光る君へを楽しみに毎週見ている私は
一条天皇、中宮定子が登場する頃からワクワク感が止まらない。
が、しかーし、非常にがっかりしているのである。
役者がどうとかストーリーが何とかではない。
宮中の作りが陳腐で非常にせせっこましい。
ハッキリいうと狭すぎる。
中宮定子と清少納言が初めてまみえる所も、帝の笛の音に定子がうっとりしている場面も、帝と若い公達と清少納言とがやり取りしている場面もその部屋(?)が狭すぎて全く宮中の雰囲気をかもしだしていない。あんなに狭い場所で高貴な方たちが顔つき出してお話する?
極めつけは、香炉峰の雪の場面。中宮定子のサロンには清少納言のほかに上流貴族の才気ある娘達が沢山いたらしいのだが登場せず、清少納言と伊周、行成、斉信らが出演したぐらい。しょぼい。
何より季節感が全く演出されていなかった。
古代の都の冬は昼間でもあんなに明るくはないはず。
薄暗い宮中や火鉢でも映し出す位の演出は必要じゃないの~
来週の予告じゃ定子の父、道隆がこの世を去るみたい。
もう、定子の悲劇が始まる。
予想通り、定子のサロンの様子は雑に描かれていて哀しい。
あ、それから先週の道長の弓の場面もあの演出じゃあの世で道長が泣くわ~
と、千年も昔の出来事のドラマに対して素人の癖に不満タラタラの私であった。