合言葉はヒュッゲ

映画 糸

こないだ地上波で放送してたね。映画館で観た時とはまた違った印象だった。

公開後、主演の2人菅田将暉と小松菜奈が結婚した事も関係するのかな。お似合いだよね。

歌姫、中島みゆきのロングヒット曲♪糸のために作られたというこの映画。一つの歌が映画の物語になるというのはすごい。

1998年に発売された♪糸。♪命の別名とのカップリングで、♪命の別名は、ドラマ「聖者の行進」のテーマ曲だった。

ドラマは障害者虐待をテーマにした社会派問題作。障害者虐待防止法なんて出ていたって、障害者への虐待は現在でも氷山の一角。表向きには手厚い障害福祉サービスの充実も、貧困ビジネスの温床となりつつある現実は否めない。

おっと、話が逸れてしまいましたが、映画糸は、一度は切れたはずの2人の糸が令和に変わると同時にまた結ばれるというラブストーリー。運命の赤い糸ってほんとにあるんだろうね、ごく稀だとしても。

幼馴染だった2人が紆余曲折後、互いに別のパートナーを選びながらも、生き別れや死に別れで引き裂かれ運命を翻弄される。

涙のシーンが多く、小松菜奈も榮倉奈々も美しい涙をはらはら流す。  
ガン闘病中、榮倉奈々のやつれた土気色の顔、目に涙を溜めながら夫役の菅田将暉を励ます姿熱演だった。

小松菜奈なんて、カツ丼やこども食堂のおばあちゃん特製の定食を食べながら大泣きするんだけど、口に物入れて泣いてもきれいなんだ。

ダブルナナちゃん達、どこまで女優魂すごいのか。さすがです。

よく出来た作品だね。




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