今日は、7泊レンタルになったDVD「パリに見いだされたピアニスト」を観た。ストーリーとしては、いいんじゃない?っていう感じ。
この間「紙の鍵盤」(新藤冬樹ー双葉文庫)を書店でパラ見したら、同じような設定みたいだった。しかも「蜜蜂と遠雷」の後追いみたいな話っぽい感じがしたけど、そのうち読んでみるつもり。
まともなレッスン受けてない天才っていうのは、お話になるんだろうね。まともなレッスンを受けていて才能も目的もなくて、でも、そこから抜けて自分らしく飛躍する力もなかった間抜けな人間はどうすればいいんだろう、とか、音楽はやっぱりお金がかかるだとか、映画にヤマハとシュタインウェイが出てくるけど、ヤマハは駅とレッスン室で、ホールのはシュタインウェイだとか、雑念だらけの映画鑑賞だった。実際、「ピアノはお金持ちの娯楽だ」っていう主人公の不良悪友のセリフや、「レッスン料もないなんてわかるか?」って、主人公が音楽一家出身彼女に言うセリフが出てきた。(セリフは超うろ覚えなので超不正確)
ラストクライマックス、コンクール会場にギリギリ急ぐために悪友たちがクルマで助けたり、彼らも聴衆となって後ろの立ち見で拍手を送っていたり、ハッピーエンドしか受け付けない私としては、一応OKとする。主人公をピアノに目覚めさせ、また、遺言で古いピアノを譲った老紳士との交流をもっとクローズアップしてもよかったんじゃないかなー。
朝から凄い嵐だったけれど、静かな夜になった。明日の朝は、山がきれいに見えることだろう。
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