サンチョパンサの憂鬱

反論を許さない正義……如何なものか?

何時ぞやに書いたけど……『反論を許さない正義』はとても綺麗で、独善的で……無力にして表面的、時には滑稽でさえある…と……。

『大切な皆さんの税金』を使う訳ですから?……との枕詞とともに家族、親族に援助の打診を福祉事務所は演るんだそうな?

ソレが可能なら……本人がとっくの昔に実行してる筈のモノを、赤の他人様がジグジクと掘り返してくれる『嘘臭い大義名分』を振りかざした『親切』である。

時折、何の疑問もなくテレビが取り上げる『家族の素晴らしさ』って奴……その、『ほのぼの家族を運営してる人達』を殊更にフオーカシングして美しいでしょ?素晴らしいでしょ?って演る押し付けがましい独善的観念……。

三組に一組、地域によっては二組に一組が離婚によって『作った家族を分解』してる現実を省みず……『善良な父さん母さん』を押し付けてくる。

『共助』という捉え方が昭和の時代の『旧きよき時代』の……完全正義『家族』をベースにシステムが作られてる時代錯誤と安普請の表層的情愛の論理という嘘臭さである。

その根本には……最終的には『自己責任❗』と突き付ける新自由主義の『冷酷』がある。

『税金を悪辣な人間から守るという独善的正義』が生命維持の為に生活保護を必要とする人間の1割しかカバーせず9割の人を『水際作戦』と称して跳ね返してる。

『戯言』とイコールの『美しい正義』……。

僅か0・5%、千人に五人の割合で存在する『不正受給者』を正義の盾に仕立てあげ、四千人~九千人の困窮者(日本の福祉事務所の貧困者カバー率は10%~20%だから)を『水際作戦』と称して野に追い払ってる現実……ソレを支えてる正義である。

最終的には『生活保護がある❗❗』と言い放った菅氏……。

我が国の『公務』によって行われている
『正義の福祉政策』の欺瞞は……国民の命と引き換えながら、そんな『美しい正義論』が支えているのである。

何時ぞや……福山雅治の『家族になろうよ!』って曲が嘘臭く恥ずかしいと書いたのはそんなニュアンスを感じたからだった……。

『直ぐオイシク』て『凄くオイシイ』、『パッと美しい』モノにはそんな安っぽい『反論を許さない正義』って奴が必ず混入しているものである……。

菅さんを……そんなに責めたらカワイソウ❗❗……疲れてるんだから❗❗彼だって一生懸命演ってるのだから……な~んて『安普請の正義論』が救い難いカオスの世の中に、またぞろ混入して来ないことを僕は……願っている❗
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