a BEAUTIFUL REEL

大好きなB'zを中心に、好きな事を好きなだけ書いていま~す☆

映画の感想★俺は、君のためにこそ死ににいく

2007-06-02 20:06:26 | 映画
『きみ』って打ったら『黄身』と間違えて変換してしまいました
さてと、早速行っていましたよ~
この時期ならもうすいているだろうと思い開演時間ぎりぎりに行ったのですが、座席数はかなり空いていました
とりあえず、思ったのが

年齢層高っ

もう、8~9割くらいが中年層以上の夫婦でした(笑)
私の左のおじさんは2時間同じ姿勢がきついのかよく動くし、右のおばさんははじまって20分もしない時から泣きっぱなしでした

それはともかく、内容はというと思ったよりも悲しいだけの映画ではなかったです。
だからといって決して戦争を美化しているとかではなくて、トメさんと特攻隊のその後までやってくれているので全員死んで悲しいというような事もなく、後味も悪くはなかったですね。
総監督の石原都知事が言っているような”美しい日本人の姿”のとらえ方が変わったような気がします。
若い19才かそこらの青年たちが自ら志願して特攻隊になる人もいればそうじゃない人もいる。
出撃の前日に大事な人にあったり、家族に手紙を託したりする。

”愛しい人の為に最後の時を精一杯過ごす”

それは現代では考えられない状況ですよね。
もちろん上の位の人もそうであり、偉い人(大尉とかそのへんの人)のセリフで「彼らに勇気を与え、夢を持たせて、出撃させるのが私たちの仕事だ。」みたいな事を言ってましたが、そんな無茶なと思ったりしました。
本当に胸が痛くなる場面も多かったです。
そんな中で、トメさんやその家族は何人もの若者をやさしく送っていったんだなぁと思いました。
本当に悲しくて大変だったでしょう…。
また、その中で何度か出てきた「靖国神社で会おう」という出撃を前に特攻隊たちが言っていたセリフ。
恥ずかしながら私自身それほど靖国神社に詳しくなかったのですが、これを見て日本人が靖国神社を参拝して何が悪いんだろうと改めて感じました。
もちろん戦犯と呼ばれる人も眠っているのだろうけど、それを崇めるというんじゃなくて、こういう過去を忘れないためにも必要だと思います。

俳優陣は特に好きとか嫌いな有名人が主演というわけでもなかったので、その辺は気にせず見ることができました
石原軍団の徳重くんもハキハキしゃべっていたし、カワイさん(役名しかわからん…)は本当に優しい雰囲気が出ていてよかったです
筒井道隆は最後の死に方が無残すぎだったのが印象的
あと、久々に見た窪塚洋介は役柄に合っていてやはり上手いなぁと感じましたね


そして、映画の最初(曲のみ)と最後にB'zです
映画にめっちゃ合っていて最後まで聞きほれてしまいました
お2人が自ら知覧に行って作ったので、本当にこの映画のコンセプトに合っていてまたしばらくエンドレスで聞いてしまいそうです
思った以上に面白かった映画でした