2階の東側は、育てた家族の部屋(だった)。ベッドが物置にされないようわざわざぬいぐるみ抱き枕を購入して置いている。
乱暴なお年頃時代にシーリングライトのカバーを割ってしまい、何年も蛍光灯むき出しだった。
引っ張ってオンオフする紐も切れてしまって不便なままだったのを、何年か前にケーキ屋さんのリボンをなんとか結びつけた。
たまーーーーーーーーーーーーに帰ったとき、寝たまま消せたほうがいいだろうと思って。
最近、その者に新しい家族ができそうな流れとなった。
時期を同じくして1階リビングのシーリングライトが切れた。
同居の家族がLEDに新調してくれたのはありがたかったが、さりげなく2階のまで取り換えていた。
理由は明らか、「新しい家族が我が家に足を踏み入れた時にみっともなくないように」に決まっている。
壊れていないものを処分するの、私は嫌いだ。モノの声が聞こえてしまう。だから断捨離がすすまない。
別にさぁ、そこに住むんじゃないんだし、見栄え良くしなくってもいんじゃね?・・・と私は思う。
先日、初対面のランチ会した後も、我が家よりも義理の家族宅のほうが立派だから、そちらにお連れしていた。
ずーーーっと前の年賀状のことも思い出される。年賀状は向こうの親戚分も私が全て出している。
その年は誰か転職したか、税金が上がったか、大きな買い物したか、何だったか忘れたが、干支のイラストに以下の文言を添えてみた。
半分冗談のつもりで。
「・・・・・なので、今年はつましく暮らそうと思います。云々。」
ところがたまたまそれを見た家族に、本気で訂正を迫られた。親戚にはいいところを見せなければならないことをその時学習した。
訂正文は確か、子供が進学しほっとしていますとかそういう無難なやつだったと記憶している。
取り外した2階のライトは、さすがに使えるものをすぐにゴミ出しするのためらったのか、面倒なのか、片付けられる気配がない。
でもそのうちに、邪魔だとか言い出すに違いない。
お正月に出した客布団などもなかなかしまえずに放置していたのと一緒に、今日、私がやっと片付けた。
捨てたんじゃない。もう使わないのはわかっているけれど、大きなポリ袋に入れて、主不在のベッド下に押し込んだ。
モノの声が聞こえないほうがいいのかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます