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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

高句麗に学ぶ国づくり、人間の生き方

高句麗という国が古代アジアにありました。今でいうと北朝鮮、韓国、中国にまたがる地域です。高句麗の王で最も領土を広げたのは好太王という人ですが、韓国ドラマが好きな人はヨン様が主演した大王四神記でご存知でしょう。この高句麗の子孫にあたられる方が高麗恵子さんです。いだきしん氏のコンサートや講座を26年間プロデュースしてこられたのですが、生まれながらの詩人で子どもの頃から花や木と話していたとても感受性豊かな方です。26年前のいだきしん氏との出会いによって本当の自分、真の自分に気づき、高句麗という国の歴史を紐解きつつ自らの存在を紐解いていく人生を生き抜いてこられています。生き抜く、という表現がそのまま感じるほどの凄まじい人生を生きてこられました。

わたしがいだきしん氏に出会うのはこの高麗恵子さん主宰の熊本でのコンサートがあったからです。平成元年のことでした。当時わたしは熊本のテレビ局で記者やディレクターをしていて いだきしん氏(当時は本名の斎藤忠光、現在はアーティスト名いだきしん)のコンサートの取材を依頼されたのです。その時に高麗恵子さんとお会いし、いだきしん氏のこと、出会いについて長時間伺いました。高麗さんは24歳の時、余命数ヶ月という時に知人の紹介でいだきしん氏に出会います。数ヶ月で生命なくなる時にあって高麗さんが考えていたのは死ぬまでに真理を知りたい、人間の真実を知りたいということだったということです。

いだきしん氏は初めて会った高麗さんに宇宙の話しをしていたということでした。当時はへえーっと聞いていましたが、今振り返ると非常に象徴的なお話です。他者の内面を(いだきしん氏が)自らの内面で感じとりピアノ(シンセサイザー、太鼓など楽器は幅広い)で即興演奏することで、内面に潜む人間の歴史的な因子や記憶を解放し、本来の自分の存在に出会うという経験の場をコンサートとして創造するいだきしん氏。高麗さんと出会う前にいだきしん氏が体得した経緯は以前にもこのブログで書きましたが、人間、生命の根源をあらゆる角度から探求し続けてこられてのことでした。ここでは省略しますが、そのいだきしん氏の宇宙の話を聞くことによって高麗さんが生命取り戻し、ピアノの演奏をしてもらうことで自分自身の存在を取り戻し、今では世界中を駆け回っておられるのです。ピアノ演奏は高麗さんの生命の内にありながらご本人が気づかない状態だった自分自身の存在、本当の自分を表現されたのです。初めて会ったいだきしん氏によって。

わたしが多くの方にお勧めしているいだきしん氏のコンサートはこの経験をわたし自身がしているからです。誰にでも共通の経験であり、かつ一人一人全く違う存在としてそのまま表現されるのがいだきしん氏のコンサートです。熊本城でプロデュースさせていただいた24時間テレビではこのような演奏を31時間連続してやられたのです。しかも熊本の夏、野外で。
わたしがこの企画のプロセスで体験的、体感的に学んだものはテレビのノウハウを遥かに超えた人間の生き方そのものの真実です。

この5月の中旬にはお二人とご一緒して高句麗の発祥の地、五女山やゆかりの地を歩きましたが、今でも道のない険しい山に登るなど高麗さんは20代当時の話しが想像できないほどエネルギッシュに生きておられます。その高麗さんと出会い、いだきしん氏と出会い、24時間テレビがあり、テレビ局の退職、プリズム設立、そして今、わたしは新しいスタートを迎えています。

期せずして「地域活性化」ということを仕事とするようになって、そこにテレビを生かす手法を考えつき、大地と一体となった人間が創造するテレビを創りはじめました。大地、そして天。高句麗の「高」は天を表し、「麗」は男女の鹿の姿を示し、地上で最も美しい姿といわれています。句は「&」です、天と地、天の理想を地上に表す、理想の国が高句麗という意味です。高句麗という古代の国名と子孫ということでよく高麗さんのやっておられることが誤解されますが、高麗さんは「高句麗」というひとつの国を超えたボーダレスな「理想の国」として今、いだきしん氏と共に高句麗の歴史を紐解き、表現しています。その総合的なアート、映像叙情詩であるステージが高句麗伝説として日本をはじめ世界各国で上演されています。

お二人の出会いから26年、この間実に多様で多方面にわたる事業を展開されてきました。人間、生命に中心を置き、子どもたちの未来創造に理念を据えた事業家、高麗恵子さんから学ぶものはあまりにも多いですが、一番元になっているのは天性の素直さと誠実さです。勿論、天性を取り戻されて強化されていると感じます。

住民ディレクターは身近な地域から、足元を見つめることからスタートしました。映像を使ったりメディアを創ったりするのでついついノウハウに走る人が多いと感じますが、ITが普通になった現代に於ける表現手段としてはとても有効で、暮らしの中に生かす道をお二人の人生アーティストのご協力を得ながらカタチにしていこうと考えています。

わたし自身もどんどん変化していますが、この変化は恐らく熊本時代からのおつきあいのある方々にはきっとわたし以上に伝わっているのではないか、と感じます。益々元気になり、今から新しいスタートをきるのですから。
若い頃に何となくイメージはありました。自分の人生は60歳や70歳ぐらいから本格的にはじまるかな・・・、と。今、55歳ですからもう少し、鍛えないとですね。

高麗恵子さんについては下記サイトでよくわかります。
http://www.keikokoma.com/

東京/表参道にて 高句麗の旅開催中 わたしも同行しました。

http://www.keikokoma.com/pg846.html

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