何年か前にお詣りさせて頂いた長野県の諏訪大社について書いていこうと思います。
友達の熊さんと八方尾根の美しい写真をみて登りたいと計画した長野旅行でした。それが、私達の旅行では珍しく小雨が降って天気が良くなくて、これで山に登っても霧でみえないねぇとか話しながら車を運転していました。
そしたら、道中の山道で諏訪大社の大きな看板が目に留まり、諏訪大社にお詣りに行こう!と私のアンテナが立って巡礼の旅に急遽変わりました。八方尾根は改めて旅行を計画してその後に行きましたけど、その時の巡礼の旅は最高の旅になりました。私は大社とかいう響きに弱いのです。笑
諏訪大社は国譲りの時に最後まで抵抗し出雲から諏訪へ追われ、この地から出ませんと言ったという建御名方様を御祭神としてお祀りしているようです。そんな流れで長野県にはずっと神様がこの地にいてくださって、神無月がないようで、ご縁あってお詣りさせて頂くことができて有難かったです。
私はというと、何故か毎年、神無月は不思議ともの寂しく感じます。いつも元気なのですが神無月だけは少し元気が無くなります。こうなったら出雲に神様を追っかけて行かなきゃいけませんね。その点諏訪の皆さんは良いですね!
諏訪大社は諏訪湖の周辺に四箇所境内を持つ信濃國一之宮です。
南に上社前宮と上社本宮があり、北に下社春宮と下社秋宮があります。
検索画面より
まずは上社前宮から。
諏訪大明神が最初に居を構えた地であるらしくて、自然の中に溶け込み静寂さと荘厳さを兼ね備えた素晴らしい神社でした。
こちらは、人間でいうと重鎮みたいな感じの古い神様がお祀りされている感じがしました。自然と畏怖の念を感じ深々と頭がさがりました。本当にお詣りできて良かったです、ありがとうございますと手を合わせました。
諏訪大社は四箇所とも四本の御柱があるのですが上社前宮のみ四本触れてまわる事ができるようです。私は本当に触って良いかわからないから触れなかったですけど。
本宮、秋宮、春宮の三箇所では四本中二本は禁足地にたっているようです。
諏訪大社は珍しい独特なお祀りをされており、地域の方が大切に守っているのがわかりました。伊勢と同じで、ボランティアで諏訪大社の説明されているおばさまガイドやおじさまガイドがいらっしゃって、その説明を聴かせてもらうことができました。こちらでは守り続ける大切さを見せてもらいました。
それにしても、諏訪大社の四本柱とか、結界なんでしょうか?神饌としての御供物も鹿頭だったりして、古くからの何かのいわれがあるんでしょうね。
本殿がなく上社では御山を下社秋宮ではイチイの木を下社春宮では杉の木を御神体としており自然を崇敬する古くからの姿がある神社のようです。長い年月、人々の崇敬の地となった場所には凛とした心地よい氣を感じることができます。そしてとても古い神様が鎮座している感じがしてお詣りできて有難いと思いました。
上社前宮、本宮と下社春宮、秋宮の四箇所あったのでそれぞれ書き留めないと自分の中でごちゃごちゃになりますから、それぞれ感じたことも違ったので頭の整理が必要です。
とにかく、上社前宮は静寂、荘厳の言葉が似合う素晴らしい神社でした。