12月に控えた披露宴
入籍してから2年遅れの晴れの日
身内だけ
はじめ私は手持ちの訪問着を着る機会と思っていた
おかあさんから伝言
2階の家族経由で
「あの着物は嫌いだし年齢に合わない、レンタルはお金がかかるから自分の留め袖を貸す」
まだ夏になる前のことだ
私は手持ちの着物が使えないことに落胆しつつも、おかあさんの留め袖借りる気満々で安穏に過ごしていた
お嫁さんのお母様はレンタルにすると聞いた(ランク上から2番目くらいのやつ😲)
ところが先週の金曜日
暫く前からそんな気配のやりとりが始まってはいたのだが
「実家にママ(故人)のがあるのならそれ着てちょうだい」
おかあさんのも「ママ」のも、約30年前、還暦の頃に誂えている
「ママ」の存在は私にとって恐怖でしかなかったので、その着物を着たら呪いで脱げなくなるのではないかと半分本気で怖れているほどだ
「ママ」のポジティブな思い出を思い出すべきと心がけて時々列挙してみるけれど
例えば学校から帰るといつもお菓子を焼く匂いがしていたとか、弟と一緒に聞いた寝物語が面白かったとか、登校前に髪をお下げに結ってくれたとか、毎朝家族分のお弁当を作ってくれたとか
それでもやはり、恐怖感が勝る😅
おかあさんにも言った
「ママの着物いやです➰おかあさんの借ります➰」
しかし、おかあさんの心変わり発言はやんわりとしながらも揺るぎないようで
忖度する覚悟を決めた
「私来週実家に行くので着物見てきますね、おかあさんは留め袖着るか付け下げ着るかゆっくり迷って下さい‼️」
多分おかあさんの心変わりはね
出席しないと言い続けてたおとうさんがこれまた心変わりしたからだ(嬉しい心変わりではある☺️)
緑内障で見えないから何か粗相があっては困ると言って、断固として欠席を主張していたおとうさん
9月に施設に入り、いい加減嫌気がさしてきて気晴らしをしたくなったのと、それからいざとなれば車椅子に乗るのもやむ無しと考えるようになったんだろう
おとうさんの嬉しい心変わり
そして、昔誂えたモーニングを着ることに✨✨✨
特別誂えのモーニングだから、おかあさんのほうも京都で誂えた黒留袖でなくっちゃ、に変わったんだろう
「ママ」の着物が実家にある事実が何かのきっかけで浮上したし😒
とりあえず実家で見てくる
桐だんすにしまいっぱなしの着物
それを運ぶのが面倒
レンタルで身軽なのがいい
でも、「孫」の結婚式に「ママ」も同席させてあげたいとも思う
実家で出してみたら傷んでいたとか丈が短かったとかでレンタル(まだギリギリ間に合う)になったっていうオチを密かに望んでいる😁
それにしても😒
「身内だけだし、そこまでフォーマルじゃなくてよくない?」
今朝、2階の家族に言ったら、自分はそのつもりだったと言う
「どこでモーニングと黒留袖になっちゃったんだろうね😓」
昨日、お届けものの御礼でお嫁さんのお母様と電話で話した時
「私も着物なんか着たくないんですよね」ですって😔
どこでモーニングと黒留袖になっちゃったんだろう
でもまぁ、おとうさんは絶対モーニングだよな➰😅
この間面会に行って、張り切り始めているのがよくわかった