サンチョパンサの憂鬱

自分の夢具合は?

ここんところ……テレビどころではなく食事さえもいい加減に扱って来た。
然りとて物理的に忙しいんじゃなく、メンタルが余裕を失っていただけど……。

まだかいな?……と難儀な運びにうんざりしてたんじゃね?と思う。

令和のシンガーソングライターという音楽番組を観ながら……新鮮で鋭利な若い才能に切りつけられる様な感覚があった。

どんな経済的状況下でも、アメリカ対イラン、中国の政治的摩擦があろうとも彼等の才能はキッチリ、人を得て発表の場所を得て世の中の正面に顔を覗かせていた。

『出て来るべき奴は出てくる』のだと改めてそんな当たり前に気が付いた。
長い時間の中で……知らず知らず自分と馴れ合ってた自分の状況が見えたのだった。

ミュージシャンになる!

夢を語るにしてもこんだけバカにされる夢は無いかも知れない。
しかし……無名の時代に於いて彼等は、少なくとも彼等だけは自分の夢を信じる事が出来た人達なのだ!と思った。

自分とその夢を信じるには『一時(いっとき)の熱』ではもたない。
世の中の冷笑、嘲笑の風……陽の目を見れない状況下に在ってそんな夢擬きは簡単に消し飛ばされてしまう。

持て余す未来の長い時間を前にして自分の夢という絵空事は自分を説得出来た。

人生の半ばを過ぎ悪戦苦闘が常態化していくなかで『自分の夢具合』は知らず知らず只々『演る事に意義がある』事に堕していたんだな?と思い至たった。

もう一度……演れるだけを演ってみよう!
楽を求めて自分が自分に烙印を押すのだけは絶対に駄目だ!……と。
心は淀みが消え単純にそう思った。

悪足掻き?こそが僕の得意技だった事を思い出したのである。
サバイバルの敵は他人じゃない。自分を許そうとする自分の見下げ果てたメンタルこそが敵なのだ!……。

自分を信じようとする若い才能達が……随分と若い時分に口にしたその言葉をしかと思い出させてくれたのでした……。

熱に浮かされて若気の至りで吐いたその台詞……言うは易し、行うは難しだわい!
何とも恥ずかしくもあり、行うはウンザリするほど難しい……。

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