サンチョパンサの憂鬱

サンチョパンサの食卓 (65)暗幕は無力感の醸成装置

一般会計と特別会計?なぁ〜んて書いた途端、当人さえ無力感に襲われる。

一般会計は一応国会審議を経る。但し単なる『手続きとして』行われるだけである。
そこから各省庁に予算配分された後はその殆どは特別会計へ組み込まれる。

コレを知らないと官僚諸君がジャブジャブのおカネを好きに差配している現状の酷さを理解出来ない。ま、そこが彼等の付け目である。

例えば消費税?は今年の支出分と来年度予算の支出予定分に支払われ、それを差し引いた残りは『剰余金』として温存され繰り越される。
足りないとされる消費税の殆どは、法人税と富裕層の減税に使い込まれてる事も僕達は知らないで(知ろうとしないで)過ごし来た。

今年と来期支出予定分を除いて17%もの消費税残額分は『温存されているという事実』を、暗幕の向こうに隠して、彼等は何時も『財源が無いという呪文』一つで、国民からより徴収しようとする厚かましさなのである。

恐らく、ここまで読んでくれる人は一人?二人いれば良いだろう。僕も面倒臭くなってくる。
でもメゲずに書き終わるぞぉ……。

この話と昨日書いた、総務省と全国知事会の十数人の『茶番劇』を考えて欲しいのである。
そんなおバカなレベルで国民を痛めつける彼等の感覚を……。
そしてそしてニ京円を超えるこの国の総資産額……。

社会福祉事務所の窓口やってる職員だって決して富裕層じゃない筈なのに、『水際作戦』なぁ〜んておバカなことして、今日明日の暮らしに行き詰まってる人を徒手空拳のまんま寒空に追い返してる。

思考力と認識力が余りに稚拙。
それ故に暗幕の向こうの奥の院でジャブジャブのカネに浸かって私物化の限りを尽くす盗賊のドン達。貧乏人が率先して公金を私物化してる親玉達のお先棒を担ぐの図である。

政府が?官僚が?堕落した?なぁ〜んて言うけれど……。
僕は、この国で一番誇りと矜持を失い劣化の限りに身を任せて堕落したのは貧民層なんじゃね?と思う様になった。

『あんな総務省も財務省も』……、元を質せば僕達貧乏人の階層が人間の誇りを失い、オコボレ欲しさに我先に強い者?に媚を売る。
挙句にそのお先棒にしがみつくといった下劣な文化を作り上げたからなんじゃね?……と。

コレだけの官僚諸君の暴挙に怒れないのは何故か?
誇りを失った人間は何処までも堕ちていくのである。日々『被害者上手に拍車』をかけながら
人間の尊厳を放棄しちゃうのである。

国民の怒り?なぁ〜んて言うけれど、今回財務省、総務省を初めとする官僚諸君を慌てさせたのは?パヨクでもリベラルでもない。
保守本流の自民党支持者達のかなりの部分が『選挙に行かない』という選択をしたお陰なのである。

明治以来の『お上文化』……官僚天国もソロソロ止めないとね?
ここはロシアでもなく、中国でも、北朝鮮でもない。
当たり前の事を当たり前に意見表明したって殺される事はないのだから……。
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