サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……決して進化の反対論者じゃ無いんだけど……

ウィンドウズ95から三十年近く過ぎた……。

車のブームとか?家電のブームなんてのと比してITブームの短兵急過ぎる変化・変遷を思う。
あれだけ持て囃されたGAFAの急降下振りにエッえっ?……と虚を突かれる様な思いを抱いた。

二十年前に……SONYのウォークマンを地獄に叩き落として登場したアップルのipodが……現在庫終了と共に販売を終えるのだとか?

アレだけの世界的大ヒットした商品を……皮肉なことに自社のスマホが駆逐してしまうという大変化……う〜んって暫し考え込んでしまった。

猫も杓子もyoutuberって流れもここに来て大ブレーキとなり、一流youtuberの収入が四分の一、五分の一なんて事になり、廃業・解散の嵐が始まったという。

何回か?書いたけど、プライベートのホームページ作りが大流行のあと……フェイスブック、ユーチューブ、ツィター、インスタグラム、Tiktokと変化は続いた……。

それらのコンテンツに乗って……ここは一つ大儲け!!ってな目論見が潰えつつある人達も余りに短か過ぎた熱狂だったよね……?

でもね?一番『大変化の波』を被ったのはIT企業に働く人達かもなぁ?

栄枯盛衰ってどんな世界にも分野にも起こる事だけど……ブーム構築に貢献した人達にすら夢に酔いしれる暇さえ与えぬ大変化を目の当たりにすると……『誰の為のツールなのか?』、『人から仕事を奪い失意に追い込む機械』って何よ?
そんな恨み節の一つも唱えたくなる?

そんなそもそも論の第一条に立ち帰って一旦落ち落ち着いて考えなきゃ『これから……』さえ纏らないやね……。
汗かきながら脳みそ搾る様な自然人の労働を一気に端折って見せるITの計算力……何より機械は疲れることもない……。

およそ三十年のITによる大変化は『人間を幸せにしたのか?』そんなそもそも論を……今社会は必要としているんだと感じるんだけど……。

アレだけ順風満帆に世界をリードしてたイーロン・マスクさん……。
2016年、17年に発表した自動運転のビデオが虚偽のモノだったと映像制作責任者が裁判で証言してしまった。

ホントはね?クルマはフェンスに激突してしまったんです!……と。
イーロン・マスクさん慌てふためき……株主さん達に謝罪し『自動運転には人間が立ち合う事が…絶対に必要です!』……と手のひらを返して見せた。

5年も前に自動運転に人間不要論を……その虚偽のビデオテープを流しながら高らかに宣言していた『前言を、完全に否定』して見せたのである。

嘘はイケないけれど……自然人のイーロン・マスクさんの大慌て振りはある意味救いである。
彼は……極めて『人間らしい、人間そのものの欲得感覚で嘘を付いた』のだから……。

テスラ社の時価総額を守ることに目が眩んだのも自然人故のこと……。
如何な有能な自然人のイーロン・マスクさんでも機械が担当する進化スピードは読めなかったということなのか?

全ての技術開発は……『For the Human』をキーワードにして一回整理整頓しなきゃと感じたのでした。

『電気自動車による自動運転』……それが実現した時、『何%の自然人が?どれだけの幸福感を得られるんだろうか』……?

その時代……自然人は皆が仕事を割り振られて無事に働けているのだろうか……?
僕は懐古趣味は無いけれどそんな事を、考えてしまう様になった。

豊かさの意味?……それが自然人たる僕の極めて単純で素朴な今の疑問である。
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