迷走台風の余波は、思いの外、長引いた。
台風一過の晴天を狙い、夏の終わりの堂ヶ森へ。
二三日続く安定した晴天の予報が、いきなり出発から雨降りである。
黒森峠の山越えも、おかげで涼しかった。
R494は、唐岬ノ滝手前で時間帯通行止めが続いています。
道幅いっぱいにクレーン車が作業しているので自転車も通れません。
一時間の内、10分間だけ通行可能。
(日曜日は通行可)
30分も、ここで待たされたので、帰路は12時半から1時半までのお昼休みに、ここを通過。
梅ヶ市から黒森峠まで休憩なしで山越えを完走。
おかげさまで今日は足がパンパンです(笑)
当初の予定より出発を遅らせたのに、台風の外側の雲が山にかかり、
堂ヶ森も初日は雨が降ったり止んだり。
その上、風が半端じゃないくらい強かった。
17kgの荷物を背負っていても、身体がフワリと浮き上がりそうだった。
気温も、この時期としては異常に低い。
避難小屋内で10℃。翌朝、二の森山頂の気温は5℃だった。
紅葉最盛期の10月の気温だよ。
ダウンやフリースの防寒具を持って行かなかったので震え上がった。
台風一過の山は、すっかり秋の装いでした。
芒(すすき)の穂波が風に揺れ、夕陽に輝く黄金色の光景に見惚れました。
アマツバメやイワツバメが秋の渡りを前にして集団で飛び交っています。
アキアカネの姿は、もう里へ降りたのか少なくなりました。
竜胆(りんどう)が咲き始め、シラヒゲソウやフウロウも夏の名残の姿。
台風余波のせいか、朝夕の雲湧く光景は期待外れ。
静かな秋の夜を、星野道夫の本を読んで過ごしました。
アラスカ原野の短い秋、焚火の側の野営の夜が重なります。
翌朝、まだ暗い内に山小屋を出て、
宇宙へ続くような星降る道を二の森の頂き向けて歩き続けました。
目前の大きな山塊、一の森(クラセノ頭)の稜線にオリオンの三ツ星が昇ってきます。
夜明け前の満天星に、わずかに黎明の気配が地平にかかる二の森山頂。
日の出までの時間、震えながら夜空に降る星の光跡を幾つも追っていました。
初日は晴天過ぎて日没時は思うような風も吹かず
天の川に頭をきり替えました
風呂上がりのひとカンをぐっと我慢してdown着こんで
リモートコードを忘れて息を止めての撮影でした(笑)
雲ひとつない星空にオリオンが輝き
天の川が静かなオーラを出します
翌日のご来光は久々の感動でしたが
一時間早く登っていれば端境期のひとコマ撮影でした
山荘泊であれば主人も安心の様なので
また日程が逢いましたらご一緒しましょう
同じ日に瓶ヶ森だったのですね。
確かにシラザ山荘泊なら御主人も安心ですね。
今年は夏の終わりを瓶ヶ森でなく堂ヶ森で過ごしました。
ここは、ずっと見晴しのいい笹原が続くので、
満天の星空の下、宇宙の只中を歩きながら頂きへ至るようです。
堂ヶ森から一の森への道は、空へ続く道ですから(笑)
一カ月、季節が繰り上がったくらい寒かったけれど、
山で過ごす時間は格別です。
星野道夫のように「無心に遠くを見つめていられる」から。
今年の秋は久しぶりに石鎚に誘われています。
さて、若者達について行けるか?
日帰りなので、何とかなるでしょう。
そのためにはトレーニングですが、展示替えなどでままなりません。
堂が森の秋、ランスケさんのおかげで楽しめました。
カラカラに乾いていた大地が一雨ごとに潤いを取戻し、すっかり涼しくなりました。
四国山地の山々は、一足先に秋の装いを見せています。
気になっていた水場も、まとまった降雨のおかげで、チョロチョロ流れ始めました。
そのままなら、すぐ涸れてしまう水場ですが、引き続き台風による降雨が予想されるので大丈夫でしょう。
次回の深まる秋が楽しみです。
鬼城さん、ついに念願叶って、青春のホームグランド石鎚へ回帰されますか?
紅葉最盛期の石鎚は、沢山の登山者で数珠つなぎです。
ゆっくりマイペースで登れば、頂きに達します。
秋の特別展に向けてお忙しいでしょうが、朝夕の散歩で身体づくりを。
またひとつ楽しみが増えましたね。