聴く事の難しさと楽しさ、深さを改めて教えられた気がします。
著者は言います。「会話は相手と作っていくもの」そうなんですよね。一方的には進まない。同じ速さでのキャッチボールでありながら、時に変化球も必要。あ、うんの呼吸での会話は時間を忘れ楽しいけれど、上手く乗れずちぐはぐになる時もあります。ライブですものね。
相槌を打ちながら、時々相手の言葉を繰り返し、話の道筋を明確にする。それはなかなかの技術ですが、著者の言う通り相手を好きになる、関心を持つ事で関係性を築く事ができます。
質問が呼び水となり、さらに深い話ができたり間口を広げるきっかけとなる。
混沌とした気持ちの糸をほぐすヒントともなりえます。
読み終えて納得!カウンセリングをする上でも、日常生活を送る上でもためになる一冊でした。