先ずは別府駅前にで~んと構える油屋熊八翁の
銅像(写真1)を撮影した。
熊さんは愛媛は宇和島出身で、日本全国に別府
温泉の名を知らしめた偉人である。
名前は知っていたが、こんな銅像あったっけ?
かつて当地を訪れた時は電車で来たのであり、
こんなに目立つ銅像があったならば、その時に
気付いている筈だ。
2007年に建てられたと書いてあり、納得。
私が訪れたのは30年以上も昔のことである。
マントにぶら下がっているのは子鬼だそうな。
それにしても、翁の顔に、見覚えがある。
なんか山形のT・O氏に似ているな~!
だがT・O氏は表と裏の顔が違うので、真面目
な翁と同格に扱うのは翁に失礼である。
単に似ているだけ、としておこう。
さて、別府市はそこらじゅうが温泉だらけだ。
市が経営する温泉は100円で入れるが、別府
も財政が大変らしく、設備が酷い。
宿泊先から歩いて約3分の不老温泉は上がり湯
すらない始末で、本当に酷すぎた。
では、もう一箇所はどこの温泉に入ろうか。
考えた末に鉄輪(かんなわ)温泉にした。
鉄輪地区には数十件もの温泉所があるようだ。
そこかしこから湯気が上がり、温泉気分も一段
と高まってくる(写真2)。
原付バイクで見て回り、「むし湯」と書いてある
温泉に入ることにした(写真3)。
恐らく一番高いのだろうが、日本版サウナに興味
があったのだ。
受付で入浴料500円とガウン代210円を払う。
想ったよりも安い。
ガウンを身に着ける前に、風呂場で身体を流す。
今から入る「蒸し湯所」(写真4)の前に行くと、
おばさんから簡単な説明を受ける。
血圧を訊かれたから高血圧だと言うと「じゃあ6分」
と言われる。中で死なれたら大変だからだろう。
ほぼ真っ暗なので「前が見えない」と言うと、手を
取って中に案内された。
床にポコッと出ている石の上にタオルを敷いて枕に
せよと言われる。
前方に脚を伸ばして上を向いて寝ろ、と言われる。
床には薬草が敷かれているので、熱がらずに支持通り
に出来た。
ところが、ガウンの裾が乱れて、ポコチンがはみ出て
いるのを、その時は分らなかった。
「6分したらまた見に来るよ」とおばさんが出た後で、
何気なく下半身に手をやったらポコチンがコンニチハ
をしていた。
「6分したら股見に来るよ」なのか、と笑えてきた。
薄暗い灯りが天井に4か所あるが、やはり暗い。
鼻に当てたいタオルは枕にしているので呼吸がきつい。
だが、75度前後の温度なのだからサウナよりも温度は
低い筈なのだ。
口に手を当てて少しでも呼吸を楽にしていると、外から
タイマーの音が聞こえてきた。
「6分したら股見に来るよ」のオバサンが来て、「大丈夫
ですか。じゃあ、2分後にまた見に来るよ」と言った。
びっしょり汗をかいた後は、温泉にゆっくり入った。
眼鏡をかけてオバサンを見たら60代のようである。
なので、随分と損をしたような気分になった。
外に出て、無料の足湯(蒸し湯)を使っている少年を
撮影した(写真5)。もちろん許可を得てである。
すると絶世の西洋美女が私の隣に来て、興味深そうに
見学を始めた。
写真を・・・と思ったが、無理。撮れない!
では、せめて匂いを・・・と思ったが、無臭!
この美女に「また見に来るよ」と言われたい!
57歳を目前にして、駄目な私である。
次回は、今回の旅のメイン「杵築市観光」の巻を・・・。
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