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阿波ナビによれば
弘法大師開創の地にして、その昔、毒蛇棲み天変異変の災いをなし、人畜に多大の被害を与えていた。
弘法大師、此地開山の為に登られる時これを妨げようとして、満山火の山となしたが、大師は印を結び真言を誦し登り給うと、不思議にも大師の法力により火は順次消え、9合目に至って巌々たる岩窟に至り、毒蛇正体を現したるが、虚空蔵菩薩の加護によって毒蛇を岩窟の間に封じ給い、其の上に三面大黒天並元頭天王を御自ら彫刻安置し給う。
以来諸人安楽を得、焼山寺と称し、山号を摩膚山と称し、摩膚とは梵語で水輪の意で火伏せの山号である。
三面大黒天は、災難除け、福徳神として霊験赫々たり、正中2年、後醍醐天皇の勅願所として実翰を給い、寺法として保存している。奥の院には、蔵王権現神変大菩薩杖立権現を祀る。
とあります。
昔、毒蛇が棲み、天変異変の禍いをおこし空海さんが封印したなんて、なんかちょっと怖いんですけど。あのお寺に辿り着くまでの大きな岩窟に今も毒蛇が封印されているんですかね?なんぼいうてももう弱ってますよね。。。
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そういえばお寺に入るまでにとても大きな岩があって、お不動さんやら菩薩様やら如来様の石像がたってました。13仏というようです。
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何にも分からないから、大きな岩だねぇなんて話しながら雄大な景色を眺めて歩きましたよ。それはそれは綺麗な所でした。
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人間にも神様みたいに魂が美しい人もいるけど、とんでもない悪党もいるわけです。悪党は仮面をかぶっていて、なかなか直ぐには見抜けないけど魂は真っ黒みたいな。詐欺師とか犯罪者とか、悪のエネルギーが強くて信じられないような、とんでもない悪人が人間にもいます。そばに居るだけで悪い氣を感じて、そんな人の近くにいると具合が悪くなりそうです。そんな人からは、直ぐ離れないといけません。
それと同じく、蛇にも龍(竜)にも動物にも神様の眷属になるような美しい動物もいるけど、逆に悪のエネルギーが強い動物もいるんでしょうね。
結局、悪の行き着くところは封印です。人間もそうなんでしょうね。
命が終わって閻魔大王様に身魂をみられた時、封印されないように、生きている時に身魂を磨き続け、人には優しくして、少なくとも気づいた今から死ぬまではずっと善でい続けようと思います。
御本尊 虚空蔵菩薩
本尊真言 うぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか
ご詠歌 後の世を思えば恭敬焼山寺 死出や三途の難所ありとも
こちらでは空海さんが虚空蔵菩薩と三面大黒天に祈願して大蛇を岩に閉じ込めることができたから、そのお礼として虚空蔵菩薩の像を刻んで御本尊としとしたそうです。覗くと三面大黒天様もいらっしゃいました。
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大師堂の隣にある十二社神社には天神七代、地神五代の合わせて12の神さまがお祀りされています。
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天神七代(てんじんしちだい)とは
「神世七代」ともいわれ、日本神話で天地開闢の始めに現れた7代の神々のこと。
また、地神五代(ちじんごだい)とは
天神七代から神武天皇までの間に現れた天照大神、天忍穂耳尊、瓊瓊杵尊、火折尊、鸕鶿草葺不合尊のこと。
この神社は熊野大社の御分霊という伝承もあるようですね。
このお寺には樹齢300年から500年の巨木があり、場所は高い山の上にあり、鐘もあり、見晴らしが美しくてとても癒されるような素晴らしいお寺でした。
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場所からして遍路転がしとかいわれる難所のようです。車なのに辿り着くのが大変といわれるのもわかりました。だからこそ辿り着くと感動もひとしおなんだろうと、そう思いました。
土佐弁で言うと、まあ、ホンマにえいところちや。