母が、確か昔はここの入り口に鳥居があったと言う。少し降りてみると道らしき道がしっかり残っていて、その道は国道と村の両方に繋がっていた。国道からも沢山の人がお詣りに上がって来ていた話としっかり繋がった。
その道は龍馬脱藩の道だという。坂本龍馬もこの神社に寄ってお詣りしたかもしれない。確かに車がなかった時代なら村から国道に出るすごい近道だったと思う。こんな道があるならこの道を綺麗にしたら良かった。道が無くなってしまったと思い込んで自分達で道を新たにつくったことさえ可笑しなことだと思ってしまった。
50年を超える月日がどこに道があるのかさえもわからない感じにしてしまっていた。木を切って草を刈って宮の地を掃除すると昔の参道が出てきたのでこの道も綺麗にして、色々な道から神様の地へお詣りに行けるようにしないといけないと思った。
鳥居の場所はここですよと神様が教えてくれたみたいに山積みの木々を除けると神社の入り口がみつかった事に驚いた。その場所に気付く為に琴さんと誠さんが来る前にお掃除に行ったのだと思った。