サンチョパンサの憂鬱

絶縁術?……面倒臭いね?何でもマニュアルは如何なものか?

スマートニュースに元公安の人の記述があった。
面倒臭い人間とどうやって交流を絶つか?
なぁ~んてことがツラツラと書かれてた。

この人間が厄介者となるか?それは初見では中々見抜けない?そんな事が書かれていた。
現代人は人付き合いってのに悩んでいる事がよく分かる記事だった……。

ま、散々良からぬ人間を、全く無警戒に自分の奥座敷に招じ入れてはてんやわんやを繰り返した僕は?……他人の怖さや厄介さよりも『自分の世の中リテラシー』って奴が余りにも稚拙にして幼稚だったといまでは反省頻りの日々を過ごしている。

そんな事、『自分がしないから人もする訳ない!』という決め付けが、僕の身に起こった全ての災いの製造元だったんだと思う。
ま、身から出た錆って奴……。

明らかに不誠実な言動行動が眼前で行われても『そんな訳ない!』というバイアスが人物判断を狂わせていた事を今にして思うのである。

ま、『No』を言わないのだから相手は頗(すこぶ)る増長し不遜の限りを尽くすのは当たり前だったのである。
遅すぎる反省はこれ位にして……。

通常の人ではあり得ない数多くの『大失敗からの学び』によって、逆に今では、人間の嗅ぎ分けは初見から瞬間的に出来るようになったと思う。

その唯一のコツは『自分を偽装しないこと』である。
『無防備』もまた偽装の一つだと思う様になった。この世は良い人しかいない?そんな決め付けは余りにも『不自然だった』と思う。
僕は無闇に人を疑わないよ!ってな『良い人を無意識に偽装』してたんだと……。

無防備はそんな幼稚なバイアスの典型的症例だったのである。

人としての無礼・不躾は一度で結構なのである。犬だって不当な扱いを一度されたらその人には近付かない。それが動物界でも『自然な判断』だということである。

だから?『実力以上のイイ人』になろうとしたり演じることは大怪我のもとと心得た方が良い。それが僕だったわけだけど……。
『無為自然な自分』つまり一切無理をせず『自分を在るがままに在らしめ』て人と接することに尽きるのである。

若い時から……唯一このスタンスで臨めたのは邪(よこしま)な狙いであれ恋愛であれ男として女の前に立つ時だけはコレが出来たのである。
なぁ~んでか?と言えば『その時、僕は超真剣の集中モード』だからだったからだと思う。

無為自然こそ最強のスタンスだと僕は誰に教わることなく、殆ど本能的にそのスタンスだった。出逢って五分以内で直感的に『そのシグナル』を受信している?そんな感覚である。

後で打ち解けてから聞いてみると相手もまたそんな瞬間的な時間で受信していたことが分かったのである。
一際大事な人間関係……男女関係にしてコレが最強のスタンスならば、通常の日常的人間関係で通用しない訳がない!と僕は思う。

別に無礼・不躾のレベルではなくとも所作とか言葉とか雰囲気に『何か?違和感』を感じる人がいる。そういう人に対して幾ら努力しても結果は必ず破綻を迎えるものである。
 
僕が野良の仔犬を拾ったとき、両手で持ち上げ目を合わせた瞬間に飼うと決めた。
これも彼女(雌犬だった)との相性だったし。

婚活なんて記事を読むと……そりゃ失敗するわな?って思う。
『計算と打算』をメインに据えてその向こうに人格とかメンタルを覗いても見える訳がないと思う。

そもそもの『初志が堕落』してるんだものね?

最初の直感に違和感あれば、うまく行かない訳がない話も時間と共にややこしい話になっていく。その直感がスッキリしたものであれば、難易度高い無理かな?そんな話もドンドン改善・解決が進み成就したりもする。

自分が無為自然の自分ならば……間違いは殆ど起きないのである。

図々しい主張を既得権益化させ、当方の我慢も限界!勘弁してよ的に断ると意味不明の怒りを向けて来る?そんな人達は後から思えば『違和感満載の人』だった。

様々のマニュアル流行りだけど……こと、人間関係に関することは無用の長物に過ぎないのである。
『自分の直感を信じなさい!』コレに勝る方法はないのですから……。

誰かの言う事(噂・風評)を聞いて態度を豹変させる?人もいた……余りにも突然故に、何か?悪いことしたっけな?なぁ~んて自分に原因を探したりもしたけれど……。思い当たる節もなく……。

そんなのは一番大きな違和感としてインプットすること。
そういう人の心は途轍もない酷く邪(よこしま)な人間であり必ず裏切りで報いて来ると心得て欲しい。

自分を信じるのはとても難しい。そんな自信もないからついつい『イイ人マニュアル』に従ったり、自分の心を犠牲にして相手に合わせたり?……よく考えて欲しい。そういう態度を『媚びる』というのです。

『相手に媚びを要求する人』が自分の人生に有益な意味を与えてくれる筈もないでしょ?
必要も理由もなく自分を貶めている態度ってそれ?奴隷特有のメンタリティなのですからね?

自分の数多くの大きな失敗を通り抜けて今、世の中を見渡す……。
すると良かれと自分を説得して引き攣った作り笑いをしながら『志願して奴隷』を演ってる人が余りにも多い事に気付くのである。

人生を生きるとき……『演って良いことと悪いことがある』のです。
その最悪なケースがコレ……。
自分自ら心を貶(おとし)める行動なのです。

人として……余りにも不自然な存在に堕している事に気付いて欲しいと僕は切に願っている。
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