猫媚態 ～入門篇

　昔のボクを知っている写真仲間が　ボクが「猫写真」しかも　カラーで撮っていると知ると　驚くよりも　冷笑的に「お前も猫、撮るようになったか・・・」と思われる
　だろうなぁ、と勝手に想像する。　自分でも猫を撮るようになるとは　思っていなかったのだ。

　むかしは　正直、猫の写真・・・などと聞くと　心の何処かで　馬鹿にしていた　ような気がする、というより問題にもしていなかった。
　第一、カルチエ・ブレッソンとか　キャパ、ロバート・フランクとかいう大写真家を標榜した時　猫の写真というのは　想像することも出来なかった。

　それが、いくら長いブランク（１５年ぐらい）があったからといって　何で猫なんや？　と自問するのだが　色々な理由、原因があるけれども
　何と言っても　この猫との　出会いが無ければ　ここまで　自分は　猫入れ　しなかったと思う。

　　　どうだろうか、この甘えようは！
　ボクはまだ　猫のことをよく知らなかったので　このあけっぴろげな　甘えように　ビックリしながらも　魅せられ、猫写真入門となったのだ。

　新マックが来たので、写真を整理していると　猫が相手に安心感を持つとみせる「猫媚態」の写真が　案外多いのに驚く。
　猫の魅力の一つに　思いっきり甘えてくる態・・・というのがあるのではないだろうか。　それには飼い猫でなければ　多分　写真を撮らせてもらえないだろうなぁ。
　　　　　　　　　　　この「猫媚態」も必撮シリーズにくわえることにしたが、大写真家からは　遠のくばかりか。あああ～っ。