道草に
惹かれてしばし
草の夢
魏の使者影ろう
末盧路深し
(真鹿子)
今から、2000年前ぐらいになるのでしょうか。
こちらの松浦半島を目指して、船底一枚下は地獄の舟を漕ぎ、恐怖の荒波にもまれながら、海を渡ってこられた、魏国の使者の方々に敬意を表します。
板子一枚下は地獄!!
一寸先は闇!!
一寸先は闇と言いましても、
闇と光は表裏一体!!
闇なくして光はなく、
光なくして闇はなく、
一寸先は闇であるとともに、
一寸先は光でもあるのですから
たとえ、闇のただなかでありましても、必ずや光が芽生え、泥の中で花を咲かせる蓮のように育って行きますと、真の光、光明の花が咲くと、わたくしは強く、信じているのであります。
とは申しましても、
魏国の使者の方々は、
未知なる大海原の、
一瞬一瞬の恐怖を打ち砕き、
決死の思い、無我夢中で、
茫茫たる海を渡ってこられたのだと思います。
魏志倭人伝には、
また海を渡って千余里で末盧国に至る。
人家四千戸余りあり、海山に沿って住んでいる。
草木が茂って道を行くとき、前の人が見えないくらいだ。
人々は魚やあわびを取るのが上手で、浅いところも深いところもかまわず潜って取っている。
との記述があるそうです。
今、道草をしながら、
道草の写真を撮らせて
頂いている、この地は!!
末盧国!!なんですよねぇ~~
すごい!!
このあたりが、
末盧国の原野!!
前の人が見えないくらい、
草木が青々と生い茂っていたんだぁ~ぉぉぉ~~
この写真に写っている
道草さんたちの青々ご先祖様は
魏国の使者の方々の
頬っぺたやおでこ、
手や足に
さやさや、ぱさぱさ、
触れていたかも
知れませんね。