もすこしあとちょっとぉ

2017-02-21 | 通院
朝八時二十七分に滑り込み、受付に診察券。

慣れ切った一連の動作  “ 今月は薬だけ ”   ( 診察めんどいのでさっさと薬下さいの意 )

“ おかわりありませんねぇ ”

“ 順調です ”    ( 順調に高血圧だが薬が効いてて大丈夫の意 )

ミカムロAP 30錠 三十日分

八時三十三分には任務完了、ネタは無事に手に入れた。

会計をすませて足早に扉をひらくと、春の匂いと北の風。

昨日からの強風で街はすこし騒がしい。

まだ低い日差しに晒されて、工事の終わった現場作業 足場解体中の若者が目をほそめる。

なんとか また30日 生き延びれそうだ、また来月っと心の中でそっと つぶやく。

足早に出社、いそいで給湯室へ。

なんとか間に合った、血管はすでに限界 血液の圧力はさらに上昇しようと激しく心臓を脈打たせる。

急いで親指で あたらしい タブレットを一錠弾き出し 蛇口から直接 水道水で流し込む。

まったく 厄介な宿命を背負いこんじまったもんだ。

・・・ 胃から薬剤が体に吸収されるイメージを思い描くとなぜが静かに血圧が下がり始める。



あぁ 高血圧のブルーズ

呑み過ぎ 塩分 注意してぇ

あぁ 高血圧のブルーズ

生きているのは 身体にわるいぜ

あぁ 嚏がとまらない

花粉症のラプソディ


















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