碧光老師の着想学

着想学:主に着眼点+想定力から取っています
老害発生の原理 を書いています

老害発生の原理 第壱章11話 「何故管理能力がない&or働かない人が出世するのか 1」

2021-04-15 07:07:07 | 哲学・思想

老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》

まぁ此処まで色々書いてきて「何故管理能力がない&or働かない人が出世するのか」の明確な回答(要素)が無い(解らない)なんてことは無いので御安心を

っというか結構多いので(当然ながら複合もあるし)

防ぐ方が本当に大変なので、書いている私がうんざりしています

 

まず今回は

【パターン 壱 大雑把な心理的な要素によるもの】前編

従来の方々の意見とは根本的に違うのは単純な心理学視点を入れて分析していきます

説明を・・・簡単にする為に三人3タイプの新人が居たと仮定します

 

Aさん 能力的に優秀特に出世欲無

(能力で正当に判断されれば上がれると思っている)

Bさん 能力的に普通出世欲は普通

(能力相応で良いと思っている)

Cさん 能力的に低い

(能力が無いって自覚もなく出世意欲だけはある)

 

まぁ極端な例かもしれませんが、まずは3人と同タイプが年数を重ねるにしたがって

(特に組織が大きくなるにしたがってどうなるか)説明していきます

Aタイプの上司の下に同じく同じA・B・Cの3名のタイプの新人が付いたとしましょう

この場合は、新人Aが評価され普通にAが出世するので能力的に高い人が順に出世します

この状態が継続されているならば問題ないです

優秀さが、どう発揮されるかは別としても三人の中では能力通りに配置されるのでC個人の個人的な不満こそあれ組織としては問題なく健全です

この時に年功序列の会社の場合等で上司や管理者が既にCタイプの人の場合が問題となります

Cタイプの人にとっては、年齢で上司としての役職についていてもAタイプの新人がCの役職をいずれ脅かすのではないかという心理が発生します

(自己保身や妬みと言った感情ですね)

こうなるとAを正当に評価する事は私が知る限りでは全く無いです

実績すら平気で捻じ曲げます

ついでに同じタイプのCを評価したりCを次の後任に指名したりするのです

保身の為にこれでもかって位にせこい手を繰り出してきます

後は同様の事を繰り返して世代(時間の経過)を重ねていくと・・・

Aタイプは転職したり、やる気を失って適当に手を抜いたりするって事になっていくのです

結果的に優秀な人材が失われていくのでCタイプ全盛となるのです