ケイシロウとトークアバウト

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音無しオンナ創作 時系列風チョコチーズケーキ

2021-05-31 17:50:00 | 日記




今朝の3時。
当然、
夢の彼方にいた時に、
インターホン鳴るから、
起きておぼつかなく歩いて玄関ドア開けたら、
音無しオンナが立っていた。
にこやかに、
「キャベツどうぞ」とひとたま手渡そうとしたので、
俺は、
ナンデ深夜の3時に来たのか❓と、なじった😡
音無しオンナはクスクス笑い、
「ナニ言ってるんですか?今は昼間の3時ですよ」とほざくので、
よお空を見上げるように忠告してあげた。

音無しオンナが空を見上げながら、
顔が青ざめていくのがわかる。
そして言葉を詰まらせて、
「でも---ナンデ😨❓」とか呟くので、
俺は「知るか😠」と心に呟いた。

音無しオンナは、
ハヨ帰ればエエもんを、
「じゃあ、昨日や一昨日のあたしは----😨❓あたしの時間は----😨❓」と、
『時をかける少女』演りだすので、
それ以前に、
昼3時と夜3時の区別が出来んことは、
致命的な感覚傷害に認識傷害が掛け算されたんやないかと言ってやった!
音無しオンナは、
元気なく、
部屋に帰った。

そして、
ついさっき、
画像にあげた創作手作りケーキを持って来た。
チーズケーキとチョコケーキのハーフやと言う。

当人曰く、
チョコケーキ作ろうとしている❓のかチーズケーキ作ろうとしているのか❓
わからなくなった時のために、
あみ出したと言う。
いわば、
時系列風味に味覚を喜ばせる目的やったと結んだ。

こういう訳のわからん御託よりも、
実際のお味は、
チョコ風味の甘苦さに、
チーズケーキ独特の酸味的甘さが溶けあって、
イケたケーキとなっていた。

創作手作りケーキに感謝しながらも、
ついに、
音無しオンナの日常に、
3次元の壁が崩れる時が来たかと、
独りごちた🧐


ポニーテールはふり向いた🥺

2021-05-30 20:43:00 | 日記




これは、
1980年代にあった、
俺のおばさんの知人の体験談。

1986年。
高校1年生のアサミは、
中学時代自慢のポニーテールのまま、
通学していた。
中学時代やったら、
みんなから可愛いコール💕いただいてたのに、
高校生になったとたん、
誰も振り向かなくなる。
まるで、
卒業して売れなくなったAKBメンバーやと感じるのは、
30年後になることやろうけど、
ヤッパ寂しい😔
落第して中学に戻りたい😞

アサミが目立たない原因は、
白いティーンエイジャーズと呼ばれるイケ女グループが、
幅を利かせていたからやった。
6人グループのこのオンナたちは、
みんな完璧に近い美系😍
まるで、
某隣国の美女軍団やと😳驚くのは、
20年後なんやろうけど、
とにかく綺麗さ持て余しグループであることは事実。
アサミは、
お近づきになりたいと思った。

白いティーンエイジャーズは4人が3年生で、
2人が2年生。
男子のみならず女子生徒からも羨望の眼差しの数々!
それでいて、
校内には誰一人彼氏を持たず、
有名私大のオトコとお付き合いしてるとのことやった。

白いティーンエイジャーズが食堂で、
特別メニュー(野菜料理)いただいてたら、
アサミは、
お手拭きから、
お茶から、
デザートまでも用意して、
ミエミエの自己売りした。

こんなあざとさの日々が過ぎたある日、
白いティーンエイジャーズのリーダー格のレンコが、
アサミに、
「あたくしたちによく構われるみたいですが、真意はお近づきになりたいとお見受けいたします」と言ったので、
アサミは、
「あたしを弟子にしてください」と言った。
レンコは、
「あたくしたちは、相撲部屋の親方連ではございません!けど、今夜のディナー会とおダンスにお誘いしましょう」と言った。
大喜びしているアサミに、
2年生のシンコが、
「これから仲良くね」とやさしく声掛けした。

その夜は、
シンコにドレス貸してもらって、
慣れないテーブルマナーをレンコたちに教えてもらい、
有名私大の上品イケ男とのダンス---。
アサミの経験したこの一夜は、
7回転生しても得れない幸福やったと、
後に述懐させるほどやったらしい。
うれしくて、
足取りもままならぬアサミに、
白いティーンエイジャーズは、
「明日の日曜日は、レンコの家で!」と声をかけた。

翌朝、
陽の温もりにもうれしさ感じるアサミは、
心ウキウキに大きなレンコの家に来た。
みんな先に来ていて、
「広間においでなさい」と呼びかけてくれる。

アサミが広間と呼ばれる40畳ほどもある和室には、
大きな仏壇が置かれ、
そこにみんなは正座していた。
アサミも並んで正座すると、
シンコから、
お数珠と法華経の経本が渡され、
お数珠は人のカタチを意味してるのでひと捻りして手にかけるように指導。
レンコは仏壇に一礼して、
「先導させていただきます。おのおの方、題目三唱の後、方便品(ほうべんぼんと読む)第二を読誦いたします」と言い、
みんなで、
「なんみょうほうれんげきょう---」と始まったので、
アサミはガク(愕)😱が入ってしまった。
五座(ござ)と呼ばれる読経(勤行)の後、
教学研鑽(きょうがくけんさんと読む。仏教の勉強会のこと)と御住職の手紙の拝読が行われようとしたとき、
アサミが、
「レンコさん!あたし、こんなことしに来たんではありません!」と言った。
レンコは、
「こんなこととは片腹痛いことを言われますのね」と言って睨んで来た!
アサミは必死に、
「ごめんなさい。でも、あたし、こんなことしなくても幸せですから」と言うと、
レンコは、
「幸せ⁉️現証あそばされてこのアマ❗️」と怒ったので、
アサミは困ったように「現証😧❓」と考え込んでたら、
シンコが、
「幸せをすぐにここで示したらという意味なのよ」と助け舟。
アサミは更に困ったように、
「示せと言われても---」と口をつぐんでしまう。
ところが、
レンコは、
「物事には、文証(もんしょう。行動のきっかけとなる思想)と理証(りしょう。持ってる思想の通りの行動)と現証(げんしょう。持ってる思想の行動した結果)の三証(さんしょう)が要あそばされるのよ」と食ってかかるので、
レンコの母親が、
「それくらいにして、お食事して、気楽になさい!」と助けてあげた。
みんなで大きな客間に移り、
豪華な食事や、
この時代にはあり得ない、
大型テレビでのビデオ上映会に楽しむ。

昼過ぎには、
昨夜の有名私大の上品イケ男達が来て、
お茶会と楽しげな語り。
朝の気まずさはどこへやら、
アッと言う間に夕方になった。

それで、
アサミが感謝を述べて帰ろうとしたら、
レンコが、
朝の大広間に集まるように言う。
アサミが怪訝な面持ちになると、
レンコは、
「三座(さんざ)がございましょうが😠この煩悩魔(ぼんのうまと読む。雑念ばかり持つ者のこと)が‼️」とガナった!
アサミが悲しそうに項垂れるとシンコが来て、
「あたしたちと分かれてもいいんだよ」と言った。
アサミは悲しげに、
「それは出来ないわ。だって、学校の友達に合わせる顔がないもん。白いティーンエイジャーズと別れたなんて」と呟いた。
シンコは、
「そうだよね。あたしもあんたと一緒だったのよ。レンコのご機嫌とって、みんなと仲良くして、こうなったんだもん。自分で選んだんだよね。レンコたちは、一言も誘ったりしないし」と言う。
アサミは不安そうに、
「あたしはどうなるの❓」と問うと、
シンコは、
「来週、御住職に会って入会式を済ますのよ。半年後に富士の大石寺に登山するの。これからは元気に楽しく広宣流布(こうせんるふ。布教のこと)して、仏と人のために生きるのよ」と答え、
「さあ、アサミ!拝みに行こう!!」と言って、
アサミはシンコに手を引かれ、
大広間へと連れて行かれた。

現在アサミはおばさんに、
「そのままふり向かなかったたら良かったかも知れない。でも、お近づきになりたいとふり向いてしまったの。そして今があるのよ。あたし今から三座(さんざ)するから付き合わない?」と話を結んだが、
おばさんは、
三座を断りながら、
因縁和合(いんねんわごう。きっかけとなった物事の結末)の深さを知らされた。

ポニーテールはふり向いたんやから!
簡単に言えば!!



ガミジン復帰に寄せて😡

2021-05-29 22:55:00 | 日記




ケイイチロウ、ケイジロウ、レフティ、
今回は辞意を表明した馬とロバの中間顔のガミジンが、
辞意を撤回して、
Uターン復帰となったことについてのカキコ。
尚、
通常は、
閲覧者と訪問者様目線の当ブログやけど、
今夜は申し訳なく、
喧嘩モードと相なる😡

発端は、
ガミジンUターンに合わせて、
職場側が、
過度なSNSを規制するにまで至った新規約と、
それを守りますと公言しつつ、
すぐに、
俺とスパーキー(キヨ様)にSNSカマした基地外について‼️

ハッキシ言ってガミジン、
そこまで堕ちてた人格(獣格)だったとは😧❓
もう、
通常のジョーシキありませんね😏
スパーキーの家近所に出没したことがあからさまになっての、
御乱心には、
嘲笑い対応ももったいない😛
この基地外が‼️
(ケイイチロウ、ケイジロウ、レフティ、このカキコで確実にフォロワー失うな😄)

規約に納得してサインしたんやろ😦❓ガミジン❗️
舐めるなよ‼️
誰が、
テメェの勝手にこっちのお時間捧げるか⁉️
スパーキーも俺も忙しいの😠
しかもIS(ススムさん)が酒飲ませてくれと、
押しかけて、
さっきまで、
アルコール出して、
おダベリの相手してたの😡
ガミジン!
お前とタベる価値はマイナス100%もないのよ、
この基地外が‼️

ただISは言った。
「凶公、寂しいんだよ。精神崩れてるから許しなよ」

レフティにLINEすると、
「ガミジン射殺してください」との返信。

ここで落ち着こう。

確かに、
自身の寂しさから、
友達ストーカー化したんやろうけど、
規約出来て、
それを納得して、
容易く破る根性が気に入らん❗️

あの新規約で、
どれだけ俺らにウツが入ったか😠❓
ガミジン、
綺麗事の言い訳の正装して、
よおまあ、
のぼせ上がりのキワオ(極男)が‼️

レフティから今LINEで、
「ガミジン、車ではねていいですか?」と来た。
ススムさんに言ったら、
「やめた方がいい。車の価値が下がって、タダ以下になる」との嘲り。

ガミジン。
お前、
ススムさんとレフティとの夢の共演まで実現させて😡
完璧に、
信用ねえのよ‼️

海に沈めたいとIS(ススムさん)に言えば、
海洋汚染になると反対される。

やからガミジン。
月曜日来る時は、
ケダモノ代表として堂々と来たらエエ。
最後に、
IS(ススムさん)の言葉をもって終わりとしよう。
「ガミジン。テメェは確実完璧に、人間じゃありません😛」

ケイイチロウ、ケイジロウ、
Yahooブログ時代末期にも似た、
(それと第一次gooブログ時代)
誹謗カキコしたが、
明日からは、
通常のミョー記事カキコに戻る。


僧言うこと(そういうこと🤔)

2021-05-28 22:36:00 | 日記




ナオミというオンナがいた。
大熱愛🥰の挙げ句、
結婚した旦那が、
交通事故で蓮の咲いているところへと旅立った🙏
けれど、
ナオミは悲しすぎて、
毎日、
寂しい峠の事故現場に来ては、
泣き崩れた。

ある夕暮れ。
生きることが馬鹿らしくなったナオミは、
事故現場で膝を着き、
刃物で喉を刺そうとした。

その時、
すぐ後ろから、
尺八の音色が聞こえた。

ナオミが振り返ると、
一人の虚無僧が、
尺八を吹いて、
ナオミに、
「そのようなことは意味あることでしょうか?」と問うた。
ナオミは、
「どうせ私の心は死んでますから」と言い返すと、
虚無僧は、
「心が死んだのならそれで充分。それ以上のことに意味はございません」と言い放った。
ナオミは不思議そうに、
「なぜ、そのように言われるんでしょうか?」と問うと、
虚無僧は、
「僧である私がそう言ったのです。仏の言葉と思いなさい」と言うので、
ナオミは、
「僧言うこと(そういうこと🤔)なんですね」と納得した。

そこに、
目を泣きはらした学僧がやって来て、
虚無僧に、
「シュウカイドウ様。御住職はシュウカイドウ様の弁明書を破棄されて、破門を言い渡されました!」と告げると、
虚無僧はがっくりと、
「御住職はまだ私が香典を着服したと思われておいでなのですね」と呟き、
「ああ😩悔しい😞仏に忠実に生きた私を盗人と判断されるとは。私の心は死んでしまった」と漏らして膝を着き、
「濡れ衣を着たままの人生などナンなのか?私は、ここで、死のう」と言った。

そして、
懐から刃物出して、
喉を突こうとしたら、
ナオミが必死に、
「おやめください‼️心が死んだのなら、それで充分ではないですか‼️」と大声出した。
学僧も、
「そうですよ‼️」と相槌した!
虚無僧は学僧に、
「おお僧よ。確かに僧言ったな(そういったな)⁉️」と問うたので、
学僧は力を込めて、
「僧言いました(そういいました)‼️」と答えた!
ナオミは虚無僧ことシュウカイドウに、
「お互いに心が死んだものどうし。一緒に死んだまま生きようではございませんか?」と言い、
シュウカイドウも学僧見ながら、
「僧言うこと(そういうこと🤔)なら、あなたと結婚して家庭を築きましょう」と求婚した。
ナオミは喜んで同意した。

翌月、
ナオミとシュウカイドウの夫婦は、
競馬で大当てして金持ちになり、
その後、
不動産株式で更に儲け、
左うちわの成金家庭を築いた。
子供がたくさん産まれて、
みんな、
高学歴で大企業に勤めた。
この夫婦は、
苦労や悲しみという単語とは無縁に暮らし、
ただただ、
札束抱💴抱きしめては、
高笑いする毎日を送った。

ケイイチロウ、ケイジロウ、レフティ、
この話からも、
物事には、
野心さえあれば、
終わらんのや‼️
僧言うこと(そういうこと🤔)なんや‼️




職人列伝~髪男(ハツオ)

2021-05-27 20:04:00 | 日記




1945年。
太平洋戦争が終結した8月(本終結は9月らしい)、
とある村の一つしかない床屋に、
一人の男の子が生まれた。
初めての子供だからと、
その子は初男(ハツオ)と名付けられた。
初男(ハツオ)は、
成長していくに連れ、
家業の理髪に凄まじく興味を持ち、
自身のハサミ✂️とクシを持って、
理髪整髪に打ち込んだ。
両親から、
たまには勉強しろと言われると、
「やかましいね!この田舎床屋どもが😡あたしはね、パリの理髪の腕を手にするんだ❗️」と声を荒げた!

1960年。
高度成長の真っ只中。
初男(ハツオ)は髪男(ハツオ)と表記変名した。
そして、
ロングおかっぱ茶髪に小さな鈴を少々デコり、
理容師としての訓練の為に、
上京!
「パリ」という名の高級理髪店に来た。

「パリ」の店主、ムッシュ権太郎は、
髪男(ハツオ)を含む、
地方からの見習い青少年を見比べた。
そして、
どうしても、
髪男(ハツオ)のロング茶髪おかっぱの鈴デコりに目が行ってしまう。
髪男(ハツオ)はムッシュ権太郎に、
「あたしの顔をジロジロ見るんじゃないよ❗️そんな暇あんのなら、新しいヘアスタイルでも考えな❗️」と、
上から目線に言い放った!
ムッシュ権太郎は驚いて😦
「モナミ(ベルギー語であなたの意)。見習いの分際でナンゴト😡‼️」と怒鳴った!
髪男(ハツオ)は、
「うるさい奴だねぇ!!あたしに逆らうと容赦しないよ❗️」と怒鳴り返したので、
ムッシュ権太郎はガチギレして、
ベルトを抜いて、
「喰らえ❗️モナミ❗️」と叫んで、
髪男(ハツオ)の背中を打ちすえた!!
髪男(ハツオ)は自前のハサミ✂️を噛み締めて、
痛みにこらえ、
「あたしは泣けない❗️世界にハサミとバリカンがある限り、あたしは泣けない❗️」と叫んだ!
ムッシュ権太郎はベルトをしまいながら、
不気味に笑い😏
「モナミ。これから毎日、モナミは地獄を見るんだよ」と言って、
娘のマドモアゼル菊美を呼んで、
下宿部屋に案内させた。

そして、
髪男(ハツオ)の理髪師としての特訓は過酷さを極め、
年中無休にしごかれて5年が経過した。

髪男(ハツオ)の理髪技術の大向上に驚いたムッシュ権太郎は、
「モナミ。モナミの手にしているハサミ✂️とクシは幸せものだね」と、
髪男(ハツオ)をほめた👏
髪男(ハツオ)は得意げに、
「あたしの実力を見たか!!三鷹のこの店も、きょうからあたしのものなのさ‼️」と言い放った!
ムッシュ権太郎は、
「モナミ。暖簾分けしてやるから、「パリ」直伝の腕を持って、整髪しまくれ!」と言った。
髪男(ハツオ)は高々と笑い、
「あたしは理髪界の将軍なんだよ‼️」と息巻いて、
心惹かれ合ってたマドモアゼル菊美と結婚して、
自分の店を持った。
そして、
髪男(ハツオ)の店は、
安定的に大繁盛した!!

時が経ち、
バブル経済の足音聞こえる80年代初頭!

髪男(ハツオ)とマドモアゼル菊美の間に生まれた髪太郎(かみたろう)は、
両親が、
いつも理髪業に精を出し、
自分をかまわないとひねくれて、
高校生活をヤンキーに過ごした!
ある夜更け、
風俗で遊ぶ目的で、
金欲しさに、
家族みんなが、
寝静まってた時、
黒頭巾を被った髪太郎が、
レジを開けた。
そして、
札をかき集め、
ポケットに入れようとしたら、
どこからともなくクシが手に投げつけられたので、
髪太郎は悲鳴をあげて、
手を押さえた!

クシを投げつけたのは、
髪男(ハツオ)やった。
そして、
「この野郎!あたしの稼ぎに汚い手を出すんじゃないよ‼️」と叫んだ!
髪太郎はキレて、
「俺のこと嫌ってるくせに!」と吐き捨てた。
髪男(ハツオ)は、
「だからなんなんだよ、おたんこなす!!あたしはねえ、ツッパりはいらないんだよ!ツッパりの上二つを取ったパリが欲しいのさ❗️わかったら、出ていきな❗️」とガナりつけた!

髪太郎はガチギレして家出したが、
行く当てもなく、
トボトボと、
祖父のムッシュ権太郎の「パリ」に行った。
マドモアゼル菊美から電話で事情を聞いていたムッシュ権太郎は、
髪太郎に、
「モナミ。両親に相手されない寂しさ感じるなら、モナミの父と同じ理髪の道を歩いて超えていけ。そして、いっぱしにモノ言うのさ」と諭した。
更にムッシュ権太郎は、
「人生は理髪や整髪のようなもの。伸びて乱れて、手を加えられてきれいになるのさ」と語った。
髪太郎は、
このムッシュ権太郎の言葉を胸に刻んだ。

翌日、
高校中退を宣言して、
髪男(ハツオ)の後継ぎを志した髪太郎は、
髪男(ハツオ)から客の前で、
鈍い、汚い、不器用と罵られ、
時には、
ハサミの持ち部分で喉を突かれ、
時には、
使用済みタオルで首を絞められ、
時には、
顔剃り用の泡を目に投げられながら、
時の経過とともに、
髪男(ハツオ)に引けを取らない理髪師へと成長した。

現在、
髪男(ハツオ)と髪太郎の理髪店は大繁盛に大繁盛!
七種類の髪型を短時間に仕上げる髪男(ハツオ)の職人さばきは、
コロナ禍にあっても、
色褪せることはなかったけど、
密を控える客の足が遠のいたので、
親子で、
街頭青空床屋と称する、
屋外での理髪業を目論んでるとのことらしい。