今朝の富士そば、食券番号 【A-4】朝食セット。
カウンターに食券セット、コールは温で。
“ 2分お待ちください ” リーダー店長。
残り30秒、カウントダウン読み上げるタイムキーパー 昔女子。
“ どんぶり足りない、洗い場急げぇ ”
飛び交う 怒号が 厨房を戦場にかえる
さしずめ此処は補給ピット、さしづめ 俺たち モンスターマシーン。
1秒争い、レースに戻る。
“ 秒単位じゃ遅すぎる、1秒を切り刻んだ1個を奪いあってんだ!!! ”
2分 きっかり コールが入る
【A-4】朝食セット おったっせぇ~ いったしぇっっっつたあぁ~
すぐさま ピックアップ
トレー 右上部に ウォーターサーバー お冷をセット
刺激が足りない まず 七味を蕎麦6時の位置に 小さじ一杯 小山を作り
そこを 崩して いっきに頬張る
三角喰い などできゃしない
そんなに 器用に いきちゃいない
いっきに蕎麦を書き込んで、左上 ラスボス いよいよ 玉子丼。
四分の一 十時に切って 3時~6時を いっきに掻き込み
蕎麦のお汁で 流し込む
今日の おいらは エースの四番
順位を 落とすわけにはいかぬ
わかめうどん が “ ごっさん ” 一言 ピットアウト コースイン
カレーカツどん 富士そば名物 ケップ ひとつ ピットアウト コースイン
お得 朝そば320円 ふらつく手元 返却口で ドンガラガッシャン ひっくり返して大騒ぎ
きのうの酒でも 残ってんのか? 飛び散った 汁に蕎麦
混乱が なお 緊張感に拍車をかける
「“事故”る奴は…“不運” (ハードラック)と“踊”(ダンス)っちまったんだよ…」
こっちも のんびり してられない
次の つぎには 飛び出なきゃ
最後の一口 掻き込んで
口中ぜんぶを 洗い流す
口いっぱいに 水ふくみ ぐちゅぐちゅ ごっくん
“ ごっそぉ さん ”
もちろん 味など わかりゃしない
目指すは あしたの ポールポジション