ホイッスルバード あいざわぶん

青島の旅 パート1

午前5時40分にJR松山駅に到着。
宇和島行6時04分発の電車を撮影(写真1)。
この電車は寒いのに暖房が無いのだ。
JR四国、サービス悪過ぎるんじゃないの!
片道740円也。

昨夜は2時間半しか寝てないので、寒いが寝て
しまった。
起きたのは6時50分頃で、海の遠くに目的の
青島が見える(写真2)。
ここで思ったのだが、撮影した色彩と実際の色は
全然違う。
カメラレンズは人間の目に映る色を再現出来ない
のだということを改めて実感する。
雲を照らす色は撮影したい程美しいのに、それを
見せられないのだから残念だ。

7時17分に伊予長浜駅に到着。
連絡船「あおしま」に乗れる船着場までは歩いて
3分も掛からないので、13分後の船の出発にも
焦ることはない。
電車から私の他に20代の男女が1名ずつ降りた。
彼らも青島に行くに違いない。

船着場にぷらぷら歩いていくと、乗船を促された。
座る席が無くなるぞ、ということらしい。
船の撮影は乗船を催促されたので、青島に着いて
からしよう思い、そこでは断念した。

どう見ても青島の住人としか思えぬバアチャン2人
から「隣りに座れ」と勧められたので座敷風4人掛の
場所に胡坐する。
「新聞を読め」とも言われたが、どれだけ揺れるのか
判らないので遠慮した。

船員複数名が乗船客の数を慌しく何度も数えている。
午後の便で乗せられる人数を計算するためだ。
定員を守ろうとする意識の高さが窺えて頼もしい。

船は小さいが、波が穏かなので揺れなかった。
青島まで40分で着くが、オババ2人と色々な話
をした。
島には店がないから船が着けば食料品の買い物が
出来るのだろうと想っていたのだが、長浜まで
個人的に買いに行かねばならないのだと言う。
彼女ら2人が何故朝の船に乗っていたのかという
理由がこれで解けた。
前日の船が欠航してしまい、帰るに帰れなくなり
宿に泊ったのだと言う。
一日に2便の船があるのに、なんと不便なことか。

昔は600人も住んでいた青島に、現在は15人
しか住人が居ない。
離島した人が置いていった猫が増えに増え、優に
100匹を超えているのが青島なのだ。
船室の入り口には写真3のようなシールが貼って
ある。

私が一か月以上も波の静かな日を待って青島に来た
理由は、そう、島猫に会う為である。
青島は猫の楽園なのだ。

定員45人の船は39名を乗せ、静かに青島の港に
滑り込んだ。

・・・続く・・・





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