夏の終わり、なんてカレンダー上では言うけれど、まだ夏なんて終わりそうになくて太陽がてっぺんにいる時間帯はとても暑い。午後二時はアスファルトがいちばん熱くなる時間帯だと理科の先生が言っていたような気がする、10年以上前の記憶。
何もすることがない日曜日の昼、テレビを見ようにも再放送ばかりで季節外れの桜が咲いていたりする。この時ばかりは何か趣味になるようなことをはじめておけばよかったと後悔する。
冷蔵庫の製氷ルームを覗き込んで、ふとアスファルトの上に置いてみたらどれくらいで溶けるのだろうかと思った、何もすることのなかった4週間前の私。
今日も氷をひとつ手に取って庭まで急ぐ。
アスファルトの上に置く。帽子を被ってくればよかったと後悔しながら氷の溶けていく様を眺めていた。8月10日は2分で溶けた氷、今日は5分だった。
永遠に終わらないんじゃないかと思った夏も終わりに向かう準備を始めていて、秋が近づいてきている。