月曜日は休肝日 肝腎要 労わる日
しらふの眠りは遠浅で そとの雨は五月蠅くて
しとしと しとしと ぴっちゃんっと
すすり泣くように 喧しい
こうなりゃおとなしく寝てやるもんか、五十になって駄々っ子気取り。
体重計測 血圧測定 素面の朝は 下 高め
ミカルディスを一錠はじき 白湯と一緒に呑み下す
息吐くように ザァッ っと降り
息吸うように ふっ っとやむ
深呼吸のような雨の中 タイミングはかって飛び出すように家をでる
季節は七十二候 “蓮始開”
『朝風にぱくりぱくりと蓮開く』
六時過ぎに到着 極楽浄土 天上界 きっとこんな景色でしょう。
見頃の蓮 開き始めた花 ぱくり ぱくり 音は無し
ぼーっと 眺める早朝六時
酔っ払いが さわいでる
ホストにキャバクラおねぇさん 引っ付きあって タクシーの中転がり込んだ
切れ目 境目 あの世っとこの世
生死流転 サンサーラ
明けて帰る 夜の人
起きて出社 昼の人
どっちも 置場のない人
みんなで 蓮を眺めてる
ぱくり ぱくり きいている
さてそろそろ時間切れ
アクセル踏んで 人間道
五戒 まみれて 金稼ぐ
ざくり ざくり っと稼がなきゃ、釜の蓋があきゃしない。
タイムカード がちゃりっと押して 現実世界の幕 あがる
雨はちっともやまないし 局所的な大雨警報
第二波くるのか? 最中か? クラスター?
現実逃避の隙間さがして 幕が下がるの待っている
残るはあと・・・ 八時間