拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

ユリカちゃんは10歳

2015年07月07日 | 人間観察録

引越し屋の仕事で伺った家での話。
丸テーブルを分解して欲しいという要望に応え、作業を始めたものの、ネジをゆるめたのにどうしても
脚がはずれない?どうしたものかと10分ぐらい同じことをぐだぐだやってもラチがあかない。相棒がいれば
相談するのだが、今日は一人で来ているし…あきらめて他の作業をしてテーブルは後回しにすることにした。

しばらくして、2階にいた子供、女の子がテーブルのあるサロンに来て、やりかけで置いてあったドライバーを
手にして僕の方を見ている。明らかに解体途中状態を理解したらしく、私がやってもいいですか~?という無言
の了解を求めているようであった。
まあ、子供の気まぐれ、なんでもやりたい病・・・だろうと無言の了解を与えるでもなく無視していた。

1分も経ったであろうか、『はずれました・・・』と言う女の子の声がしたので、振り返ると彼女の手にはずれ
たテーブルの脚があった。
僕は間違いなく、キョトンとした眼をしていただろうと思う。

 『サンシロー』の場合

2015年06月14日 | 人間観察録

 知人に近い友人は今年70歳になるという。彼女と数年前電車で同席した時、胃カメラの話が中心であったが、ふと写真であったか?美術であっか?
 そちらの話がでた時、ボクは彼女の意外な一面を見た思いがして、いつか機会があったらボクの写真を見てもらおう・・・と思っていた。

 それで先日突然彼女に電話して、『今、写真の個展をしているので見に来て下さい。』とお願いしたところ、快諾していただいて6月下旬に来ていただく
 ことになった。その同じ電話で逆に彼女の方から『息子(サンシロー)が演劇を公演するんで、よかったら見に来ませんか?』と招待された。

 それが、昨夜相方と一緒に観た公演で『Saturation:飽和』とういう題名の73名の5~16歳の子供達による歌舞演劇で超シュールかつ深く楽しい物語が
 見事に演じられていた。

 日本人の母、スイス人の父を持つサンシロー・・・という名前はもう十年以上前から、子供を対象としたギター弾き語り者として、その噂は耳にしていた。
 それが、昨日初めて舞台でダンスする彼を見、38歳になった演出家としてのサンシローに公演後声をかけた。

 遠目では黒髪で母親似であるが、彼女の華奢なイメージは全くなく、むしろ精悍な男盛り・・・といった活き活きとした灰色がかった眼の青年であった。
 ボクは以前にもブログに書いたが、『間の子』という日本人と他国人の間に生まれた人間に非常に興味を持っている。
 そういった立場の人間が、どういった事をするのか?しないのか?・・・というようなことに。

 この公演では、黒子が登場したり、日本歌手(最新の?)の歌をバックに踊ったり日本的な要素が取り入れられていた。
 そしてなにより、情報科学の異常な進化についてゆけず人間性を失う子供達をライティングと演出でシュールに描いているところや
 同じシーンを角度を変えて4度再現するシーンなど強く印象に残ったが
 帰宅してから観た彼の若き日に撮ったYoutubeを見ると例のマトリックスなどの映画に影響を受けていることがわかった。

 舞台表現の可能性、自由性というものに眼を開かせられた一夜であった。(舞台写真が一枚も撮れなかったことが残念・・・)

           
                     昨日、公演が行われた公民館前の広場の風景・・・
 

 スイスの『のらり松太郎』

2013年11月03日 | 人間観察録
  昨日夕方 相方のフェイスブックに 思いもよらない友人から『夕食のお誘い』伝言があった。

  それは ダビッドからで 昔、相方のバトミントン・コーチであり、ボクも彼のバトミントンの練習や試合を遠巻きによく拝見していたが、
  剣の達人を思わせる惚れ惚れする立ち居振舞いと、昔読んだ ちばてつやの漫画主人公『のたり松太郎』を想起させるキャラクターに 20歳も歳下の
  彼に尊敬の念に近い好感を持っていた。

  2,3年前からフェイスブックを始めた相方の友人としてダビッドの動向も少しは耳に入っていた。
  ボクは知らなかったが 彼は無類いの料理好きで 今年の夏、現地の 料理を競うテレビ番組に友人3人と組んで出演し2位になったそうだ。

  バトミントンクラブで挨拶を交わす程度の、しかも何年もご無沙汰の間柄・・・とは思えぬ旧友に会ったような寛いだ夕げだった。

  たぶん、女にとって理想的な男とは スポーツマンで料理が出来て 工具好きで家の修理、改装なんかも得意・・・ダビッドみたいな男だろうなぁ。
  その幸せに十分あやかっていそうな 素敵な年上の奥様と ハムスター(の・・・・名前忘れた)と僕等、4人と一匹で 玄人はだしの料理と
  彼が工夫し改装した各室内の見学、今年彼らが行ったバリ島旅行の話などを 舌鼓を打ちながら大いに楽しみ 新しい旧友を温めたのだった。

                  
                   一昨年、一念発起して16キロ体重を落としたそうだ。スマートになっても豪放磊落感は十分ある男。
  

 ロゴンスの暑中見舞い

2013年07月28日 | 人間観察録
   7月21日 太郎が当選し、自民党が圧勝(?)してから はや一週間。
  慣れない32~35度の日中気温 そして熱帯夜は扇風機の助けを借りなければ 眠れない夜を 何日か迎えた。

  寝付きが悪いのは なにも気温のせいばかりでなく 大勢の日本人が 本当のことを知らないのだ・・・そう思わせる選挙結果や 山本太郎に対する
  金蝿マフィアどもの口撃が早速開始して 陥れようと躍起になっている状態を見るにつけ 疲れがどっと出たのだ。

  選挙が終わった翌日 東電より「放射性汚染水が海へ拡散している・・・」 と、発表があったが、

  これなんて 絶対に選挙が終わるまで 隠蔽していた事実だろうよ。 それなのに あちこちで海開きが行われたニュースに どうしょうもない
  気怠さを感じてしまった。

  昨夜 相方の友人の旦那 ゴロンの還暦祝い・パーティに招かれた。 奥さんのクレアとは 相方の親同士が友人であったから 古くからの友人であったが 
  しばらくブランクがあって 去年あたりから再び 交流が始まっていた。

  彼らの新居の広い庭に テーブルがいくつか設置され レバノン料理をごちそうになる。
  
  彼らの二人の娘 25、と30歳の娘は まるでバービー人形そのままの 出で立ちで 父親の60回目の誕生日を盛り上げようと 給仕に徹していた。

  その席で わが相方と同じくらい オチョコちょいのマダム ロゴンスに出会った。 ご主人はハンサムなお医者さま。
  そのロゴンスが テラスの奥に行こうとした時 足のすねをしたたか打ったわけだが 気の毒に思ったボクは 子供に使う「痛いの痛いのあっちイケ~」
  のつもりで 腕を按摩してあげた。「痛いのは足なのに、なんで腕を揉むの?・・・」と言いながらも ボクの按摩を受けていた。

  翌日そのロゴンスから「あの後とっても 気分がよくなって それに足の痛みもキレイに無くなったんだけど・・・」というお礼の電話がきた。

       
      先週はなぜか 沢山の猫に出会った。 久しぶりに猫の盆踊りを見せて頂く。

  
  

一歳九ヶ月のひと

2013年03月01日 | 人間観察録
  去年入った 新人相棒(猫のような女性)と見積りにいって 彼女が その家の奥様に いろいろ説明している間 

  何故か ボクが そこの子供の 子守をする役目の人・・・みたいなパターンが 定着しつつある。

  今日 出逢った子は Youちゃん。
  はじめは どこにでもいる まだ個性のない ただの子供だったのが、 短時間だけど いろんな遊びを 分かち合っているうちに
  どんどん個性が 出てくる出てくる。
  まだ 満足にボール投げ遊びも出来ないけれど あっちこっち行って ボールを拾いに行ったりしているうち 可愛いスカートが
  少しずつずり下がって 「あれーっ、おかしいな~」みたいな顔をして ボクにスカートを上げてちょうだい・・・と頼んでくる。

  

   こちらが 貴方の個性を 尊重した時  貴方もボクに 心を開くんだね・・・。  一歳九ヶ月のひと!
    
  

  魔女の食卓より

2013年01月11日 | 人間観察録
  <エロチシズム>の話を昨日したが、実はその日の朝、それまでの右側坐骨神経痛が少し良くなって気を良くしていた矢先に、今度は左側腰痛(軽度)となり、ええーっと内心落ち込み、例のギャラリーのエロチシズムどころではない心境ではあった。この経験は<エロチシズムとは健康のバロメーターなり>・・・という深淵なる真理を導くこととなった。

 それを慰めるかの如く、深夜に白雪がふりつもり、朝起きると一面の銀世界。

 莫妄想!と、二重腹巻をしっかり着装して、我々夫婦、日曜の第二ルート山手<蓮池巡り>への散歩に出かけた。
わがアパートの裏の坂道を登っているとき、<魔女>に出会ってしまった。ニコルの古い友人の一人で、隣人でもある70歳の彼女は世が世であれば間違いなく魔女の烙印を押されていたに違いない・・とボクなどは確信している女性だ。

 新年の挨拶(ほっぺに3回キッスする)を交わし終えると、<散歩の帰りに昼食に寄らないかね・・>と招待された。
怖いもの見たさの好奇心からボクは喜んで賛同し、1時間半後に立ち寄ることにした。・・・・蓮池はすっかり氷に閉ざされ、秋に見た鮮やかな赤の金魚やカエルたちはこの氷の下に居るのだろうか、などと考えながら散歩は終に近づき、私たちは冷えた体を暖めようと<魔女のアパート>へと急いだ。

 彼女アンヌ・マリーの話の仕方を初めて見聞きした時から、どこか普通の人と違う・・・ということがボクは気になっていた。妻のニコルはそんなことは全然気にならないようであるので、あえて言及を控えていたのだが、やはり今日も普通の人とかなり違う雰囲気を漂わしている。彼女の家に招かれるのは三度目であるが、食卓のある大きめのキッチンには初めて入った。食卓の色の組み合わせの美しさに眼を奪われそうになった時、逆光の中に立っていた彼女の眼が微かに笑っていたのをボクは見逃さなかった。第一、壁の色がローズ色なのだ。そこに何枚かの写真が掛けてあり、その一枚は2隻の小さなボートが沈みかけている場面であった。

 いろいろと話しているうちに話題がSF映画とインターネットのことになり、ボクは相手が<魔女>であることをすっかり忘れたのと、去年と比べると自分自身のフランス語の<出具わい>に気を良くし珍しく饒舌になっていた。

 英国風手作りお菓子<スコーンズ>を二つに切ってバターとジャムをつけ、紅茶でいただくデザートはこの世のものとは思えない風味をかもし出し、

 彼女と彼女の生活スタイルからボクは伝統的西欧の香りを実感したのだった。

  どう考えても 何も書くことが 思いつかず 2010年の今日に書いた 日記(引っ越し前のブログ)を貼りつけた。(荒業)
  自分で書いたとはおもえない 今のボクより ボキャブラリーが多いような 気がする・・・が。
  このブログの時は 写真をアップ出来ないブログだったので 書くことに重点をおいていたためだろうか。
  今現在のブログに 文章を移行できなかったので これからも時々 この荒業を使うかも。

 ワニの涙

2012年11月25日 | 人間観察録
  ニコルの友達に 面白い話をいつもニコルに 聞かせに来る 50代の T女史 がいる。

  ボクは最初に彼女に会った時から"ワニのような女”と その目付きや 話し方や 衣類からはみ出ている皮膚の感じを見て
  イメージするのだが、それは別に“悪い”という事ではなく 爬虫類が持つ 神秘的なオーラから由来していた。

  最近ニコルが 聞いてきた面白い話は この女史の恋にまつわる話で

  恋の相手の男性には 二十歳前の娘がいて このT女史 との交際に大反対したうえ 誰彼ともなく T女史 のことを
  フランス語で” 売女 ”的な 言葉を使って 反対を表明している・・・というのだ。
  それを知った T女史 いくら恋の相手の娘でも 酷い言い草・・・と ある日 意を決して娘がいくバイト先の店長に
  わけを話したうえ その店長の事務所をかりて 娘と対面することになった。
  (ニコルも驚くのは 店長が自分の事務室まで 貸してくれるとはねぇ・・・!)

  そんなことも知らないでバイトに来た娘 店長に「あなたに会いたいという人が来ているから事務所に行きなさい。」と
  いきなり T女史と対面でさせられた。

  まぁ、そこでどんなことが起きたか・・・想像するしかないが、T女史が 言ったことを要約すると

  「あなたが私達の交際に 反対することは 構わないけど 私を ”売女” 呼ばわりすることは 私にしても あなたの
   お父さんに対しても 失礼極まりない言葉で 絶対に許さないわよ。」・・・的な事を言ったらしい。

  娘が泣きだした時 T女史は 「そんな嘘泣き(フランス語で=larmes de crocodile=ワニの涙)してもダメよ、
  泣きたいのは 私の方なんだから・・・」

  この娘のお父さんも 多感な十代の娘の反対にあって悩んでいる時に このT女史の 奇襲対面もそれを打開する方策で
  あったのかもしれないが、 ”大人のケジメ” を見事に示してくれた なかなかいい話だと思う。

  ボクは T女史の 見せずに流した ”ワニの涙” に深く感動した。 
   

  
  

  神経衰弱

2012年11月06日 | 人間観察録
  先日スイスのテレビで 「老齢化とは?」的なタイトルの番組を見た。

  番組の冒頭で 35歳の青年が イヤホンに度のきついメガネ、体に重い防弾チョッキを着て 80歳を体感する・・という
  場面から始まった。
  若い時は 歳を取るということが どういうことであるか? なんて考えもしないし、したくもない問題の一つかもしれない。
  歳がいけば 体が不自由になるのは 当たり前で 仕方がない・・・ことだ。 で、おしまい。

  アラ還に なった自分としては 興味を持たなければならない問題・・・というか 持たざるをえない問題になりつつある。
  この番組に出演していた老人(60~70歳代)たちは 自分たちが歳をとっている老人とは 認識していない、と言っていた。
  確かに健康であれば 気の持ちようで 若々しさを保つことができるようだ。

  身近にいる老人といえば 我が相方の両親 義父母であるが、彼等が60代の頃から 最近の82,3歳になるまでずーっと
  観察することが出来た。 ごく最近になってようやく 彼らも老人らしくなったなぁ~と思うこの頃であるが、
  それまでは 老人なんて思いもしない存在であった。
   
  この夏バカンスを一緒にすごした時 ボク等と義父と孫娘の 4人で 子供の絵カードを使った遊び「神経衰弱」をした。
  最初ボクは 子供の遊びと馬鹿にしていたけれど やり進めるうちに娘っ子に負けるか!と かなり真剣になっていた。

  この時は3回ぐらいゲームをしたが 記憶力抜群の義父が 意外に振るわないのが 少し気になって やはり老齢化の
  せいだろうか?と 印象に残った出来事であったが、このテレビ番組の中でも 老齢化度を測る実験として 偶然
  僕らが遊んだのと全く同じ 子供絵カードを使用して 三世代違う3人で「神経衰弱」をしたところ その差たるや
  歴然としているのを見て 老齢化の意味を少し理解させられた。

  それでなくても ボクは 人や物の名前を 覚えられなくて 困っているのに・・・。

    
           ゲーム好きな 義父も 「神経衰弱」ではどこか寂しそう。  
  

  

 必撮無眼流 ~ 親子の形(新シリーズ)より Black &子Black

2012年08月24日 | 人間観察録
  うん~、久々の新シリーズが出来た。

  「親子の形」・・・という 足掛けここ2,3年に渡って撮り続けている新シリーズだ。(無意識も含めると20年ぐらいか)
  
   猫写真と一緒で 無条件にほのぼのとする風景 「親子の形」といえる。

   ボクには子供がないが 子供のことを 真剣に考えたことが無い ままアラ還まで来てしまった。
   それが ほのぼの親子の姿を見ると 写真を撮りたくなるのは 願望か?と思われるだろうけれども
   自分では そうは思えない。 なくて寂しい~と 思ったことがないし。

   ただ兎に角 子供は 真っさら な 存在で それだけで 美しく 
   それを生んでしまった 人が その真っさらを 相手に 真摯に向き合っている姿が また美しく ボクには映るのだ。
   
           

           ローザンヌを散歩中 見かけた 形  ほんまコピーしたような親子  

  

    沼愉(ヌマユ)・観音

2012年01月11日 | 人間観察録
  昨日の夕陽に 匹敵する 素晴らしい人を 岩上さんの動画に よって拝顔することができた。

  http://www.twitvid.com/SMVFM  (twitvidさんの ツイッターから 勝手に拝借しました。)

  沼内 恵美子さん というかたのブログ 「ヌマユ」が 最近注目を呼び・・・(どのように、というのは 動画をごらんください。)
  
       (彼女のブログ:    http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924/28788889.html   )

  どこにでも出没する正義の味方 IWJ(岩上安身)さんが インタビューしたもの。

  福島は南相馬にて 暮らしている方。  歯や髪や爪や なんやかんや 抜けてるのに・・・この人の お人柄は 本当に 底抜けだ。
  この人柄でなければ このインタビューは かなり暗いものになっていたであろう。

  その話の内容もさることながら ボクが 圧倒されるのは この人の 屈託の無い人柄。 このような方が 存在していてくれる 日本は 
  まだまだ 大丈夫・・・みたいな 気持ちにさせられる。そして よくぞ 岩上さんも 動画を アップして下さいました。 ありがとう!

                    ヌマユさんが コンピュータを打つ時の 姿勢は この観音さまと 同じなのが 面白い ↓↓

                    

                     水鳥が 羽を休める 沼愉かな  蓮華花咲き トンボ ふわふわ :一撮 
                  
                     抜け抜けに 底の抜けたる 人柄に  見るは観音 歳百二十   :一撮
  

  

 女の啖呵

2011年11月22日 | 人間観察録
  毎日 我々は何だかの 刺激を受けて 半歩でも前に・・・と ほんのちょっとだけど けなげな心持ちで生きている
  のだろうが。 ボクのように ボーっと暮らしていると そんなに刺激されるような モノに そう出会うわけではない。

  しかし、今日は 帰電の中で 「キッコ啖呵」をツイターで読んだ時 度肝を抜かれて 眠気が吹っ飛んだ。

  キッコさんは ネット上では 彼女のことを知らない人は いないぐらい
  ブロガー・ツイターの中で 最も有名?かどうか ハッキリ知らないけど とにかく 自分の意見を忌憚なく 
  書く女性で ボクも 彼女のファンであり、 彼女の意見には いつも一目も二目も置いている。

  「男は単細胞だし幼稚だから特に言うことはない。好きにやってりゃいい。だけど女でバカなのは地球的にジエンド。・・・」
   で始まる 「キッコ啖呵」は 鬼龍院花子の 「なめたらいかんぜよ!」・・・に匹敵する啖呵だったと思う。

  ボクは 彼女の真剣さに しびれてしまった。

  社会的地位に高い所にいながら その責任を果たしていない どころかその反対の方に政策を進める 人を諌める啖呵。

  こう言う人が いることは 頼もしいよなぁ~!

  今日ツイターで もう一人頼もしい人を見つけて こんな句を 詠んだ。 
 
    ツイ海に 遊ぶ君等を 釣りあげて: 一撮

  しかし、 頼もしい人に 女が多いような 気がするんだが・・・。

                       写真は 卵を守る 雌・恐竜鳥
                
         


  
  

 

 “ざ”けんなょ!

2011年11月08日 | 人間観察録
  先日 「社長」と呼ばれる オヤジと話をした。
  オヤジ度は 鏡と対面しているくらい ボクと同じくらい
  ボクは自分のオヤジ度が 見えないので 自分は青年のつもりでいるが、
  傍から見ると 二人のオヤジが対話している図に 間違いなく見える。

  場所は スイスのとある 日本食堂で 酒を混じえての きわめてざっくばらんな
  雰囲気での会話であるから そう深刻な 話はしていなかったのであるが
  
  その社長オヤジが 先日 帰国した際に 留守を守る奥さんに 「刺身は 一切ダメ」と言われた
  そうだ。もちろん理由は放射能。 
  食べたかった 刺身を 「日本で食べれなかったんですよう・・」
  「食べたからって(放射能入り)べつに そんなに 長生きしたいとも思わんし・・・」という
  よく耳にする セリフを この人は 言った。
  ボクは それを聞いても別に どうとも その時は思わなかったのだけれど

  頭の回転が かなり遅いせいか 今頃になって 「 ”ざ”けんなょ!」と 腹を立てたんだけど。
  
  
  このセリフ ほとんどオヤジが 何気なく言う セリフみたいになっていると思うけど
  本当に 放射能汚染のために 白血病やら癌やら なんやら おもい病気になった時
  テメー等 “命”粗末にするような セリフ 吐けるのか!・・・とボクは 思ったわけだ。

  まして 子供の命が危ない!・・・って言われているときに てめーのような ジジイの
  命粗末にするような セリフに付き合ってられないんだょ!!・・・というような腹立ち。

オッチョコチョイ 信号無視して 大道をゆく : 一撮

2011年11月07日 | 人間観察録
  今日もまた 俳句の 風上にも置けない・・・したがって ずーっつと 風下の方にでも 置いてもらえれば・・・。

  昨日 見た IWJの動画の 山本太郎 の感想 を詠んでみた。 http://www.ustream.tv/recorded/18345887

  脱原発運動している 誰かが 「太郎は オッチョコチョイなんだ、 俺は好きなんだけど・・・」と 云っていたけど
  ほんまに オッチョコチョイで 直感に従って 大道を ヒョイヒョイと 行く。

  賢い人みたいに ゴチャゴチャ 考えてなんかイない 今一番大事なことを すっと 見抜く。

  坂本龍馬って こんな男だったんじゃ ないだろうか。 人をどんどん 大道に 引っ張ってゆく男。

  みんな この時代に 坂本龍馬を 見たければ この男 山本太郎を 見てやってくれ!

  この世の中で 信号無視は 危険・許されない・・・と 我々は 信じ込んでいる。 

  しかし、その信号が メチャクチャ やっていたら どうする。 

               

反骨好き ~ 反骨の人 「小出裕章」

2011年10月19日 | 人間観察録
  まず、 http://hiroakikoide.wordpress.com/ このたねまきジャーナルでの 小出さんの 反骨の人シリーズ
  第1回のインタビューを聞いてください。(日付が変わって 画面の下の方に移動しているので 注意!)

  じつに 楽しい。 こういう人が世の中には結構いるから 面白い。 彼なんか バカが付くほど真面目な人
  なんだろうなぁ。 ボクなんかは お利口過ぎるのが ネック になっていると反省するまでもなく・・・
  人間が小さいと自覚している。

  ただ、いいところは こういう味のある "反骨人間” が 大好きなところが ボク自身の救いのあるところ。

  多分小さい頃から 映画の見過ぎ、もっと小さい時は 「清水の次郎長」とかの浪花節を 菊池の母さんの
  そばで聞いていた 影響もあるのかも?  とにかく 粋な 反骨が いつの間にか大好きになっていた。

  だから ボクの昔からの写真シリーズ 「自撮」も 最初にまとめた時は タイトルが 「骸骨人」で 
  どこかに 反骨 のニアンスを 含ませていた観がある。  そうありたい・・・という希望。 

           

      この写真は NYの 自然史博物館の裏方で ”恐竜の骨” を見せてもらって 感激している自分(1985年)

雲無心 ~ まさに生き証人 (肥田舜太郎氏)を見て

2011年10月16日 | 人間観察録
  今週末 ツイッターの情報から 岩上安身さんによる 肥田舜太郎インタビュー 2時間58分の動画を 見尽くした。

  これは 本当に 掛け値なしに 物凄く貴重な インタビュー動画記録である・・・と思います。

  肥田舜太郎先生にはもちろん 岩上安身さんにも 心から感謝します。

 沢山の人に是非 見ていただきたい と思います。 今日ツイッターを見ていると 別な方が
 3部に まとめてくれていて ブログに載せてくれました。

 まだ見ていない方は 是非 こちらで見てください。

    肥田先生が 福島の子供たちを 「国費で避難させるべき・・」と発言していること。
    「アメリカが 何の武装もしていない広島の市民に 原爆を投下したことは 、ヒットラーのナチスが
     ユダヤ人を 虐殺したのと 同じ 人類の堕落だ・・・」と言われたことが 印象に残った。
  
      http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-984.html

         

             暗雲の 彼方に燃える 赤い雲  明日の快晴 約束をして     一撮