前回のあらすじ:
地元で行われる山鹿灯籠祭りをもっと全国区にするために、
私は「萌えキャラを作る!」という野望を抱いていたのであります。
登場人物:
私
妹
みーちゃん
幼なじみの友人U
Uの妹
パンダ
みんなを召集した私はその壮大な計画を発表しました。
妹は「そうだね!実にいい企画だね!」とノリ気。
友人Uとパンダは若干引き気味。
「裾野を拡大したところで、キモヲタしか来ないなら意味ないじゃん」
う゛っ!キモヲタって誰のこと?
ねぇ、私のこと?
私のこと?
でもね
嫌がってはいるけれど、いつもU姉妹は私の提案に付き合ってくれます(笑)
いやぁ~、いい友人を持ったね!私!
そんなわけで、4人は真剣に「山鹿灯籠祭りの萌えキャラ」を描くことにしました。
試行錯誤で20分ほど経過して、全員が萌えキャラを描き終えました。
まずは、私が考えた山鹿灯籠の萌えキャラ↓
「八千代ちゃん」
八千代座で働く高校生という設定。
小さい。ツインテール。ちょいロリ。目クリクリ。とにかく可愛い。
とにかく萌え要素に特化するために、どこかで見た設定をあれこれパクって詰め込んだキャラ。
こんなに詰め込んだのに
「キャラクターとして弱い!」
とみんなからダメ出しされる始末
みんな、手厳しいぜ!!
他のみんなが考えたキャラクターは、さぞかしクオリティーが高いのだろう…。
続いて、みーちゃんが考えた山鹿灯籠の萌えキャラ↓
「鹿子木(かなこぎ)さん」
商工会議所で働いている設定。
おとなしくて、真面目。
「萌えといえば…やっぱメガネでしょ!」
とのたまっていたが、ピンポイントすぎるだろ!笑
しかもみーちゃんは鹿子木さんの彼氏まで考えてくれた。
「服部(はっとり)くん」
灯籠を作る灯籠師の見習いという設定。
ペン入れしてるぅぅ~(笑)
本気だ、本気だよ…
いいよ、そういうとこ大好きだよ、さすがみーちゃん
この作品たちを見ていた友人Uが口を開いた。
U( ゜Д゜)
「あんたたちねぇ~
本当に人気の出るキャラクターっていうのは、そういうんじゃないよ」
な、なんですと?
U( ゜Д゜)
「本当に人気の出るキャラクターっていうのはね
着ぐるみの形態になれなきゃダメ!」
着ぐるみ…?
U( ゜Д゜)
「今くまモンが流行ってるけど
あれって着ぐるみでしょ?
イベントに来れるような着ぐるみのキャラクターじゃないとダメよ」
ちなみに今大人気のご当地キャラクター、くまモン。
老若男女から大人気。
私は↓きじ馬マニアなので、県内でのくまモンの人気に嫉妬。
ちくしょ~、どう見てもこっちの方が可愛いじゃねーか。
U( ゜Д゜)
「八千代ちゃんや鹿子木さんは着ぐるみでイベント参加できますか?
できないでしょ?
できたとしても可愛くないでしょ?」
なるほど…。
私とみーちゃんは「萌え」にばかり目が行ってたけれど
商業性の面からいくと、着ぐるみの形態になれる萌えキャラが重要かもね。
U( ゜Д゜)
「そこで…
アタシが考えた山鹿灯籠の萌えキャラはこれだっ!!!」
言いたいことは色々あるけれど、あんた、これよぅ出せたな…。
私の尊敬タイムを返せ。
頭の灯籠、「慌てて乗せました」感がハンパない(笑)
「やっぱシンプルが1番よ」
姉の作品を見て
この流れなら出せる!と思ったのか
乗り気じゃなかったパンダが乗っかってきた。
とうろうちゃん…
ダイレクトに手足描いちゃったよ。
自信がないのか「灯」って書いちゃったよ。
友人U( ゜Д゜)
「ねぇ、足の位置がおかしくない?」
お姉さん。
突っ込みどころ、そこ?(笑)
U( ゜Д゜)
「アタシが正しいとうろうちゃんを描いてやるけん!
足の場所がおかしいとよね。
こうやって…。
あれ?なんか男の人っぽくなっちゃった!
じゃ、これのキャラクターは
『とうろうちゃんの彼氏』ってことで!!」
フンドシマン
もはや山鹿灯籠から離れちゃってるー!!!`;:゛;`;・(゜ε゜ )ブ-ッ
と、いう訳で
山鹿灯籠の萌えキャラクターは「フンドシマン」に決まりました。
実行委員会の人達にも是非参考にしていただきたいです!(するかっ!!!)