第二回の記事で、添加物の事例や発達障がいの方へのリスクをお話ししました。
♢第二回記事
https://blog.goo.ne.jp/14211107/e/1ff6e9789892e60a4a08ae9b9338bfda
それでも、「そんなに、気にする必要もないだろう」、「ほとんどの食品に含まれているから、今さら言われたところで、、」、「私や子どもには関係ない」
いろいろと思うことがあるかもしれません。
今の世代では大丈夫かもしれません。
子どもの次の世代につなぐ。
このことも踏まえて、今回は添加物について最低限知っておくといい知識を共有していきます。
添加物の知識というと、少し難しく響いてしまうかもしれませんが、できるだけわかりやすくお話していきます。もうすでに知っていることでも、今一度自身の食生活と照らし合わせながら見ていただければと思います。
1.特に微量な添加物
2.遺伝子組み換え食品
3.「無添加」について
4.まとめ
1.特に微量な添加物
使用している添加物は、原材料の後半部分に表記をすることになっています。
みなさんの中にも、着色料や甘味料など気にしながら選ぶ方もいるかもしれません。
ちなみに、私の母は「赤色〇号」や「黄色〇号」があるものは、避けているそうです。
さて、食品に使用されている添加物は、原材料の後半に表記されているもので全てなのでしょうか。
このように伝えているということは、答えは「ノー」ですが、どういうことかをお話していきます。
再び、同じものを例に挙げてお話します。
ここで、原材料として使用されているマーガリンですが、マーガリンの原材料名については、省略してあります。
このように、原材料として使用されている調味料は、その中身の成分を省いてもいいことになっています。
これを、専門用語でキャリーオーバーといいます。実際には原材料名として表示してあるもの以外にも、使用してある材料があるということです。
しかし、とても微量であり、健康への悪影響も心配されないことから、省略してもいいことになっています。
では、実際に「卵サンド」を例に見ていきましょう。
コンビニの「卵サンド」の中に含まれている「たまごサラダ」という原材料があります。たいていは、一番始めに記載してあります。
では、実際にたまごサラダに使用されている原材料を見ていきましょう。
♢たまごサラダ原材料
これだけの量を表記しなくてもいいということです。
さらに、表記しなくてもいいということは、健康に害が出ない限り、どんなものを使用しても隠せるということです。
今後、添加物を気にするようであれば、ここまで気にすることができると、選択するものも変わってくるかと思います。
食品添加物をできるだけ避けるためには、家庭で料理をするのを増やすことや、オーガニックにこだわったお店で食べるのもいいでしょう。
その際、私が発信しているレシピや、飲食店さんのこだわりや想いも参考にしていただければと思います。
Instagramのリンクは、最後に貼り付けてあります。
2.遺伝子組み換え食品
これは、食品が本来持たない性質を、別の遺伝子を注入することで、実現するために開発されたものです。
遺伝子組み換え食品は危ないという認識がある方もいると思います。
ちなみに、遺伝子組み換え食品であることを表示することが義務付けられているのは、9種類の農作物とその加工食品なんです。
これらの食品は、表示義務があるため、遺伝子組み換え食品であるかどうかが伝えられます。
しかし、他の食品は表示しなくてもいいのです。そして、海外では遺伝子組み換えによって、明らかに人の手で操作されたような食品もあります。
♢遺伝子組み換えによって作られた異常な食品たち
この記事にある、キャベツにサソリの毒を入れることで、虫が寄ってこなくなり、農薬を減らすことができるという技術はとても考えられた技術です。
ただ、いくら農薬を減らしたからと言って、サソリの毒を注入したものは安全性が懸念されます。
現在は、市場に流通はしていないそうですが、遺伝子組み換えによりいくらでも人間都合で食品を作り出すことができてしまいます。
そして、これらの食品には遺伝子組み換え表示の義務はありません。
私たちが、知らないうちに口にしている可能性もあります。
また、植物と動物の遺伝子を掛け合わせることは、自然に反しています。
人間都合で遺伝子操作され、本来の姿とは異なるように仕立てられた動物もお気の毒です。
食に困らないのは、ありがたいことですが、動物たちの命を大切にするということも大切ではないでしょうか。
遺伝子組み換え食品が作られる背景には、動物たちの命を犠牲にしている部分もあるのです。
自然と共生することに戻る動きも出てきています。
今一度考えてみるのも遅くないと思います。
これからの、子どもたちへも伝えていきたいですね。
3.「無添加」について
その名の通り、添加物が全く含まれていない食品をさします。
ただ、表示義務がないですが、添加物のようなはたらきをする物質もあります。今回は2つご紹介します。
3.1.たんぱく加水分解物
これは、食肉や魚肉などのたんぱく質をアミノ酸として抽出したものになります。ただ、問題なのは、どの原料が使われているかを記載する義務がないことです。
そして、最近話題になっているたんぱく源として、コオロギ食があります。
昆虫は、たんぱく質が豊富に含まれているため、今後普及する可能性が高いです。
つまり、今後アミノ酸の抽出に昆虫も導入される可能性があるということです。
事実、徳島県の学校給食ではすでにコオロギ食を使ったメニューが提供されています。もう昆虫食導入への動きも出てきているのです。
コオロギ食については、詳しくは触れませんが、以下のサイトをご紹介します。
♢妊婦へのコオロギ食について
http://rapt-plusalpha.com/66117/
3..2.トランス脂肪酸
これは、マーガリンやショートニングに含まれています。
健康への影響から、アメリカでは使用が禁止されています。
ショートニングは、ビスケットやケーキにも含まれています。ちなみに、ショートケーキはショートニングが含まれているケーキという意味です。
日本では、まだ使用が認められているため、避けるのが難しいです。
ただ、最もわかりやすい対策としては、パン食からごはん食に変えることです。
パンの原材料にもマーガリンが含まれています。さらにマーガリンをつければさらに摂取量が増えます。
また、前回お話しした小麦の影響も考えると、食事改善で取り組みやすい方法であると思います。
すでに、ごはん食の方は、一日でもお菓子をやめてみるなど、少しずつ減らしていくことをおすすめします。
一気に減らすと禁断症状がでやすく、逆に摂取量が増える恐れがあるためです。(私の体験談です)
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本は、添加物承認数がトップの国であるため、避けることが難しいです。
しかし、前回も話しましたが、子どもや発達障がいを持っている人にとっては、特にリスクになります。
ですので、ぜひお子さんと一緒に食事改善に取り組んでみてください。できる範囲から始めてみるのをおすすめします。ご自身の体調にも変化が出てくるかもしれません。
そして、次世代にも健康をつなぐため、今の食生活が重要となります。
事が起こってから、後悔する前に、今できることを少しずつやっていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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