Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

森のあえかな光

2020-05-06 | 

 

もう午後遅い時刻だった。

森をあえかな光がおおい、早緑(さみどり)の木漏れ陽が葉先から滲むように森に融け出していた。

かぼそい茎をすっと延ばした山吹草が、そのさみどりの溶き出した淡彩の色絵具に滲んでゆく。

森から光が消え、色を失う刹那のあわいの時間。

ものの輪郭が曖昧になる、かそけき森の時間が好きだ。

 

連休後半の夏を思わせる陽気の一日。

皿ヶ嶺の森目指して、炎天下の道を自転車で漕ぎ出した。

ほとばしる汗に山越えの登坂路は息が上がる。

自粛、自粛でなまった身体が悲鳴をあげ、脹脛や足裏に痙攣が走る。

途中、東温市の自宅から水の元の湧水まで水汲みに歩く女性と出会った。

往復どれだけの距離だろう?

道を挟んでソーシャル・ディスタンスを取っての会話だった。

風穴にも、相当数の車が停まっていた。

全体に山歩きの人は、無防備な(無頓着な)印象?

高齢者ばかりなのにね。

それとも、お迎えが早いか遅いかの違いだと達観しているのかな?

 

どちらにしても、ウィルス発症当初から感染症の専門家たちは、

感染症の終息は、人口の過半数が感染して免疫を獲得するか、

ワクチン開発の二通りしかない。と云っています。

まるで感染することが犯罪のように騒ぎ立てる風潮には、正直首を傾げます。

一番いいのは重症化しない程度に感染して、早く免疫を得ることなのでしょうね。

今の段階で、これを公然と云うとマドンナのようにパッシングの嵐ですね。

(ただ、再度罹患する症状も出ているので、必ずしも安心とは云えません)

 

 

TVが絶対報道しない質疑。昨日の総理会見後の専門者会議記者会見。

IWJ浜本氏「WHO上席顧問の渋谷氏はPCR検査で判明した陽性者の10倍の感染者がいるとの見解だがどう思うか?」

尾身副座長「おっしゃる通り、無症状・軽症の人は今のシステムでは探知できない」

https://twitter.com/i/status/1257616717154377731

昨年12月にパリで肺炎と診断された患者が、新型コロナウイルスによる感染症COVID-19だったことが明らかになったBBCニュース。

どうも何処が発症源だか分からなくなってきた?

https://www.bbc.com/japanese/52540995

 


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2 コメント

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野山は安心!? (鬼城)
2020-05-07 07:40:40
結構、鬼ヶ城も多かったです。
接触はありませんでしたが・・・
中山教授だったか、ウィルスの絶滅はあり得ない、共生だと・・・
まさに言われるとおり、軽く罹患し抗体を作ること。
そして収束の繰り返しだと思います。
しかし、仕事が医療関係ですから罹患すれば悪者扱い!
罹りたくないも本音です。
年を取ると動き続けないと身体が持ちません。
すこしづつ・・・では無かった。
山シャクヤクの白、目にしみます。
この時期の皿ヶ嶺は外せない (ランスケ)
2020-05-08 01:23:09
皿ヶ嶺、標高800〜1000m付近の夏緑樹の森は、まだ透けるような若葉が森の天蓋を覆い、
林床に燦ゝと陽光が降り注ぐので春の花々が一面に咲き誇っています。
草丈10cm〜20cmくらいの山吹草(木の花、山吹ではありません)や一輪草の白い花群が見事です。
私は、かぼそい茎にアンバランスなくらい大きな花を咲かせる、
山吹草や一輪草の花姿が好きです。
この時期の皿ヶ嶺だけは絶対外せませんね(笑)
ちなみに山吹草はケシ科。一輪草はキンポウゲ科です。
一番最後の画像、金鳳花と三番目の一輪草は同じ仲間の植物です。

山中教授と云えば、安倍首相を囲む公開番組に出演して、かなり辛辣な発言をされたようですね(笑)
自分の所属する京大を始め、大学にはPCR検査の設備や人員が充分にあるので、
これを活用すれば、現在の10倍から100倍の検査が可能だと発言しています。
(まさに前回紹介した動画「医療崩壊を防ぐには」で東大の先生の発言そのもの)
今まで政府や専門家会議が言っていたPCR検査が増えない言い訳が、すべて噓だったことが露呈。
本当に何処までも、この国のウィルス対策は後ろ向きです。
これでは、いつまで経っても緊急事態宣言解除には至りません。
台湾、韓国、ドイツと先行して抑え込みに成功した国々は経済活動を再開して日常生活が戻ろうとしているのに。

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