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オーガニックブームの落とし穴~「有機」という言葉を鵜呑みにするな~

2023-06-07 21:42:12 | 日記

「オーガニック食品」と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。

 

・安全

・少し高い

・環境、身体にやさしい

・農薬を使っていない

・他の食品に比べ、味がしっかりとしている

・自然由来

 

といった、プラスのイメージがあると思います。

 

食べ物に気を付けている方の中には、オーガニックのものを積極的に摂取しようという意識が高い人もいるのではないでしょうか。

 

オーガニック=有機

 

という意味で、「化学物質が使われていない」食品のことをさします。

 

化学物質は、発達障がいやアレルギーの原因となり、避けていきたいものです。

 

ただし、安易に「オーガニック」という言葉に流されないように気を付けることもあります。

 

実は、オーガニック食も落とし穴があります

 

今回は、より充実したオーガニック食生活を楽しんでいただくため、オーガニックをさらに深掘ってみていきたいと思います。

 

オーガニック野菜に焦点を当ててお話ししていきます。

 

今後、食品を選ぶ際の参考にしていただければと思います。



1.有機野菜とは

 

2.腐ると枯れる

 

3.有機肥料の落とし穴

 

4.まとめ



1.有機野菜とは

 

有機野菜とは、化学物質を使わないで育てられた野菜です。

 

つまり、

 

有機野菜≠農薬を使わない野菜

 

有機農薬を使っている場合もあります。

 

「減農薬」という形で育てられる場合もあります。

 

どのくらい減らしているかは、生産者によって異なりますが、通常の50%

ほどの使用量に抑えられています。

 

ただ、農薬は殺虫剤や除草剤、殺菌剤です。

 

土の微生物を殺したり、畑の生態系を崩すことになり、自然の形から遠ざかる形になります。

 

有機野菜を選ぶ際には、農薬が使われているかもチェックしましょう。

 

プライスカードに記載がしてあるはずです。

 

有機栽培とはいえ、農薬が使ってあるものは、あまりおススメできません。



2.腐ると枯れる

雑草は、抜いてしばらく置いておくと枯れます。

 

対して、野菜を冷蔵庫にずっと置いたままにしておくと、腐ります。

 

これらは、生育環境が異なるために起こります。

 

身の回りにある野菜は、腐る野菜が多いです。

 

では、育て方によってどのくらい差が出るのかを見ていきましょう。

 

比較するのは、自然栽培(農薬、肥料不使用)、有機JAS(農薬不使用、有機肥料を使用)、一般の野菜(農薬も肥料も使用)です。



最も腐敗しているのは、真ん中のきゅうりですが、実はこれは有機JASの野菜です。一般の野菜よりも腐りやすいのです。

 

では、なぜでしょうか。

 

次の章でお話をしていきます。

 

3.有機肥料の落とし穴

 

3.1.肥料の必要性

有機肥料は、化学物質を使用せず、牛糞や鶏糞、腐葉土を原料にして作られたものです。そもそも、なぜ肥料を使用するのか。

それは、土の栄養分を作るためです。そして、より短い期間で大きな作物を多く作るために肥料が作られました。



自然界には、物質の循環によって、土壌の栄養となるものが多く存在します。

ここでの動物は、自然に自生している植物を食べています。

 

よって、フンもすべて自然由来のものが含まれています。

 

また、植物の実も収穫せず、地面に落下して土の栄養分となります。

 

土の中の微生物も活発に働きます。



対して、栽培植物では、落ち葉や枯れ枝は取り除かれたり、ゴミとして処理されます。

 

また、作物も収穫されるため、地面に落ちることがほとんどありません。

 

人の手で管理された環境では、どうしても不足する養分が出てくるのです。

 

それを補っているのが、肥料です。

 

しかも、有機肥料はより自然に近い原料を使用しているため、自然の理にかなっているようにみえます。

 

3.2.有機肥料のカラクリ

~どんな原料が使用されているのかがわからない~

 

牛糞や鶏糞を原料にした肥料の場合は、その家畜が食べている餌まで考慮する必要があります。

 

育てられる過程で、遺伝子組み換えの作物や化学物質を使用した作物を与えられていると、糞にもその成分が出てきます。

 

つまり、見かけ上は化学物質を使用していないものでも、原料までさかのぼると実は化学物質が使用されていることもあるのです。

 

特に海外の肥料は本当にどんな成分なのかがわかりません。

 

そして、残念ながら野菜売り場でもどんな肥料を使用しているかの記載まではありません。

 

食品を選ぶ場合には、ここまで気を配ると、より気を付けて選択できると思います。

 

オーナーさんが、自然栽培の農家さんと手を組んでいたり、オーガニック食の原料までこだわっているスーパーの野菜は、

 

安心して食べられるかと思います。

 

3.3.野菜が肥料の味になってしまう。

 

これは、農薬も肥料も使っていない野菜(自然栽培)を食べ比べないとわかりませんが、肥料を使うことで味が変わります。

 

ニンジンが特にわかりやすいです。

 

生で、そのまま食べると、自然栽培の方が強い甘みを感じられます。

 

肥料によって多少のえぐみが出てきます。

 

しかし、一般の野菜と比べると味はしっかりしています。



興味のある方は試してみてください。

 

そして、その感動を子どもにも伝えてあげていただけたら嬉しいです!



4.まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

オーガニック食は、化学物質を使用していないため、身体にやさしいものですが、

 

深くまで見ていくと、注意する部分もあります。

 

スーパーで購入する際は、

 

ホームページを見たり、自然栽培の野菜も売っているのかを参考にすると

 

いいと思います。

 

こだわっているスーパーは、このように詳しく記載がしてあります。

https://www.yamanobu.co.jp/original/cultivation.html



また、調味料においても、化学調味料を使用しないものをそろえているスーパーもあります。

https://shun-rakuzen.com/standard/

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



インスタグラムにも、こだわった飲食店を載せていますが、スーパーも載せていく予定です。

https://instagram.com/ryu1_miraino_shoku?igshid=YmMyMTA2M2Y=