映画の感想★ゲド戦記(ネタばれあり)

久々にゆっくりしようと思っていた週末でしたが、そういえば前売り券を買っていたので見に行ってきましたよ～

ゲド戦記

早速感想ですが、まず声優陣はバッチリだと思います
非常に悩み深いアレン役の岡田くんは良かったですね
そのほかもよかったですが、特に『もののけ姫』の時もそうだったのですがクモ役の田中裕子さん、バッチリです
あのハスキーのなかにセクシーさを持ついい声、好きですね～
絵ですが、やっぱり監督が言ってるようにシンプルでわりとグレーが入ったような落ち着いた感じになったと思います
この間ＴＶで『ハウルの動く城』がやってましたが、あれは映画で見たときからなんとなくカラフルやなぁ～と思ってたんですよね
まぁ、でも基礎となってるところは一緒だし好きですよ
特にアレンとテルーが丘から夕日を見ながら話してる場面がすごくきれいだなぁ～と思いました
アニメとは思えないような、きれいな夕日でしたね
あと、気になったのがアレンやクモがちょっとおかしくなった時の怖い表情の絵ですがあんなんでしたっけ??
なんかアレンがテルーを助ける時の「命なんかいらない」とか言った時、妙にシワがはっきり出ていて目とかがすごく怖かった…
クモがおばあさん(？)に変わったときの顔というか姿も怖かったなぁ～
あれは吾郎監督の狙いでしょうか?
肝心の話ですが、やっぱりねぇ

むずい…


魔法を人間界の均衡を保つ為に出来るだけ使わない大賢人ゲドは素晴らしい
人間が田畑を捨て、働く事をやめ、人を物のように売買している世界で、命の大切さを伝えていくことが大事だという事を教えてくれた事も素晴らしい
素敵な映画だったんですが、やっぱり難しいですねぇ
なんでアレンがお父さんを殺しちゃったのか…
テルーは龍だったのか…
はじめの場面で出た龍の共食い場面はなんだったのか…
テナーはどういうところでハイタカに助けられたのか…
とても見たあとに謎や疑問や詳しく知りたいことがたくさん出てくる映画でした
ちょっと思ったのが、最後にテルーが龍になってアレンがテルーの本当の名前(忘れてしまった…)を叫んで助けられるところが、『ラピュタ』を思い出しました
火に囲まれた城に残されたシータが、飛行機のようなものに乗って逆さにぶら下がったパズーに助けられるところに似てるなぁ～と思って
似てないって??(笑)


まぁとにかく、私は好きですね
たぶん主人公がかっこよくて(本当は弱くてかっこよくはないんだけど)好きだからだと思います(笑)