化

採集した越冬幼を飼育し 羽化したスギタニ型♂♀のハンドペアリングを行い 強制採卵から飼育を経て羽化した個体。

所謂三日月紋より一室内縁側にズレた逆向きの三日月紋を有し 明けの三日月オオムラサキとでも呼ぼうか?。

 

sugitanii? 同上 29.JUN.'13羽化

赤色斑にやや赤味が残るが ほぼ白色と言えよう。

また前述の個体他と共に スギタニ型としては表裏とも黄色味を残すが この産地付近は周辺より裏面の白化した個体が比較的多く混じる事から 不安定では?という感覚を持っており 少ないながらスギタニ型の出現率が高いものと推測している。

 

東京都武蔵村山市 7.JUL.'13

ネットに口吻を伸ばしていた。

 

同産地 26.JUL.'09

 

同産地 30.JUL.'23

 

幼虫 同市 5.FEB.'11

ゴマダラチョウ(左) アカボシゴマダラ(上)と。

3種が1葉にて越冬している例。

公園整備による落葉不足が原因と思われるが 中でも小さな葉を利用していた。

好む条件が合致しているのであろう。

 

幼虫 東京都東大和市 20.APR.'14

エノキの幹上(地面より約80cm)に静止していた。

突起の緑色への変化は樹上へのサインだ。

 

同産地 23.NOV.'10

エノキの幹を降下中の個体。

越冬場所を探しているのか 羽脱殻と幹の間を明らかに伺っていたが やがて降下して行った。

 

エノキ太枝分岐部の落葉を利用している個体。

 

幼虫 東京都東村山市 23.NOV.'10

 

同産地 6.JAN.'13

 

 

幼虫 東京都昭島市 20.DEC.'08

 

 

東京都町田市 7.JUL.'17

 

死骸 同産地 11.AUG.'19

 

死骸 同産地 13.OCT.'08

開放された小屋に翔び込んでしまい 自らの向光性によって出られなくなり やがてはクモの巣上で力尽きてしまったのだろう。

 

幼虫 同産地 24.APR.'11

突起が緑色になっており 木に登る直前であろう。

 

蛹 幼虫の頭部殻を残した個体 東京都多摩市 13.JUN.'05

 
越冬幼からの飼育による。
 

同個体 19.JUN.'05羽化

リュウキュウエノキ葉上の市原市産終齢幼虫(左)と。

 

幼虫 東京都稲城市 20.NOV.'10

エノキの幹を降下中の個体。 

 

降下時期は木の途中に引っ掛った落葉に留まる個体も珍しくない。

 

同産地 27.NOV.'14

 

同産地 3.DEC.'18

 

同産地 '09

落葉中のアブラゼミの翅から発見した。

 

同産地 11.FEB.'16

ゴマダラチョウ(下)と。

 

前蛹 同産地 20.JUN.'10

越冬幼からの飼育による。 

 
 同産地 12.JUN.'19
 
 
越冬幼からの飼育による。
 
 
神奈川県相模原市緑区 11.JUL.'15

 

幼虫 同区 5.DEC.'15

 

同区 8.FEB.'09

エゾエノキにて。  

 

幼虫 神奈川県川崎市麻生区 30.MAY.'10

越冬幼からの飼育による。

 

 同産地 30.MAY.'10

越冬幼からの飼育による。 

 

幼虫 神奈川県横浜市青葉区 20.NOV.'10

エノキの幹を降下中の個体。

 

既に台座は作られているが 降下直後で色変をしていない個体。 

 

色変をしていないゴマダラチョウ(右)と。 

 

sugitanii 三重県津市 20.JUN.'11 羽化

越冬幼からの飼育による。

若干 前翅に黄色味を残す。

四国を飛び越え まるで九州産の色形だ。