
子どもたちを地域で育てるということはよく言われます。実態はなかなかうまくいってないことが多いですが東峰村では実際に地域の大人みんなで子どもを育てる事業が続けられています。
通学合宿という事業で、1週間こどもたちは家を出て村の施設で合宿生活をします。学校へも合宿所から通うので特別な用事がない限り家族ともこの期間は会いません。1週間は様々な分野の大人達が食事の準備から就寝までを交替でサポートします。途中に体験メニューも色々とあり子どもたちは生きる力をしっかり身につけます。
駐在さんがエプロンをして魚を開いたり、教育長が宿泊指導者として朝まで面倒見たり、スクールバスの運転手さんが料理の指導のお手伝いをしたりとこどもたちは様々な大人との交流を通して生きていく力を知らず知らず習得し、大きくなったら確実に自律する力になっているようです。
わたしが見るところでは東峰村の子どもたちは全国の中でも生きる力をはかるときっとトップクラスですよ。昔ハムソーセージのCMに「腕白でもいい、逞しく育ってほしい」という名コピーがありましたが東峰村の子どもたちがそのままを実践しています。