米ドル円 8/8 予想レンジ 109.00-109.90
本日は、日中に本邦経済指標が複数控えているが、相場を動かす材料とならないだろう。ただ、昨日のNYダウが200ドル超の下落となったことから、本邦株式市場の動向には注意したいところだ。欧州時間には仏6月財政収支の発表がある。トリシェECB総裁が景気減速を示唆している中、前回よりも赤字幅が拡大することとなれば、ユーロ売りが加速する可能性がある。なお、NY時間は米経済指標も複数発表されるが、大きな材料にはならないかと思われる。この時間に注目を集める指標は加雇用統計になるのではないか。今後の加雇用情勢を推し量る上で重要な指標となるため、結果には注視していただきたい。
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Foreland 市況<夕刊>18：05
米ドル円、予想レンジ109.00-110.90
ユーロ/円、161.90-166.60
豪ドル/円、97.30-98.90
NZドル/円、76.70-78.30
カナダドル/円、101.90-104.00
（8/11）ドル：ユーロ圏やオセアニアなど米国以外の地域での景気減速感が強まるなか、原油相場の軟調推移を好感し前週末の米株式市場が大幅高となったことから、今朝のシドニー市場ではファンド勢によるドルへの資金回帰の動きが先行し、ドル/円は一時1月2日以来7ヶ月ぶりの高値となる110.40円付近へと続伸し窓を開けてのスタートとなった。しかし、110円台では依然として本邦輸出企業のドル売りが厚く頭打ちとなり、ユーロ/円が大幅に下落したことにつられたこともあり、109.65円付近まで反落した。その後、日経平均は懸念材料の第2四半期国内企業決算が一巡したことや前週末の米株高を背景に、一時前週末比300円余りの大幅続伸となったことや、ユーロ/円が投信絡みの買いなどで持ち直したことを受けて110.15円付近へと回復した。グルジアと南オセチア自治州をめぐる地政学的リスクは気がかりとなるものの、株高を通じたリスク許容度の回復や日本の景気後退懸念から、円売り意欲は旺盛なままである。また、ユーロや豪ドルの下落を受けた相対的なドル高基調が続いていることもあり、一進一退を繰り返しながらも徐々に上値を拡大していく展開とみる。
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