✳…… 古い船には新しい水夫が
乗り込んで行くだろう古い船を 今 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へでる
古い水夫は知っているのさ
新しい海のこわさを……✳
何かを必死に握りしめてたら結果何も掴めない。一旦、掴んでるモノを離さなきゃ手は開かないからだ……。
同様に『今迄の考え方』に拘泥していたらこれからに対処出来る考え方を取り込めない……。
古い水夫もこの長寿時代に在っては……『新しい海』への航海を続けなきゃならない……。
如何に新しい海の怖さを知っていてもである。
……と今日も、僕は僕を励ましている。そして、ソレ以上に人に励ましてもらっている。
『コレが僕だ!!』とスッカリ僕に馴染んでしまった窮地での呪文を唱える日々は続いて来たし……死ぬまで続いて行くんだろうと思っている。
どんなに姑息や卑劣で対応されようとも僕は僕を譲ってはならない。
卑怯は駄目だ!エクスキューズも駄目だ。
自分が感じるままに、一番信じられる直感に従いながら……。
『コレこそはと信じられるモノ』がこの世に在るだろうか?……と歌い出す拓郎のイメージの詩。そんなもの……この世にはないけれど……自分自身に目を凝らせば……自分の心の中には確実にある!
生まれ出た時に裸だった様に……今もこれからも、その裸のまんま生きれるか?
その裸で得られる直感が……僕の正しい道。
考え抜き、苦しみ抜き、無駄な抵抗を繰り返した後に……疲れきり何も考えられなくなったその時に……夢想無念って奴がやっと得られる。
それが、見栄だの体裁だの姑息だのといった服を着た『日常的自分』を打ち負かした時である。
そして、気付く。自分が演れる事など二つ、三つ。意味ある関わりを持って貰える人も一握りだと……直感は裸の自分を教えてくれる。
そして、思い至る。
昨日までがそうだった様に……今日もまた……僕は幸せなのだ!……と。