サンチョパンサの憂鬱

サンチョパンサの食卓(149)シャーデンフロイデの人は自ら不幸を体現しながら生きている

人の陰口、誹謗中傷に取り憑かれている人は『現役の不幸』であり続ける。
考えて見れば当たり前の話だが……TikTokで寺の坊主が話してた。

自分が多幸感に満たされている人間が一々人の不幸を数える必要がありますか?……と。
『恵まれない自分?』を強く意識しているから……『自分よりもっと不幸な人間』を用意して自分は『未だましだ?』と安心したいのだ……と。

彼曰く……何年も何年も費やして『そんな人を変えようと』ありとあらゆる手を尽くして得た結論は……そんな人間は誰一人として変わることはない!ということだった……と彼は言う。

先日、『好きな人』と『どうでも良い人』のカテゴリーに分けて、『嫌いな人』というカテゴリーを無くしてしまうと良いと……書いたことがあった。

結局、このお坊様も同じ結論に達したようである。彼の結論は『そんな人から離れる』だった。くよくよ悩んだり不実な振る舞いに腹を立てる暇とエネルギーは『好きな人に向けること』という至極ご尤もな話だった。

SNSを使って知りもしない人に誹謗中傷を繰り返す人……そういう人を俯瞰してビジュアルを想像してみれば鬼気迫るおぞましいモノがある。
誹謗中傷する人間は、ターゲットの人から何の不届きも不都合な扱いもされたことはないのにね?

何らの正当な理由もなく『死ねばよいのに……』なぁ〜んて最大限の悪意を見ず知らずの人間に唐突に放つ事が出来る歪み切った心情……。
開示請求して人間を特定して見れば、至って弱気な大人しい小市民だった?そんなパターンが多い……。

んじゃこの人の本性は?と言えば……バレなきゃ演っちゃえ!となるこの歪んだ心情こそがこの人ホントそのものを成すコアなのである。
それはそれは幸せとは程遠い心根の持ち主なのである。
人が少々諭したって変われるほどメンタルの損傷は軽くはないのである。

『本気で今の状況の改善を目指す』時、どんなに舌鋒鋭く切り込んだ言葉もソレは意見であり相手と『議論として成り立つ』のである。
そしてこういう真剣なシチュエーションでは必ず意見はキャッチボールされ双方向に影響は及ぶ。そして最終的に事は『構築へ』と向かう。

しかし『起点に悪意を用意して放たれる言葉』は如何に尤もらしい理を唱えようとソレは誹謗中傷の攻撃の刃にしかなり得ない。
当たり前の話だが何一つ構築することなく一方通行で『相手の心を破壊する』ばかりである。

幼稚なイジメと同様……目的は相手の存在と心の破壊を企図するもの。
そのおどろおどろしい感情が悪口、陰口、誹謗中傷する人の心の中を占領している。
こんな人間の身中には……人間同士の心地良い関係を食い尽くすゾンビが潜んでいるのである。

こういう相手に対して嫌ったり怒ったりするのはメンタルの疲弊を招くばかり……。
だから『離れろ』というのがこの坊主様の御託宣である。

『君子危うきに近寄らず』であり『三十六計逃げるにしかず』というのが一番有効なシャーデンフロイデ人間対策ということである。

何故か?……シャーデンフロイデ人間は相手に非がある?という状況演出に長けている。
ま、その戦術は唯一と言って良い『多勢に無勢の術』である。

『皆、言っている?』という『ソーダそーだ!』の雰囲気作り……こんな人間関係の断捨離を躊躇させる原因はここにある。
実際にオイラ一抜〜けたと実践すればあの手この手の嫌がらせを何度か試して来たけれど……。

シャーデンフロイデの人達のウリは『手放してやるぞぉ〜』なんだけど、実際の心理は逆に離れられない。
支配権を確立して何時までも影響力を行使出来る状態をキープする事を目論んでいる。

『衆を頼んで噂を立てて舞い上がって裸踊りしてた人間達』が……?

実際に僕が『そりゃ悪うござんしたね!』と離れようと『ハッキリ行動』したら……?
すごい情熱で以て『友情ある説得』にワザワザ赴いて来たのには驚かされた。

自分がお前、仲間からハブるぞぉ〜って演っといてその理屈と真逆に私達から離れるとは?暴挙だ!『考え直せ!』なぁ〜んて言って来るチグハグ……。

丁重に、慇懃無礼なくらい丁寧にお相手して、今後をお断りして差し上げてからお引き取り願った。
その顔には『恥の表情』が浮かび、背中には『うら寂しい』ニュアンスが強く漂っていた。

そういう輩を『どうでも良い人間カテゴリー』に分類した途端その顔が全く思い出せなくなったのはとっても不思議な体験だった。
まさしくエネルギーヴァンパイア?……。
ゾンビって判別不能の個性のない顔してるからなのかな……?

正体見たり枯れ尾花?……自分で何かを作ろうとしない人間の力なんてたかだかそんなモンなんである。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「リアルなフィクション」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事